レンズの使用表の見方。この仕様表のレンズはどんなレンズ?

画角(対角線) 34°〜12°
レンズ構成 19群23枚
絞り羽根枚数 8枚(円形絞り)
最小絞り 32
最短撮影距離 1.2m
最大撮影倍率 0.21倍
フィルター径 77mm
最大径×長さ φ88.8mm×199mm
質量 1490g
手ブレ補正効果 約4段分

フォトマスター検定の予想問題です。フォトマスター検定勉強法も掲載していますので、参考にして頂ければと思います。

過去の各級の予想問題のまとめ

合格目指してさっそく問題です!

難易度:2級レベル

問:上の表は実在する35mm判フルサイズ一眼レフ対応レンズの仕様表であるが、どのようなレンズであるか?最も近いと思われるものを次の中から選べ。

① 300mm/F4.0
② 16-35mm/F2.8
③ 70-200mm/F2.8

正解はこのあとすぐ!

■正解は③(70-200mm/F2.8)


300mm/F4.0ではない理由

さて皆さん解けましたでしょうか?

まず画角が、「画角(対角線) 34°〜12°」ということで、34°から12°の間で可変するわけですから、このレンズがズームレンズであることが分かります。

まず「① 300mm/F4.0」は単焦点レンズですから正解でないことが分かります。

16-35mm/F2.8ではない理由

次に「② 16-35mm/F2.8」は広角ズームレンズですから、ズームレンズであることは仕様表と一致しますが、問題の仕様表ではこのレンズの最短撮影距離が1.2mとなっており、超広角ズームレンズとしては最短撮影距離が長すぎます。

また、撮影画角の「画角(対角線) 34°〜12°」も超広角ズームレンズとしては狭すぎます。ちなみに16-35mmあたりの撮影画角は対角線で107°-63°程度になるのが一般的です。

この仕様表はEF70-200mm F2.8L IS II USM

これらのことから、このレンズが「③ 70-200mm/F2.8」であることが分かるというわけです。

ちなみにこの仕様表のレンズは、キヤノンのEF70-200mm F2.8L IS II USMでした。

絞り羽根の枚数が偶数の8枚であることから、何となくキヤノンのEF70-200mm F2.8L IS II USMだと分かった方もおられたのではないでしょうか。

ではまた次回!

参考:Canon

Reported by 正隆