キヤノンはミラーレスでもシェア1位を目指しますから!

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Canon
画像:Canon USA(https://www.usa.canon.com/)

DPREVIEWにキヤノンのマネージャー2人のインタビューが掲載されています。カメラ業界の覇者とも言えるキヤノンですが、一眼レフ・コンパクトデジタルカメラに続いて、ミラーレスでもシェア1位を目指し、すべてのレンズ交換式カメラ市場でシェア1位を目指すとのこと。

今回はこのDPREVIEWのインタビューをご紹介します。



■キヤノンの今後の展望


DPREVIEWに掲載されたインタビューの概要は以下のようなもので、興味深い部分だけを抜粋しています。

次のキヤノンの主な戦略はどのようなものですか?
  • 私たちはネットワーク接続と動画機能の改良という2つの点をポイントにしています
  • 私たちが提供できるものに関して、ビデオの領域で大きく成長する余地があります
  • また顧客戦略の視点からは、特にエントリーユーザーを焦点に新規ユーザーの開拓を継続して続けていきたいと考えています
キヤノンは写真愛好家のための高品質モニターを発売する野心をもっていますか?
  • いいえ。我々はコンシューマー向けディスプレイ市場に参入する予定はありません
EOS Mシリーズは拡大していますが、EOS Mの市場シェアにおける長期目標は何ですか?
  • それに関してはシンプルに答えるのが難しい質問です
  • なぜならミラーレス市場のマーケットシェアを獲得するという点で特定の数字がないからです
  • これは私たちがミラーレスとデジタル一眼レフの両方を生産する企業であるためです
  • レンズ交換式カメラ市場で言えば、ミラーレスでも一眼レフでも1位となる予定ですが、レフ機とミラーレスの市場割合については地域によって異なります
具体的にはどの市場がミラーレスに、どの市場が一眼レフに向かっていますか?
  • 東南アジア市場ではミラーレスの需要が非常に高くなっていますが、アメリカではミラーレスの普及率がもっとも低くなっています
  • 日本市場では2年前と比較してミラーレスへの移行が減速しています
将来的にプロレベルのEOS Mモデルが登場すると思いますか?
  • その可能性は十分にありますが、具体的な時期は決まっていません
EF-MマウントでもLレンズが登場する可能性はありますか?
  • まだEF-MマウントでのLレンズの需要は限られているため私たちはその用意をしていません
  • しかし人々がプロレベルの品質と性能を求めるようになった時は、私たちは顧客の求めるものに応えられるようレンズラインアップを拡充します
EOS-MシリーズがEOS Kissシリーズのシェアを奪うとしたら、それは「良いこと」もしくは「悪いこと」とお考えですか?それとも仕方がない?
  • 私たちは顧客、市場、需要が異なる地域にどのようなアプローチをするべきかを考えています
  • ミラーレスの普及率の高い市場にはEOS-Mシリーズを進めていくことになります
  • もしもKissシリーズのユーザーがEOS Mへと移行していくのが避けられないとするなら、私たちはそれに対応していきます
  • しかし我々は一眼レフとミラーレスを共存する市場を目指しています
EOS-MシリーズにもDual IS(ボディとレンズを協調動作させる手ぶれ補正機構)のようなものを導入して欲しいという要望はありますか?
  • 私たちは顧客がより良いものを求めていると思っています
  • しかしミラーレス市場では小型軽量であることが前提ですから、EOS-Mシリーズにボディ内手ぶれ補正を導入することは重量を増やすことになるため、私たちは光学式手ぶれ補正を選んでいます
  • しかし競合他社のレンズ内とボディ内手ぶれ補正を協調動作させることのメリットも見ています
  • 我々はボディ内手ぶれ補正システムの軽量化を実現させることも研究しています
将来的にWi-Fiが注目されるというのはユーザーのフィードバック?
  • はい、当社のカスタマーサービスセンターからの直接のユーザーフィードバックの結果です
  • 多くものはWi-Fiの使い方に関するもので、これは多くの顧客がWi-Fi機能を使いづらいと感じているということです
  • 接続に関してより簡単に行えるように私たちは一部のカメラにBluetoothを組み込んでいます
キヤノンはVRや360°カメラの市場に参入する予定はありますか?
  • 私たちはいつも顧客に提供できる新しい視覚表現を模索しています
  • 360°カメラがどのように使えるかを考えています
  • 市場には既に多くの360°カメラが出ていますが、大きな成功を収めたモデルはありません
  • つまりそれらは何か欠けているということで、キヤノンが360°カメラを出すなら、キヤノンならではの付加価値・アイデア・コンセプトが必要で、それがない限り意味がないと思います
2020年に東京オリンピックが開催されます。現在はキヤノンとニコンの一眼レフが並んでいますが、大規模なスポーツイベントを撮影するミラーレスが登場するまでどの位の時間がかかると思いますか?
  • 将来のことは予測するのが難しいですが、現在のミラーレスを見る限り、私にはオリンピックでミラーレスが並ぶ姿を想像できません
  • ロイター通信などのオリンピックなどで機材を持ち込むカメラマンは絶対にミスを犯せません
  • だから私の予想では(2020年の東京オリンピックで)彼らの過半数は使い慣れたカメラを使っているでしょう。つまりデジタル一眼レフです
キヤノンには新しいフィルムカメラを出す話はありますか?例えばEOS-1V Mark IIのような
  • 私はそうは思いませんが、まだフィルムを愛する人々がいますし、私たちはEOS-1Vを今も販売しています

「他社に360°カメラで成功したモデルがない」というのはシータは?というのは多分全世界のリコーファンが突っ込んだような気がしないではないです。

 

参考:DPREVIEW
画像:Canon

Reported by 山崎將方



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