ジッツオ三脚の選び方。世界最高峰三脚をその手につかめ!

ジッツオシステマティッック

今日は世界最高峰の三脚として有名なジッツオ三脚のラインアップと型番の見方などを解説していきたいと思います。



■ジッツオ三脚の脚径


Gitzo三脚には0型〜5型までの三脚があり、これはシリーズに関係なく一番太い脚の太さを表しています。

0型(21.7mm)荷物の軽量化 が最優先、あるいは軽量のカメラやレンズしか使わないフォトグラファーにおすすめです。

1型(25.3mm)移動の多いフォトグ ラファーに最適なシリーズ1は、135mmまでのレンズを装着した一眼レフカメラとの使用を推奨しています。

2型(29.0mm)剛性と軽量性のバランスに優れ万能であることからマウンテニア三脚の中でも最も人気があり、200mm/F2.8までのレンズを装着した一眼レフカメラとの使用を推奨しています。

3型(32.9mm)中判カメラや300mm/F2.8までの大口径レンズを装着した一眼レフカメラを含むプロ機材との使用に最適です。

4型(37.0mm)太い脚径による剛性が発揮できるよう設計されています。シリーズ4三脚は本体部がシリーズ5に比べて小さいため、収納や運搬がしやすくなっています。

5型(41.0mm)40kgまでのカメラ 機材を支え、ジッツオの中で最も堅牢な三脚です。 最高の安定性を提供するため本体部はシ リーズ2、3、4よりも大きくなっています。

 

■マウンテニア三脚


ジッツオ マウンテニア

1994年にジッツオが発売したマウンテニアは、世界初のカーボンファイバー三脚でした。それから20年経た今でもマウンテニアは業界を先導し、進化を続けて三脚の最先端技術を定義づけています。

マウンテニアはジッツオの「万能」カーボン三脚のファミリーで、極めて堅牢かつ軽量です。当然のことながらジッツオのラインナップの中で最も人気のあるスタンダード三脚です。

新開発のCarbon eXactチューブと新設計の本体部により、従来にも増して剛性が高く堅牢になりました。同時にGロックシステム・グラウンドレベルセット機構・開脚角度セレクターの進化によってより速く簡単に操作できるようになりました。

 

■トラベラー三脚


GK2580TQD

トラベラー三脚は、超軽量・コンパクトながらプロ仕様の性能を備えた三脚を求める世界を旅するフォトグラファーのために設計されています。

2004年ジッツオはトラベラーの革新的な180°折りたたみ機構を開発しました。世界初だったこの機構は、折りたたんだ脚の間にセンターポールと雲台を収めることで収納時のスペースを節約。

極めてコンパクトなデザインはセットアップもすばやく行え、カーボンファイバーチューブは堅牢性・軽量性を実現しています。

究極の賛辞が模倣だとすると、数多くの三脚メーカーがジッツオトラベラーのコンセプトの素晴らしさを認めたことになります。しかしジッツオのトラベラーは依然として性能と安定性において比類がありません。

 

■システマティック三脚


GT5532S

システマティックはジッツオの三脚系列の中でも最上位の三脚で、望遠レンズや重いカメラを使用する要求の高いプロ・ハイアマチュアフォトグラファーに特に選ばれています。

システマティックはジッツオの最も堅牢性と安定性に優れた三脚であるだけでなく、モジュラー式になっているのが特長です。

三脚上部の部品が脱着できるようになっており、そこにトップフラットプレート、センターポール(ギア付きまたはラピッド)、ハーフボールビデオアダプター、レベリングベースなどのシステマティックアクセサリーを組み込で自在に構成することができます。

最新のシステマティック三脚は従来に比べ、堅牢性・安定性・剛性から安全性、セットアップスピード、使いやすさ、エルゴノミクスに至るまで全面的に大幅に改良されています。

 

■レベリング三脚


GT2541LVL

レベリング三脚は、不整地でも迅速なセットアップと水平出しの精度を必要とする フォトグラファーのための三脚です。

レベリング三脚の本体部の中には、ジッツオの ボール雲台に使われているものと似た、特殊な自由回転ボールが埋め込まれています。センターポールはこのボールを貫き、最大15°まで全方向に傾けることができます。

傾ける動きと上下の動きは完全に独立しています。特許取得のこのシステムは、起伏のある地面でもカメラやスコープを容易かつ迅速に水平出しできるため、特にパノラマ撮影、建築物や野生動物の撮影、およびバードウォッチングに極めて便利です。

レベリング三脚は標準三脚と全く同じ使い方もでき、Gロック、3段階の開脚角度、取り外し可能石突、グラウンドレベルセットなどジッツオの実用的な技術が装備されています。レベリング機構は、グラウンドレベルセットでセンターポールを外した状態でも機能します。

 

■エクスプローラー三脚


GT2540EX

エクスプローラー三脚は、今までにない視点からの撮影を探索する、万能な特殊用途向けの三脚です。従来の三脚にない設計により、それぞれの脚は自由な開脚角度にセットでき、センターポールは自由に傾けたり回転させたりすることができます。

エクスプローラー三脚はジッツオのオフセンターボール雲台と組み合わせると、地面間近、逆さま、窮屈な場所での型破りな写真を求めるクリエイティブな写真家にとって理想の三脚となり、アウトドアでのマクロ撮影や自然撮影、静物や建造物の撮影などの用途に最適です。

エクスプローラー三脚の脚ロックシステムにはGロックを採用し、従来システムに比べ剛性を20%向上させ、より迅速・強固な脚ロックを可能にしています。

アッパーディスクは「パワー・ディスク」が採用され、センターポール用と雲台用の2つの固定用補助スクリューを装備し、システム全体として堅固な接続を確保します。エクスプローラー三脚には、ジッツオロゴ入りのおしゃれな液晶画面クリーナーと、保管・収納に便利な防塵袋が付属しています。

この布製防塵袋は環境保護対策の一環でもあり、毎年世界中で生産されているプラスチック袋の総量削減を目的としています。

 

■Gitzoの型番の見方


三脚の型番は分かりづらいよう見えますが、ジッツオの型番は体型的に付けられており一度ルールを覚えれば非常に覚えやすくなっています。

例えばGT2543Lという機種を見てみます。

GT 三脚脚のみ。雲台付きのモデルはGK
2 2型(脚径29mm)。ここが3なら3型(32.9mm)、4なら4型(37mm)です。
5 カーボンを表します。3ならアルミ、8ならバサルトです。
4 4段三脚。3なら3段三脚、4なら4段三脚です。
3 このシリーズの4番目のモデル。0から始めるため2なら同シリーズの3番目のモデルという意味です。
L ロングバージョン。種類をあわらします。

表にしてみましょう。

脚のみ・雲台付き 脚径 材質 段数 モデル 種類
GK(三脚+雲台) 0(21.7mm) 3(アルミ) 3(3段) 0(初代) T(トラベラー)
GT(三脚) 1(25.3mm) 5(カーボン) 4(4段) 1(2代目) OT(オーシャントラベラー)
GM(一脚) 2(29.0mm) 5(5段) 2(3代目) S(システマティック)
3(32.9mm) 6(6段) 3(4代目) LVL(レベリング)
4(37.0mm) 4(5代目) EX(エクスプローラー)
5(41.0mm) 5(6代目) L(ロング)
LS(ロングシステマティック)
GTS(ジャイアントシステマティック)

どうでしょう?意外に分かりやすいメーカーだと思いませんか?一度覚えれば名称を覚えなくても型番を聞いただけで材質や大きさ、どういったタイプかまで分かるわけです。

試しに1問。「GK1545T」これはどんなモデルか分かりますか?

GK→雲台付き三脚
脚径→1型(25.3mm)
材質→5(カーボン)
段数→4(4段)
モデル→5(同シリーズの6番目のリニューアルモデル)
種類→T(トラベラータイプ)

ということですから、正解は、

「雲台付き1型4段カーボントラベラー三脚のシリーズ6番目のモデル」というわけです。いかがでしたか?

 

■結局ジッツオ買っておけば良いという風潮について


ジッツオやハスキーはその歴史の長さとファンの多さから、頻繁にオススメされる三脚ではありますが、ジッツオだけが三脚ではありませんし、全てにおいて最高というわけでもありません。

しかしその耐久性や質実剛健な作りはプロアマ問わずヘビーユーザーには非常に心強く、良い三脚はメンテナンスを怠らなければヘビーローテーションしても人生のうちに2,3本もあれば足りるほど長持ちです。

カメラより製品寿命が長いアクセサリーで、状況によっては、カメラやレンズより画質に大きな影響を及ぼす場合もままあります。

色々な三脚を経験しながら、それに合わせてジッツオも使ってみるのが良いでしょう。そうすることでジッツオの良い点もより感じられるのではないかと思います。

 

画像:Gitzo

Reported by 山﨑将方