ズーム操作を行ってもピントがズレない機構をなんと呼ぶ?

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

フォトマスター検定の予想問題です。合格目指してさっそく問題です!フォトマスター検定勉強法も掲載しています。参考にして頂ければと思います。

難易度:1級レベル

問:写真用レンズでは、ズーム操作を行った際、焦点面移動(ピントズレ)が起こることがあります。

このような焦点面移動を抑えるために、「ズーミング動作に合わせてカムを使いレンズ群を移動させることで、焦点面移動(ピントズレ)を補正する機構」を何と呼んでいるか?次の中から選べ。

① フローティング機構
② メカニカルコンペンセーター
③ オプティカルコンペンセーター

正解はこのあとすぐ!



■正解は②(メカニカルコンペンセーター)


バリフォーカルレンズとメカニカルコンペンセーター

ズーム動作を行った際、焦点面(ピント位置)の移動が生じないものをズームレンズ、生じるものをバリフォーカルレンズ(可変焦点レンズ)と呼んでいますが、この焦点面移動を抑えるための方式をメカニカルコンペンセーション、補正するための機構をメカニカルコンペンセーターと呼んでいます。

焦点面移動(ピントズレ)を抑制するための方式

ズーミング動作による焦点面移動を抑制する方法として、「機械式」「光学式」「電子式」の3つの方式があります。

  • メカニカルコンペンセーション(機械補正式):カムによるレンズ群の非直線移動で焦点面移動を補正する方式
  • オプティカルコンペンセーション(光学補正式):屈折力のバランスを計算し、ズーミングしても焦点面を一定に保つように設計段階から考慮した補正方式
  • エレクトロニックコンペンセーション(電子補正式):電気的に自動焦点機能で補正を行う補正

と呼んでいます。

このメカニカルコンペンセーション、あるいはオプティカルコンペンセーションは現代の多くのズームレンズで採用されており、この機構によって焦点面移動を抑え、快適な使い心地を実現しています。

フローティング機構の役割

①のフローティング機構とは、近距離収差補正機構とも呼ばれ、レンズの一部を撮影距離に伴って移動させることで、無限遠から最短撮影距離までの全域にわたって諸収差を補正するための機構のことで、マクロレンズなどを中心に採用されていますが、ズーミングによる焦点面移動を抑える目的ではありません。

 

画像:Nikon

Reported by 山﨑将方