カメラマンのためのモニター選び。ディスプレイを制すものは写真を制す!

CG248-4K

写真愛好家にとってのモニター(ディスプレイ)選びは非常に大切で、モニターがダメだとレタッチも印刷も上手くいきません。

キャリブレーションのようなカラーマネージメントも大切ですが、作業性という意味でも長時間モニターとにらめっこするわけですから、小さすぎるモニターや疲れるモニター、正確でないモニターは作業効率を大きく損ないます。

そこで、今日はモニター選びの話です。これであなたのフォトライフが快適になること間違いなし!



■モニターの選びの基本、良いモニターとはなにか?


写真愛好家にとって良いモニターの条件はさまざまあります。

1.見やすいこと
2.長時間の見続けても疲れないこと
3.レタッチの作業性が良いこと
4.色ムラや輝度ムラがないこと
5.カラーキャリブレーションがし易いこと
6.色域が広く忠実な色再現や階調が表現出来ること
7.コントラスト比が高く黒の締まりがあること

などが挙げられます。そこでこれらを実際のモニターでの機能として言い換えると、

1.視野角の広さや角度調整幅の広さ
2.低反射ノングレアパネル
3.高解像度による広い表示領域
4.輝度・色度のない均一なパネルの採用
5.自動キャリブレーション機能
6.高いAdobe RGBカバー率
7.高コントラスト比

という事になります。これでモニターのスペックを見るときにどこを気にすれば写真鑑賞や編集に向いているモニターと言えるか?というのが判別できると思います。

もちろんPCモニターは画像編集にだけ使うわけではありませんから、全てをカバーしている必要はありません。実際私が使っているMacもグレアパネルですし、遮光フードも付けていません。

全部が全部条件を満たしている必要はないですが、ある程度近いものをお選び頂ければと思います。

 

■EIZO ColorEdgeの魅力


おおよそ画像編集用モニターに求められるあらゆる要素を満たしていて、プロカメラマン・レタッチャーに非常に評価が高いのがEIZO ColorEdgeシリーズです。

長らくこの業界で鉄板のモニターとして君臨し、また鍛え上げられてきた定番モニターですが、ここではその魅力をご紹介します。

1.フルHDの4倍を超える高解像度

96ppi_185ppi

CG318-4KとCG248-4KはDCI規格で定められている4K(4096×2160) 解像度をそのまま表示できます。その圧倒的な高解像度は高画素機にも有効。拡大・縮小の手間を軽減でき、表示情報量が上がることで、サムネイルなどの一覧性も上がります。

2.Adobe RGBカバー率99%の広色域

colormode_CG318-4K

Adobe RGBを99%カバー。一般的なモニターでは再現しきれない鮮やかな青空や新緑の緑色を忠実に再現できます。制作段階から仕上がりの色味をモニター上で確認できます。

3.キャリブレーションセンサーを内蔵

モニターの表示は使い続けるうちに変化するため、再調整が必要ですが、CG318-4K、CG248-4K、CG277は内蔵のセンサーが自動で定期的に再調整。いつでも手間なく正しい色を再現します。

4.高コントラスト比を実現、深い「黒」を再現

comparison

DCI規格に準拠した高コントラスト比を実現。またバックライトを常に点滅して画像表示する液晶モニターでは難しい、黒のディテールの再現力に優れています。白浮きを抑えた引き締まった黒色表示は暗所での使用に有効です。

5.視野角を変えても色変化が起こりにくいIPSパネル

大画面では見る角度や位置による白浮きや色変化が特に気になります。ColorEdgeシリーズは IPSパネルの採用で、複数人での映像確認でも同じ色イメージを共有できます。

6.表示安定までわずか3分

一般的なモニターは電源を入れてから表示が安定するまでに30~60分ほど時間がかかります。ColorEdgeはこの立ち上がりの輝度、色度、階調特性がすばやく安定するように開発しており、CG318-4K、CG248-4Kでは、従来機種の7分をさらに短縮、約3分で表示が安定します。移動の多い撮影スタジオなどでもすぐに作業を始められます。

7.滑らかな階調表現

工場で1台ごとにRGB各色全階調を調整しているため、モニターごとにばらつきのない、極めて滑らかな階調を表現できます。

8.画面の隅々まで均一に表示

CG318-4K_DUE

液晶パネルは画面の部分ごとに輝度や色度のムラが現れることが避けられず、正しい色表現が妨げられることがあります。

ColorEdgeシリーズは独自のデジタルユニフォミティ補正回路を搭載。 輝度と色度が均一になるように画面全体、全階調で補正を行い、画面の表示均一性を保ちます。

また周囲の温度変化、色温度や輝度の変更に対しても、安定して画面の表示均一性を保つように設計されており、さまざまな環境で安心して正しい表示で作業できます。

9.フリッカーフリーで目が疲れにくい

画面のちらつきが起こりにくい調光方式を採用。 人の目で感知できないレベルのちらつきまで抑制することで、気が付かないうちに発生していた疲れ目の緩和効果も期待できます。

 

■EIZO ColorEdgeシリーズ比較表


長い間画像編集用モニターの定番として鍛え上げられてきたEIZO ColorEdgeシリーズは、多くの写真ファンにとって魅力溢れる製品になっています。

今日は画像編集用モニターの最高峰、EIZOのColorEdgeシリーズの機種比較表を作ってみました。新しいモニター欲しかったという写真愛好家の皆さま、この機会にぜひ最高のモニター環境を整えてみてはいかがでしょうか?

機種 CG318-4K CG248-4K CG277 CG247 CX271 CX241 CS270 CS240 CS230
パネル IPS IPS IPS IPS IPS IPS IPS IPS IPS
種類 ノングレア ノングレア ノングレア ノングレア ノングレア ノングレア ノングレア ノングレア ノングレア
ライト 広色域LED 広色域LED 広色域LED 広色域LED 広色域LED 広色域LED 広色域LED 広色域LED LED
サイズ 31.1型 23.8型 27.0型 24.1型 27.0型 24.1型 27.0型 24.1型 23.0型
解像度 4096×
2160
3840×
2160
2560×
1440
1920×
1200
2560×
1440
1920×
1200
2560×
1440
1920×
1200
1920×
1080
画素密度 149ppi 185ppi 109ppi 94ppi 109ppi 94ppi 109ppi 94ppi 96ppi
階調 1024階調 1024階調 1024階調 1024階調 1024階調 1024階調 1024階調 1024階調 1024階調
視野角 178° /178° 178° /178° 178° /178° 178° /178° 178° /178° 178° /178° 178° /178° 178° /178° 178° /178°
輝度 350 cd/m2 350 cd/m2 300 cd/m2 350 cd/m2 300 cd/m2 350 cd/m2 300 cd/m2 350 cd/m2 300 cd/m2
コントラスト比 1500:1 1000:1 1000:1 1000:1 1000:1 1000:1 1000:1 1000:1 1000:1
応答速度 9ms 14ms 6ms 7.7ms 6ms 7.7ms 15ms 7.7ms 10.5ms
Adobe RGB 99% 99% 99% 99% 99% 99% 99% 99% 97%
DisplayPort x2 x1 x1 x1 x1 x1 x1 x1 x1
HDMI x2 x2 x1 x1 x1 x1 x1 x1 x1
USBハブ x3 x3 x2 x2 x2 x2 x2 x2 x2
標準消費電力 54W 53W 43W 32W 43W 31W 34W 27W 21W
キャリブレーション
外形寸法 735×
434×
245mm
553×
394×
245mm
646×
425×
281mm
575×
417×
245mm
646×
425×
281mm
575×
417×
245mm
646×
413×
245mm
575×
423×
245mm
544×
372×
245mm
質量 約11.3kg 約8.5kg 約12.7kg 約9.1kg 約12.7kg 約9.0kg 約10.6kg 約8.7kg 約7.5kg
チルト角 上35°下5° 上35°下5° 上25° 上30° 上25° 上30° 上35°下5° 上35°下5° 上30°
スイーベル 344° 344° 344° 344° 344° 344° 344° 344° 344°
昇降 149mm 150mm 151.5mm 128mm 151.5mm 128mm 148mm 130mm 154mm

 

■作業機材から鑑賞媒体に


モニターの質が年々向上しており、昨年のCP+のSONYブースでは、4Kモニターを使った写真の展示を行っていました。非常に高精細かつバックライトのある液晶モニターでは、かつてのポジフィルムをライトテーブルの上で観賞するような美しさがありました。

またEIZOのColorEdgeシリーズの4Kモデルの展示では、ピクセルがTV用4Kモニターより小さくノングレアであることも相まって、もはや紙がそこにあるかのような錯覚さえ覚えました。

モニターが画像を忠実に再現してくれること、それは画像編集にとって大きなアドバンテージです。

それに加えて高品質なモニターは作業性に優れる表示機器というだけではなく、それ自体が十分に写真の観賞に耐える媒体となりました。この機会にぜひ良いモニターを導入してみてはいかがでしょうか?

 

画像:EIZO

Reported by 山﨑将方