iPadでテザリング&カメラコントロール!Manfrotto 「DIGITAL DIRECTOR」発売!

Digital Director

この度、三脚やスタジオ機材で有名なManfrottoから、AppleのiPadを接続してテザリング撮影が行えるアクセサリー「DIGITAL DIRECTOR」が発売されました。

ただの外部モニターじゃないの?と思ったそこのあなたDIGITAL DIRECTORは単なるライブビューの表示用ではありません。



■DIGITAL DIRECTORとは?


digitaldirector

DIGITAL DIRECTORは、USBケーブルで接続したiPadをアプリを通じて、カメラのセッティングから写真のシェアまで、写真や動画のワークフローを直感的に管理できる、アップル社認定のインターフェースです。

USBケーブルをカメラに繋ぎアプリを立ち上げるだけで、対象のCanonやNikonの一眼レフを、露出、ISO、シャッタースピードなどの諸設定をケーブルを介したiPadでコントロールすることが出来ます。

従来ですとPCを接続し、CanonならEOS Utility、NikonならCamera Control Pro 2のソフトウェアで制御するのが一般的でした。

■HDMI出力ではなくDIGITAL DIRECTORを使うわけ


なぜHDMI接続ではダメなの?Wi-Fiではダメなの?という意見があるかと思います。

HDMI接続→表示レイテンシーが小さい(表示ラグが少ない)ことがメリットですが、操作信号が送れないため、表示は出来てもモニター側からのリモート操作が出来ないことがデメリット。
Wi-Fi接続→無線でケーブルレスでテザリングを行えることがメリットですが、転送速度や接続安定性が良くないことがデメリット。
USBで接続→転送速度も早く表示側でもカメラをコントロール出来るのですが、Camera Control ProやEOS UtilityはPC用外部モニターとして使うだけならともかく、確実に早く画像の転送や操作をiPadで行いたいという方にはDIGITAL DIRECTORのメリットがあります。

USBケーブルは10mタイプまで(付属のケーブルは1mタイプ)使用可能。離れた場所からのリモート撮影の際には、iPad上のアプリでライブビューによるチェックと設定の修正を行えます。

さらにスクリーン上をタッチしてピント位置を的確に決められる直観的なフォーカス設定、ダイナミックヒストグラムとオーディオレベルディスプレイの設定も可能。

デジタルズームは選択したフォーカスポイントを拡大して、精確なフォーカスを確認することが出来るため、iPadの操作性、高精細なモニター、携帯性を生かして本格的なテザリング撮影が出来ることが魅力です。

■テザリング撮影新時代


価格は結構お高いですが、テザリング撮影をお考えの方は検討されてみてはいかがでしょう?

画像:Manfrotto

Reported by 正隆