どう持ってく?カメラの持ち運びスタイルあれこれ

sl2-mosaic-5

今日はそんな寒い中でもめげずに撮影に挑もうという勇者の皆さんのためにカメラの持ち運びにおすすめのスタイルを一挙公開。

被写体や機材、撮影スタイルによって持ち運び方は変わるもの。皆さんに気にいるスタイルが見つかりますように。



■機材と撮影スタイルで決まる持ち運び方


カメラの持ち運びと言っても機材や被写体、撮影スタイルによって持ち運び方は千差万別です。ある人にとって使いやすいやり方が他の人にとっても良いとは限りません。

そこで様々な持ち運び方を解説していきますでの、皆さんにあったスタイルを選んでいただければと思います。

 

■Peak Design CAPTURE PRO 〜ベルトに、カバンに、カチャ!ミニマムクランプ〜


Peak Design camera clip

CAPTURE PROは専用のクイックシュープレートとクイックシューベースを使用してベルトやショルダーバッグ・バックパックなどのストラップ部分にワンタッチでカメラを固定する方法です。

私の好きな方法でCaptureを愛用していますが、ミラーレスやAPS-C一眼レフなどで特に適しており、スナップ撮影のようなカメラを素早く構えたい使い方では特に威力を発揮します。

CAPTURE PROは何と言ってもその携帯性が売りで、手ぶらでカメラだけ腰に取り付けて出かけられるため、遊びに行くついでに撮りたいといったような場合でもオススメです。

遊びや観光を犠牲にせず撮影できるのでいつでもカメラを持っていくのを躊躇せずに済みます。

Camera Clip System

クイクシュープレートはアルカスイス互換プレートになっているため、本格的な撮影時にはアルカスイス互換の雲台にそのまま付けられますし、強度も非常に高くフルサイズ一眼レフであっても十分な耐荷重を誇ります。

またカメラバッグを持っていくような本格的な撮影時でもストラップ部分にカメラを取り付けられるため、移動中など撮影したい被写体がありそうな時はバッグのストラップ部分にカメラを付けておくことも可能です。

登山などザックやバックパックスタイルでいちいちカメラをバッグから取り出すのが億劫という場合にも威力を発揮することでしょう。

 

■Peak Design CLUTCH 〜高機能ハンドストラップ〜


Peak Design CLUTCH

CLUTCHはいわゆるハンドストラップですが、こちらもカメラ下部でアルカスイス互換のクイックシュープレートを使用してカメラに取り付けるタイプです。

一般的なハンドストラップは邪魔にならないカメラを落とし難いというメリットがありますが、カメラを持ち運ぶ際のストラップの長さと、実際にカメラを構えて操作する際では、適切なストラップの長さが違ってしまうため、緩めたり締め付けたりといった動作が必要になります。

その時一般的なハンドストラップではベルトの長さ調節が行い難いため結局面倒になって使わなくなるというケースが多いのがハンドストラップのデメリットでもあります。

CLUTCHはその点でストラップの長さ調節が手早く行えることが魅力です。また一般的なハンドストラップの場合、カメラの三脚穴を占有してしまうために三脚との併用が行い難いのですが、CLUTCHはアルカスイス互換プレートを使用するためアルカスイス雲台であれば問題なく取り付けることが出来ます。

ちなみにPeak DesignのCAPTUREシリーズと互換性のあるクイックシュープレートであるため例えば持ち運び時はCAPTURE PROに取り付けて、使う際にはハンドストラップとして使用するといったことが可能です。

 

■Custom SLR C-Loop 〜邪魔にならないシンプルストラップスタイル〜


BLAKPIXEL Custom SLR C-Loop

一般的なストラップを使用したいという方にオススメなのがこのC-Loopです。C-Loopはカメラ本体の三脚穴に付け、そこにストラップを取り付けます。

通常カメラストラップはカメラのストラップ取り付け部に付けますが、その場合撮影時にカメラをホールディングするとストラップが邪魔になるということが起こります。

c-loop

C-Loopはカメラ下部にストラップを付けますからカメラを構えた際にストラップが下に垂れ下がるためカメラのホールドや操作を邪魔しません。

類似品にBLACKRAPIDにカラビナでカメラ三脚部に付けるものもあります。

ファステンR アタッチメント

BLACKRAPIDの場合、カラビナとストラップがループ状の金具でつながっているためカメラを持ち上げて構える際に滑りが良く素早く持ち上げられるメリットがあります。

対してC-Loopのメリットは特殊なストラップでなくても使用できるという点で、BLACKRAPIDと違って専用のストラップでなくても構わないので、お気に入りのストラップをご使用いただけます。

 

■Peak Design SLIDE 〜多機能スリングストラップ〜


Peak Design Slide

Peak DesignのSLIDEは、従来のショルダーストラップの不満点を解消するために作られたストラップで、首・肩・たすき掛けなど一般的なショルダーストラップと同じように様々な掛け方が出来るのは勿論のこと、ワンタッチの長さ調節が可能でいわゆるスリングストラップのように持ち歩き時には体にフィットさせ、カメラ使用時には素早く伸ばして撮影体勢に入ることが出来ます。

Slide 3

SLIDEは同じくPeak Designの商品であるCLUTCHCAPTURE PROとも併用することが可能です。

カメラボディ本体のストラッップ取り付け部に付けることも可能ですが、カメラ下部に付属のアルカスイス互換のクイックシューで取り付けることも可能であるため、アルカスイス互換雲台にそのまま取り付けられます。

加えてアンカーと呼ばれるシステムによってワンタッチでストラップ部をクイックシュープレートから取り外すことが出来るため、通常はストラップとして持ち歩き、三脚使用時は邪魔になるストラップを素早く取り外すことで雲台の操作性を向上させたり、風によるストラップの揺れからくるブレを防ぐことも簡単に出来ます。

またストラップ部分には片面にラバーのラインが入っており、見た目にはデザインとして違和感がありませんが、そちらの面を使用すれば肩がけした際の滑り止めとして機能しますので肩からストラップがずり落ちるのを軽減する役割を持っています。

見た目も光沢感があり美しく長さ調整も簡単。また三脚との親和性も良好という非常に高機能なストラップとなっています。

 

■HAKUBA GW-PRO カメラホルスター G2 〜気分は西部劇〜


HAKUBA GW-PRO カメラホルスター G2

ハクバのカメラホルスターG2は、その名の通り銃のホルスターのようにカメラを素早く引き抜いて使うトップローディングタイプのカメラバッグです。

レンズ先端部が露出しているためレンズの長さ方向の制限がなく、望遠レンズでも対応できることが特長です。レンズ直径は12cmまで対応しているので、70-200mm  F2.8クラス程度までであればフードを順付けした状態で使用できます。

GW-PRO カメラホルスター G2 1

バックルを外してカメラを引き抜いて使用する形で、CAPTURE PROやストラップのみほど素早く撮影体勢に入れるわけではありませんが、大きなレンズでも対応できるのが魅力で、ウェストバッグスタイルやショルダーバッグスタイルなど、ユーザーの好みに応じた4通りの持ち運び方ができるのも特長です。

またカメラはむき出しですがレインカバーが付属しているので突然の雨でも対応可能です。

 

■TENBA DNA 15 〜高品質ショルダー&メッセンジャーバッグ〜


TENBA DNA 15

交換レンズやアクセサリーも運びたいとなるとやはり何らかのバッグが必要になってきます。そんなあなたにオススメなのがTENBA DNA 15です。テンバと言えばドンケと並ぶカメラバッグメーカーの老舗ブランドですが、魅力はその機能性と耐久性にあります。

ドンケは機材を荒っぽく扱わざるを得ない報道カメラマン向けのバッグとして成り立ちがあるため、丈夫さよりも軽さや機動性を重視しているのに対して、テンバは写真愛好家向けのバッグとなっているので、大切な機材をしっかりと保護すること、様々なアクセサリーを分けて収納できるような機能性などを重視しています。

大小様々なポケットが用意され、ノートPCや各種アクセサリーもきちんと収納することが出来ます。

キャリーカート用のベルトループやしっかりとしたレインカバーも付属しており、機材収納量の目安は、フルサイズ一眼レフカメラx1、交換レンズ2〜3本、クリップオンストロボx1、15インチまでのノートPCやタブレットPCx1、レリーズケーブルやフィルター類、ペットボトルや水筒x1程度までが一度に入る大容量を実現しています。

 

■TENBA SHOOTOUT BACKPACK 24L 〜カメラもレンズもタップリとバックパックスタイル〜


TENBA SHOOTOUT BACKPACK 24L 2

テンバのSHOOTOUT 24Lはバックパックタイプのカメラバッグの中でも作りが良く、収納性はもちろんのこと、各部の作りが非常に良くジッパー一つとってもYKKの質の良いジッパーを使っており、滑りが良く引っ掛かりがありません。

ペットボトルや三脚なども取り付けることが出来るのは当然として、外部ポケットが充実しているためレリーズケーブルやフィルターといった細やかなアクセサリーはメインジッパーを開くことなく使用することが可能です。

またストラップ調整用のベルトが充実しているのも大きな特長です。大量の機材を持ち運ぶバックパックタイプのカメラバッグでは、このストラップやベルトが充実しているかが非常に大きなポイントで、ショルダーストラップしかないと重量がそこだけに集中してしまうため疲労感や痛みが増してしまいます。

その点テンバのSHOOTOUT 24Lは、ショルダーストラップ、チェストハーネス、ショルダースタビライザー、ヒップベルトなどあらゆる調整用ベルトがあるため、腰で重量を支えて荷物がブレないようにチェストハーネスを繋げ、ショルダースタビライザーで体とのフィット感を調整するといった本格的な登山用ザックのような背負い方が出来るため重量を分散して疲労を軽減する効果があります。

またカメラを取り出す際も再度ジッパーを開くとカメラをバッグ横から抜き出せますので、カメラバッグを降ろす動作が必要ありません。バックパックタイプをカメラバッグをお探しであればとてもオススメです。

 

■Manfrotto MP ローラーバッグ70 〜トラーベリン♪君とトラーベリン♪トローリーバッグ〜


MP ローラーバッグ 70

一般的なバックパックよりもさらに大量の機材を持ち運びたい、また旅行にも持っていきたいというガチ勢のためのおすすめしたいトローリーバッグが、マンフロットのMP ローラーバッグ 70です。

MP ローラーバッグ 70は、2台のフラッグシップ一眼レフと70-200mm F2.8クラスのレンズを2本+一般的なサイズの交換レンズ4〜5本、加えてストロボ2台とノートPC、アクセサリーなどが収納できます。

トローリーバッグですから当然ローラーが付いており転がして持ち運ぶことが可能ですし、また機内持ち込みサイズに最適化されているため大切な機材を預けることなく持ち運ぶことが出来ます。

大型の三脚もバッグ外側に取り付けられますから、大量の機材を運ぶ必要があるような撮影に重宝します。

もちろん中の仕切りは動かしたり取り外すことが出来ますから旅行カバンとして使用することも可能です。見た目も良くオススメのトローリーバッグと言えるでしょう。

 

■Manfrotto PL LW-99W ローラーバッグ 〜いっそスタジオごと運んでしまうか!〜


Manfrotto PL LW-99W ローラーバッグ

まだまだ物足りない!もっともっと大量の機材を運ぶ必要があるという方にオススメしたいのがマンフロットのPL LW-99W ローラーバッグです。

並みのカメラやレンズでは必要ありません。このバッグが活躍するのはスタジオ撮影時にモノブロックストロボやジェネレーターといった大型ストロボ、さらにライトスタンドなどを持ち運びたいといった場合、一般的なカメラバッグではとても運びきれません。

しかしこのPL LW-99W ローラーバッグならジェネレーター1台、フラッシュヘッド2台、ライトスタンド2本、アンブレラ2本、レフ板2枚、カメラ2台、レンズ数本、その他アクセサリーといった組み合わせでも楽々と持ち運ぶことが可能です。

PL LW-99W ローラーバッグ

もはや持ち運べるスタジオといっても過言ではありません。プロカメラマンの本格的な出張などでも重宝します。ぜひ一つ手に入れてみてはいかがでしょうか?

 

■撮影の数だけ持ち運びのスタイルがある


いかがでしたでしょうか?カメラの携帯スタイルは人により、機材により、被写体により、さまざまです。撮影の数だけ持ち運びのスタイルがあると言っても良いでしょう。

なんとなく我慢していた、なんとなく不便していたという方は、この機会に機材の持ち運び方について再確認されてみてはいかがでしょうか?

 

画像:Peak Design,BLAKPIXEL,TENBA,think TANK Photo,Manfrotto,HAKUBA,BLACKRAPID

Reported by 山﨑将方