富士フイルムがフォトキナで中判ミラーレス機を発表か?

GF670 Professional

少し前に「フジフイルムが中判ミラーレス機を開発中!?」とのニュースをお届けしましたが、FUJIFILM Rumorsにその続報ともいうべき噂が入っています。

果たして本当にフジフイルムの中判デジタルカメラは開発されているのでしょうか!?



■果たして本当にフジフイルムの中判ミラーレスはあるのか?


FUJIFILM Rumorsによると、日本の非常に信頼できるソースからの情報によると、

  • フジフイルムのデジタル中判カメラの開発に経営陣からゴーサインが出た。
  • このデジタル中判カメラは2016年のフォトキナで発表されるかもしれない。

とのことです。

以前こちらの記事でもお伝えしたように、フジフイルムシニアプロダクトマネージャーである上野隆氏が、BJP on-lineのインタビューに答えて、「フジフイルムでは現在中判デジタルカメラの研究やセンサーのテストを行っている、また個人的にも中判デジタルカメラを発売する好機だと思っている」という趣旨の発言をされています。

恐らく開発に向けて研究開発を進めているのは確かなのでしょうが、正直私は2016年年内にデジタル中判カメラをフジフイルムが発表するという話には懐疑的です。もしも実際に発売されるとしても、もう少し先ではないかなという気がします。

現在デジタル中判カメラは、プロ用デジタルバックタイプではPHASE ONE、撮像素子をボディ側に内蔵したタイプではPENTAX 645Zがハイアマチュアを中心に一定の地位を築いています。

またフジフイルムが今から中判デジタルカメラを発売したとして、それがどのようなものであっても、多くのプロカメラマンはPHASE ONEやNikon・Canonから移行するとは考え難いと思っています。

もしフジフイルムが新たにミディアムフォーマットの市場に切り込んでいく余地があるとすれば、プロ向けよりも多くのマニアが期待しているデジタル中判ミラーレスしかないでしょう。

フジフイルムは以前、GX645AF ProfessionalやGX680III Professionalもラインアップしており、一番現実的に開発が早そうなのはセンサーサイズやレンズラインアップも考えると、ハッセルブラッドのHシステムカメラやGX645AF Professionalのようなタイプではないかという気がします。

しかし世間的にはGF670 Professionalのようなレンジファインダータイプやミラーレスタイプのデジタル中判カメラが期待されているように思います。個人的にはTX-1やTX-2をデジタルで復刻しても面白そうですがまず売れないでしょう。

果たしてフジフイルムのデジタル中判カメラは本当に発売されるのか?いずれにせよ今から楽しみですね!

参考:FUJIFILM Rumors
画像:FUJIFILM

Reported by 正隆