カメラバッグの中身紹介。プロカメラマンは何を持ち歩く?

SHOOTOUT

今日はプロカメラマンがカメラバッグに撮影機材として何を入れているのかをご紹介します。参考になればぜひ。



■カメラバッグ


バッグに関しては、

以上の3つの場合があります。

ローラーバッグに関して、はあまり一般的ではないと思いますので、今回はショルダーバッグとバックパックの中身についてご紹介します。

ショルダーバッグはARTISAN&ARTISTのDCAM-7000です。昔買ったので正確には旧タイプです。丈夫でヘタらず質感高いです。中のクッション材が厚いので型崩れしにくいのと、ポケットが大きいのでストロボなども入れやすいです。

ちょっと直して欲しいなと思う点はフラップをめくらなくてもカメラだけ取り出せるように上にも開口部が欲しいということと、もう少し軽量化して欲しいなと思いますが、このへんは質感や丈夫さとのトレードオフなので仕方ないのかも知れません。マジックテープはベリベリうるさいだけなので切り取って使っています。

プロカメラマンだとARTISAN&ARTISTはたまに見かけますが少数派で、一番見るのがダントツでLowepro、その次がDomkeのような気がします。カメラマンは基本的に実用性重視で、丈夫で使いやすくて沢山入ればいいという感覚ですから、オシャレバッグは男女問わずカメラマンに好まれないのでしょう。

実はDomkeは特別丈夫というわけでもないのですが、軽くて機材を放り込みやすい適度なルーズさがあるので使っている人は結構います。ポケットが大きくていいですね。F-2のブラックをよく見かけます。

DCAM-7000
DCAM-7000 2

バックパックはTENBA SHOOTOUT 24Lです。 本当は30L前後のものの方が良いのでしょうが、体力的に虚弱な私は30Lに目一杯詰めてしまうとそれだけで体力を奪われてしまうので24Lです。

しっかりした作りと適度な軽さが魅力です。ノートPCもいれられますので、Macbook Proの15インチを入れたりします。一番のお気に入りポイントはジッパーが非常に滑らかでカーブの部分で引っかからない点です。

開け閉めする度にひっかるとストレスですからね。またストラッブもショルダースタビライザーまでついていてしっかりと体にフィットして機材の重量を感じさせにくいのもとても良いです。

バックパックも他のカメラマンさんは大きめのLoweproを使う方をよく見かけます。皆さん体力ありますね。私はないです。

SHOOTOUT SHOOTOUT SHOOTOUT

 

■カメラボディ


Amazing Graphでは現在D810を使用しています。使いやすいです。これは皆さんの気に入ったお持ちのカメラがあると思いますから、そちらをお使い頂ければと思います。カメラの高さでバッグの幅が決まっていくように思います。

D810 24-120mm

 

■レンズ


レンズは2本入れる場合は、標準ズームレンズ+中望遠単焦点レンズの2本か、標準ズームレンズ+広角ズームレンズの2本を入れています。1本の場合は標準ズームレンズのみ場合もあります。これも撮影次第で違うわけですから、皆さんのカメラと撮影に適したレンズをお使い頂ければ良いでしょう。

カメラは仕事ではサブ機と2台体制ですからレンズ2本を持っていく時は各1本ずつレンズを付けるわけですが、3本以上持っていっても結局全部は使う暇がないことが多いので2本までにしています。そもそも撮影は事前に被写体がわかっているので1〜2本で十分というのもあります。

AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G

 

■レンズ保護フィルター


レンズには全て保護フィルターを使用しています。全ての人に保護フィルターを使用しなければいけないと言うつもりはありませんが、付けておくと多少安心です。私はKenkoのフィルターを使用していますが、MarumiのEXUSもいいと思っていますし、Cokinも良さそうなので、特にメーカーにこだわりがあるわけではありません。

zeta protector filter

 

■NDフィルター


日中明るい状態の屋外で単焦点を解放で使うようなポートレートで露出オーバーを防ぐために使います。その他滝や水面をなだらかにするために日中の長秒露光をする際にも使用します。

ポートレートで使用する場合などは少しだけ露出を下げればいいので、ND4〜8程度で十分です。風景などでの長秒露光ではND8〜16がおすすめです。以前は滝などの定番はND8と言われていましたが、現在は仮に1段や2段分暗くなりすぎても、感度を1,2段上げて十分な画質を維持できるため、ND16程度がおすすめです。

これも特にメーカーにこだわりはなくたまたまKenkoのフィルターを使用しています。

zeta nd filter

 

■C-PLフィルター


店舗撮影や商品撮影では写り込みを防ぐためC-PLを使用します。もちろん水面の反射や大気の霞を低減するのにも使えますから、風景撮影をされる方にもおすすめです。

PLフィルターはそれほど頻繁に使用するわけではないのでAmazonで買った安い中華製フィルターを使用していますが、ケースの質が悪く、開け閉めがしづらいのが難点で、また光量落ち大きく、Kenko ZetaやMarumi EXUSなどのC-PLの方が明らかに質は良さそうです。

zeta c-pl filter

 

■予備バッテリー


バッテリーは仕事では最低2個は持っていきます。D810は電池の持ちが非常に長いため、普段趣味で撮影する時は1個だけです。

en-el15

 

■メモリーカード


メモリーカードはD810はダブルスロットなので64GBのCFカード(RAW用)+32GBのSDカード(JPEG用)を本体内に2枚、仕事では加えてSDの予備を4枚程度を持ち歩きます。普段はSDカードだけを1〜2枚持ち歩きます。

最近の高画素機でのRAW撮影を考えれば、64GB以上で高速なものが良いでしょう。Transcendのものが安くて今のところ不具合もなかったのでTranscendを使用していますが、有名どころなら大抵大丈夫かと思います。

transcend sd 64gb

 

■Lブラケット


三脚を使用する際、縦一撮影の利便性を考えてアルカスイス互換のLプレートをカメラに装着しています。縦一撮影で構図がズレず、三脚の真上にカメラがくるため使いやすいのが特長です。スタジオでの人物撮影などで使用していますが、商品撮影や風景撮影でも活躍するのでオススメです。

機種専用のLブラケットはフィット感も良く固定力も増すので最高ですが、複数機種を使い分ける方や価格を抑えたい方は汎用のLブラケットも良いでしょう。

L bracket

 

■ストロボ


撮影はモノブロックやジェネレーターがあるスタジオとは限りません。屋外での撮影や店舗内での撮影もあるので、クリップオンストロボを屋外であれば1灯、室内であれば2灯持っていきます。

アンブレラと組み合わせれば大型ストロボが無い環境でもある程度のライティングが可能です。クリップオンストロボはワイヤレスでの調光が可能で、発光量が大きい物がおすすめです。

sb-910

 

■三脚


三脚はいつも持ち歩くわけではありませんが、使用する場合は脚径が28mm〜32mm程度の中型のものを携帯します。取り回しが良くある程度安定しているのが理由です。Gitzo GT2532がお気に入りですが、カメラマンはHUSKY派が最多で、Gitzo、次いでManfrottoをよく見かけます。

GT2532

HUSKY 3段は3way雲台は良いですが、今どき空転防止パイプになっていない足は、屋外で移動しながら使うにはいかがなものかという気がします。

出張撮影でスタジオ撮りならエレベーターもあって空転防止パイプになっていないのも苦にならないので非常に使いやすいと思います。

 

■雲台


雲台はアルカスイス互換の自由雲台か3way雲台を使用します。ギア式雲台は羨ましいのですが、しっかりしたギア式雲台は大きく重いものが多く悩みどころです。小型のギア雲台ならManfrotto 410が価格もお安くオススメです。

Manfrotto 410

 

■レリーズケーブル


レリーズケーブルは三脚を使用しての撮影では必須といって良いでしょう。記念撮影に使うわけではないので、無線ではなく有線のケーブルタイプを使用しています。有線は無線とちがい、使用する方向を気にしなくてよいので便利です。D810用なのでMC-30Aを使用しています。

MC-30A

 

■USBケーブル


Macbook Proなどでテザー撮影をする場合に接続にUSBケーブルが必要になるため、テザー撮影をするような商品撮影では1.5m程度のものを持っていきます。

 

■単3電池


クリップオンストロボを使用する際の予備電池です。エネループを使っています。単3電池ケースに入れて、最大で本体内4本x2灯+予備12本で20本持ち歩きます。イベント撮影などでバウンス+フル発光で長時間の撮影になるような場合はかなりのペースで減っていきます。通常はそこまで持ち歩きませんので、8〜12本程度です。

使い終わった電池を、フル充電の電池と混ざらないように管理するのがポイントです。自分がわかりやすいようルールを決めておきましょう。

K-KJ22M

 

■クリップオンストロボ用ディフューザー


屋外での逆光時に人物を持ち上げる時など、バウンス発光が出来ない場合などに使います。

直射では硬くなりすぎるストロボ光をある程度和らげてくれます。小さいプラスチック製のものは持運びは楽ですが、効果としてはほとんど意味が無いので使いません。

Lumiquest LQ-104やGamiLight Box 21が折りたためてバッグに入る大きさになりおすすめです。ディフューザーは大きければ大きいほど光を柔らかく出来るので、バッグに入る最大のサイズを選びましょう。

gamilight box21

 

■外部モニター(欲しいもの)


外部モニターはMacbook Proで代用しているので実際には持っていないのですが、風景撮影や商品撮影で便利そうなのでぜひ欲しいところです。撮影画像をしっかり確認できますし、自分以外の人に見せる際にも便利です。またノートPCよりも携帯性が良いのも魅力です。

Adtechno CL76HOXNが非常に軽量・シンプルで良さそうなので、いずれ欲しいなといつも思っています。

CL76HOXN

 

■ブロワー


忘れちゃいけないのがブロアーですね。レンズの汚れを飛ばすのは勿論ですが、商品撮影時に商品のホコリをとばすにも役に立ちます。

KenkoのKSBS-Yが携帯するのに程よい大きさでおすすめです。柔らかいのでそんなに握力がない人でも楽にゴミを吹き飛ばせます。ショートノズルなのもカメラバッグに入れておくのにぴったりです。

KSBS-Y

■クリーニングクロス


クロスは必須です。カメラが汚れた時、商品を拭く時などに使います。あまりオススメではありませんが、仕事中はレンズが多少汚れたくらいでレンズクリーニングペーパーやクリーニング液を使っていられませんから、ブロアーでダメな時は保護フィルターの上からクロスでさっと拭くのにも使います。

ETUMIのミクロディアMが使いやすくて何枚も持っています。

ETM-9990

 

■パーマセルテープ


カメラマンの必携品、パーマセルテープです。養生テープの一種で手でちぎれて糊が残らない黒テープです。白やベージュもあります。マスキングテープみたいなものの粘着力が強いものと思って頂ければ大丈夫です。

何に使うかと言うとありとあらゆる事に使います。本当にありとあらゆる事に使うため説明しきれませんが、仕事での撮影では必ず持っていきます。実際に使っているのは堀内カラー パーマセルテープ 黒で、丈夫で質感も安物よりいいです。日本中のカメラマンの定番品と言ってよいでしょう。

一本丸ごと持っていくのがかさばって嫌だという場合は、適当な大きさに切ったパーマセルテープを、クリアファイルや下敷きなどにいくつか貼って持っていきましょう。いざというとき役に立つこと請け合いです。

堀内カラー パーマセルテープ 黒

 

■ネックライト


ネックライトは夜景撮影の心強い味方です。カメラのボタン操作やバッグの中を見るのに両手が空くので重宝します。Panasonicのネックライトが軽くて便利です。

本体は明るい色の方が良いのですが汚れやすいので黒と白以外が良いかも知れません。

BF-AF10/JBH

 

■折り畳み傘


雨が降った時はもちろんの事、強い日差しの時のハレ切り用や待機中の日傘としても使えます。mont-bellのトレッキングアンブレラが軽くて丈夫でオススメですが、もちろんお持ちの折り畳み傘で十分です。

トレッキングアンブレラ

■撮影用手袋


寒い時期の風景撮影は指先が辛いもの。そこで使用しているのがfreehandsのフォトグローブです。とにかく素晴らしく良いです。幾つかフォトグローブは使いましたが、防寒性・質感・使いやすさあらゆる面で大変気に入っています。

freehands フォトグローブ

 

■パズーのバッグってなんでも出てくるのね!


という訳で今日はカメラバッグの中身でした。撮影地で100%の力を発揮するために、万全を期して臨みましょう!

他にも細かいものがあると思いますが、おやつ、これ大事です。お忘れなく。

 

画像:Amazon

Reported by 山﨑将方