LUMIX GH5がさらに進化。ファームウェアver. 2.0が登場!

LUMIX GH5

予告されていたLUMIX GH5の大幅ファームウェアアップデートが正式にリリースされました。今回のファームウェア ver. 2.0では、さまざまな機能向上が行われているようです。

そこで今回はこのLUMIX GH5ファームウェアアップデートをご紹介します。

■LUMIX GH5 ファームウェア ver. 2.0の内容


PCソフト「LUMIX Tether」に対応

  • PCソフト「LUMIX Tether」によるUSBテザー撮影に対応。PCとカメラをUSB接続し、カメラを制御することが可能に

オートフォーカス性能の改善

  • 写真撮影中の低コントラスト被写体へのオートフォーカス合焦性能を向上
  • 動画撮影中のオートフォーカス追従性能を向上
  • 「マルチAF」「カスタムマルチAF」においてAF枠を常時表示が可能に
  • 「マルチAF」のAF枠移動を画面端から反対側へループ移動が可能に
  • 「追尾AF」において、ライブビュー画面内のAFロック開始位置をあらかじめ配置することが可能に
  • 「連写撮影」「6Kフォト」「4Kフォト」において、シャッター半押し中、および撮影中にAF枠を移動できるように改善

「6Kフォト」「4Kフォト」性能の改善

  • 「6K連写」「4K連写」の撮影停止後に、次の撮影が可能になるまでの時間を短縮
  • 「6Kフォト」による「ループ記録」が可能に

ALL-I動画記録モード追加

  • 4K/FHD動画記録において、4:2:2,10bit ALL-I記録モードを追加

4K HDR動画撮影に対応

  • 「フォトスタイル」に「ハイブリッドログガンマ(HLG)」を追加
  • パナソニック製4K HDR対応ビエラなど、HEVC圧縮方式に対応したAV機器での動画再生を可能にする、低ビットレートの4K HLG動画記録モードを追加

アナモフィック動画撮影モードの強化

  • 有効画素数約18メガで撮影できる、「高解像アナモフィックモード」を追加(※HEVCで記録)
  • アナモフィックレンズを使用した撮影中に、シネマスコープサイズ相当に引き伸ばした状態を確認できる「アナモフィックデスクイーズ表示」機能を追加
  • 動画撮影中にシネマスコープサイズや16:9、1:1などの画角を表示アシストする「ビデオガイドライン表示」機能を追加

ボディ内手ブレ補正の強化

  • アングルを固定した撮影で強力に手ブレ補正が働く「手ブレロック」機能を追加
  • 2.0倍、1.33倍のアナモフィックレンズを使用した撮影用に、最適な補正効果を発揮する手ブレ補正モードのメニューを追加
  • 他社製レンズを使用したVFR撮影で、手ブレ補正が動作しない不具合を改善

ホワイトバランス設定の修正

  • 色温度設定のWB2軸補正を行った後、K(ケルビン)値を変更すると、WB2軸補正値がリセットされる不具合を修正
  •  インターバル撮影の改善
    • 撮影待機画面で、終了予定時刻・残枚数が確認が可能に
  •  省電力ファインダー撮影機能の改善
    • モニター撮影情報表示画面以外の撮影待機画面でも、省電力ファインダー撮影機能の使用が可能に

ワイヤレス機能の強化

  • Image Appの「Bluetoothリモコン」機能に対応
  • 「自動画像転送」機能において、カメラの電源を切るときに未送信画像があった場合、次回起動時に送信するように改善

その他、使用性の改善

  • 拡大再生画面・マルチ再生画面で、Fnボタンによるレーティング設定が可能に
  • Fnボタンに「常時プレビュー」「4Kフォト一括保存」「下限シャッター速度」「RAW現像」「RECボタン動作」「SDカードスロットの切替」「マイクレベル設定」を割り当てが可能に
  • DISP.ボタンをロックが可能に
  • リレー記録で動画のファイル番号がリセットできないことがある不具合を修正
  • リレー記録でSDカードをフォーマットした後に動画のファイル番号がリセットされることがある不具合を修正
  • バックアップ記録で、ファイル番号がリセットされないことがある不具合を修正
  • 「拡張ISO感度」を低ISO感度に設定、「iDレンジコントロール」を強に設定、「ハイライトシャドウ」を設定した際の画質を改善

単なるファームウェアアップデートではなく、4K HDR動画撮影への対応やオートフォーカスの改善など、さまざまな進化を果たしたLUMIX GH5第2章とも言える大幅アップデートとなっています。

LUMIX GH5のファームウェアアップデートはこちらから。

参考:LUMIX
画像:Amazon

Reported by 正隆