写真はレンズで決まる?レンズは結構売れているのか?

交換レンズ出荷数量月間推移

レンズファンの皆さんこんにちは。

カメラが売れなくなって久しいですが、果たして交換レンズの方はどうなのでしょう?

そこで今回はここ10年間の交換レンズの出荷台数実績の推移と2019年の見通しをご紹介します。



■過去10年間の交換レンズ出荷台数比率の推移と2019年見通し

交換レンズ前年との出荷台数比率の推移(2019年はCIPA見通し)
全体 35mm判 35mm判未満
本数 金額 本数 金額 本数 金額
2009 102.8% 87.1% 92.2% 84.8% 106.9% 88.9%
2010 134.8% 128.1% 128.4% 136.5% 136.9% 121.7%
2011 119.9% 107.2% 112.1% 102.7% 122.3% 111.0%
2012 116.7% 114.7% 115.9% 112.2% 117.0% 116.6%
2013 87.9% 105.3% 92.7% 114.9% 86.5% 98.1%
2014 85.9% 88.9% 95.3% 95.4% 83.1% 83.2%
2015 94.5% 100.2% 96.8% 103.3% 93.7% 97.1%
2016 88.6% 84.6% 92.9% 88.5% 87.1% 80.4%
2017 100.2% 109.0% 99.6% 109.3% 100.4% 108.7%
2018 93.8% 100.9% 108.3% 112.0% 88.3% 87.7%
2019 91.7%

交換レンズの出荷本数・金額推移

交換レンズの出荷本数・金額の推移をみると、出荷本数のピークは2012年の30,371,708本、出荷金額のピークは2013年の504,288,928,000円となっています。

これらを2018年と比較すると以下のようになります。

ピーク年と2018年の交換レンズの本数・金額(単位は千円)の比較
2012 2013 2018 比率
全体 本数 30,371,708 26,687,591 18,023,709 59.3%
金額 478,824,828 504,288,928 417,831,183 82.9%
35mm判 本数 6,629,804 6,147,001 5,688,836 85.8%
金額 204,997,171 235,605,255 251,446,146 106.7%
35mm判
未満
本数 23,741,904 20,540,590 12,334,873 52.0%
金額 273,827,657 268,683,673 166,385,037 60.8%

結局交換レンズも不況だった

調べる前は交換レンズはカメラボディほどカメラ業界の不況のあおりを受けていないのではないかと思っていましたが、やはりピークであった2012-2013年と比較するとレンズも相当落ち込んでしまっているのがわかります。

フルサイズ用レンズが金額ベースで健闘しているものの、本数はやはり減っており、これはレンズ一本あたりの価格が上がってしまっていることを意味するわけですから、写真愛好家にとって必ずしも喜ばしいこととは言い切れません。

またレンズ全体で見ると、ピーク年と比較して、本数で-40.7%、金額で-17.1%とやはり大幅に減少しています。

カメラボディの出荷本数・金額推移

カメラボディの方も見てみましょう。台数・金額共にピークであった2012年と比較したのが以下の表です。

ピーク年と2018年のカメラボディの台数・金額(単位は千円)の比較
2012 2018 比率
全体 台数 20,157,053 10,759,797 53.4%
金額 753,163,393 569,749,784 75.6%
一眼レフ 台数 16,200,451 6,620,999 40.9%
金額 627,943,316 297,302,453 47.3%
ミラーレス 台数 3,956,602 4,138,798 104.6%
金額 125,220,077 272,447,331 217.6%

フルサイズミラーレスの影響で、ミラーレスに関しては金額ベースで倍増していますが、やはりレンズ交換式カメラ全体を支える力は無いようです。

やっぱりレンズだけ売れるということはない

予想したものとは異なる結果となり、ピーク年と比較した結果としては、以下のようになります。

  • ボディ→数量:-46.6%/金額:-24.4%
  • レンズ→数量:-40.7%/金額:-17.1%

レンズの落ち込みはボディの落ち込みと比較すると数量・金額共にやや緩やかではあるものの、結局は「ボディが売れていないのにレンズだけ売れるということはない」という結果になってしまいました。

兎にも角にもカメラが売れないことには、関連製品のあらゆるものがつられてしまうようです。

 

参考:CIPA
画像:CIPA

Reported by 山﨑将方