チャンスは一度!ブライダル(結婚式)撮影の全て教えます!

皆さん結婚式出てますか?

ブライダル撮影

今日は人生一度の晴れ舞台、結婚式を撮影する際の簡単な撮影の基本テクニックと注意事項、更におすすめの機材をご紹介したいと思います。これからブライダルフォトグラファーになりたいそこのアナタ!友人の結婚式を綺麗に撮りたいアナタ!ぜひお立ち寄りくださいませ。

ちなみにAmazing  Graphではひらはらさんがブライダル撮影も行っています。ゲストの楽しげな様子に定評があるとのこと。ご依頼の際はこちらからどうぞ!



■ブライダル撮影で気をつけること


簡単にですが、まずはブライダル撮影時の注意事項を。

1.早くに会場入りする

もしプロのブライダルカメラマンであれば、どんな理由があろうと遅刻だけは許されません。カメラマンのために挙式を遅らせることもやり直すことも出来ません。遅刻だけは絶対にしないようにしましょう。

ブライダル撮影ではまずは式場の外観を撮ります。結婚式の思い出は会場内だけではなく、どこで式を挙げたかも大切です。式場の外観や受付の飾りやウェルカムボードなども押さえておきます。

次にすることは結婚式の流れを把握しておくことです。進行表が事前に手に入りそうであれば貰っておきましょう。合わせて会場の作りを把握しておきます。挙式と集合写真は別の場所で撮影する場合が多く、移動の際などにカメラマンは裏から行ってくださいと言われる場合があります。

来賓客として撮影するのであれば他の人と一緒に行動すれば大丈夫ですが、ブライダルカメラマンの場合は裏の通路を通らなければならない場合があります。大きな式場は本当に大きいのでスケジュールと移動ルートを事前に把握しておきましょう。

なお、式場のスタジオ(写真室)は、外部カメラマンは入室禁止の場合がほとんどなのでうっかり入らないように注意しましょう。

2.式場のスタッフには事前に挨拶を

仕事として撮影に挑む場合は必ず、新郎新婦、式を執り仕切るキャプテン、介添人さんに事前に挨拶を済ませましょう。その際あとでご説明する各卓撮影の有無をキャプテンに伝えておきます。

キャプテンや介添人さんに挨拶をしておくことは、その式場をよく理解している人物を味方につけるか敵にしてしまうかを左右します。事前に挨拶をしておけば撮影のベストポジションや式場の移動ルートを教えてくれます。これだけでブライダル撮影の成功率は飛躍的に上がります。

3.入ってはいけない場所に入らない

メイクルームや新郎新婦の控え室など入ると怒られる場所があります。いかに撮影であっても入っては行けない場所には立ち入らないように気をつけましょう。不明な場合は介添えの方に聞くと間違いありません。断られた場合は素直に引き下がりましょう。

一部例外としてメイクシーンを撮ってほしいという要望が新婦からあった場合はメイクルーム(ブライズルームとも言います)に入れる場合があります。メイクルームOKかNGかは、事前に確認しておくとスムーズです。

また、式場によってはバージンロードに入ってはいけない、階段の上に上がってはいけないなどルールがある場合がありますので確認しておきます。もし「本番は◯◯禁止」なら、直前のリハーサルに撮れるチャンスがあるかもしれません。その時だけはベストポジションから大胆に撮影させてもらうといい写真になります。

4.先を読んで行動する

仕事で撮影する場合は進行表が事前に貰えますから、必ず式場スタッフの方に貰っておきましょう。撮影中は次の展開を読んでどのポジションで待っていればベストなのかを考えて行動しましょう。

5.カメラマンは黒子

我々カメラマンもまた結婚式の良い思い出を作るためのスタッフの一員であり、当然主役ではありません。いい写真を撮りたいからといって雰囲気を壊すような撮影や目立ちすぎるポジションに立つのは控えましょう。

前に出て撮影する必要がある場合、スパっと前に出て撮影→サッと引くというのが大切です。素早く前に出ないと来賓客で人垣が出来てベストな撮影ができなくなる場合があります。押しと引きを繰り返して、素早く前に出て撮影し、終わったらスムーズに引きましょう。時にはしゃがむなどして邪魔にならないように対応します。

結婚式の主役は新郎新婦ですからカメラマンは目立ちすぎてはいけませんし、かと言って必要なカットも撮り逃してはいけません。

6.各卓撮影が必要な場合はキャプテンに事前に伝える

ブライダル撮影でもっともスケジュールを狂わせる要因となるのが、新郎新婦がキャンドルサービスを各テーブルに回りながら行い、その際に新郎新婦と来賓客の記念撮影を行う、いわゆる「各卓撮影」というものです。

キャンドルサービスをしない場合、写真だけを撮って回る「フォトラウンド」などとも呼ばれます。これらはカメラマンの腕とキャリアが問われます。

結婚式場では、結婚式や披露宴の進行を取りまとめる現場監督のことをキャプテンと呼びます。キャプテンからすると最も困るのがこの各卓撮影で、殆どのキャプテンは各卓撮影だけは極端に嫌がります。

しかしながら当然新郎新婦からの要望でどうしても各卓撮影を行ないたいというケースがあります。その場合は事前にキャプテンに「新郎新婦からの強い要望で各卓撮影しますので、お手数ですがサポートお願いします」という旨を伝えておきましょう。

プロのブライダルカメラマンなら必ず事前にキャプテンに伝えねばなりません。式場とのトラブルの原因となります。

各卓撮影中はそのテーブルの来賓客からカメラやスマートフォンを渡されて「自分のカメラでも新郎新婦とのショットを撮って欲しい」という要望がよく出ます。

しかしそれに応えてしまうと同じテーブルの違う人からも頼まれます。更に次の卓でも、またその次の卓でも同じことが起こり、最終的にとんでもない時間が掛かってしまう場合があります。

そうならないよう、カメラを渡されそうになってもできるだけ断って下さい。難しい場合は各テーブルの代表1台のみにしてもらいましょう。

どちらにせよカメラマン自身は断りづらいので、出来れば式場のスタッフに断ってもらう方がスマートかつ来賓客に嫌な思いをさせずに済みます。その協力をとりつけるために事前にキャプテンに各卓撮影のサポートをお願いするわけです。

もし各卓撮影を行うことになった場合、いかにスムーズに行うかが重要になります。テンポよく、各テーブルを1カット2枚程度(目つぶり防止のため)で次のテーブルへ移動しましょう。
自分は長引いても平気と思っていても、披露宴が押すと次に披露宴会場を使う別の新郎新婦や親族、来賓客に多大な迷惑がかかります。

勿論そうなった場合それを謝罪することになる式場スタッフや、次の挙式を撮影する他のブライダルカメラマンまでずっと待機することになり、様々なかたに多大な迷惑をかける事になります。

各卓撮影はプロ・アマ問わず、ブライダルを撮影するカメラマンにとって最もリスクが高い撮影となるので十分お気をつけ下さい。

■おさえておきたい重要シーン


キスシーン

ぜひとも抑えておきたいキスシーンですが、新郎新婦がシャッターチャンスを意識してくれるとは限りません。0.3秒でキスを終えてしまう恥ずかしがり屋さんの場合もあるので、キス直前になったら構図を決め、覚悟を決め、その瞬間に全集中力を傾けます。

連写するとストロボのチャージが追いつかない場合もあるので、1枚1枚タイミングよくシャッターを切るほうがいいと思います。

余裕があれば横位置と縦位置、両方撮れると嬉しいですね。近くの装花を前ボケにしてアクセントにするなどブライダルフォトグラファーの腕の見せ所ですが、慣れないうちはあまり冒険せず堅実に。

ブーケトス

ブーケトスでは、投げてからシャッターを切ったのでは遅すぎるので、新婦が投げる少し前からゲストの女性が受けるまでシャッターを切り続けます。近くに階段などがあれば、ややハイアングルで撮影すると新婦やゲストの表情がきれいに写し撮れます。

ブーケを受け取った方は新婦さんと並んでもらい記念撮影を撮ってあげましょう。最近は新郎からの◯◯トスという男性バージョンもあったりします。

集合写真

全員の集合写真は式場カメラマンが撮影して済む場合も多いですが、もし撮影することになった場合は注意する点があります。

まず手持ちのレンズで一番広角だとどこまでの範囲が映るか確認し、「ここからここまで」とわかりやすくお客様に並んでもらいます。自分の立ち位置から見てどうしても隠れてしまう方がいたら、近くまでいって見える位置に移動してもらうなどの配慮も必要です。

絞りはF8〜F11程度にし、目つぶりがあることを考えて同じカットを数枚撮影しましょう。
声かけは大きな声で元気よく!明るく堂々と指示するのがコツです。

■カメラの設定


RAW/JPEG

撮影枚数が多くなるブライダル撮影では基本的にJPEG撮影となります。画像サイズも1600万画素程度あれば十分ですから高画素機では画像サイズも多少下げても構いません。

ホワイトバランス

太陽光(またはストロボ光)かオートホワイトバランスで撮ります。披露宴中はさまざまな特殊な色のライトが使われるため、それに合わせてホワイトバランスを手動で設定していると結果的にグチャグチャで統一感のない色調になります。

オートホワイトバランスか太陽光(またはストロボ光)の設定で撮影した方が結果的にばらつきの幅が少なく抑えられます。

露出モード

絞り優先かマニュアルモードが基本です。マニュアルモードに慣れていない場合は絞り優先で構いません。ブーケトスの時も基本的に明るい場所になりますからシャッタースピードは自動で速くなるためシャッタースピード優先にする必要はありませんが、いいタイミングを逃さ無いために連写モードで撮影します。

絞り

絞りはF2.8~F5.6程度にとどめます。ただでさえ薄暗い披露宴では絞り過ぎると感度が相当上がってしまい画質が悪くなります。被写界深度に問題がなければ開放、ある程度パンフォーカスにしたい場合でもF5.6程度で撮影して下さい。大人数の集合写真の場合のみF11程度まで絞り込みます。

シャッタースピード

絞り優先ならカメラ任せで構いません。マニュアルの場合は上げ過ぎないように気をつけましょう。シャッタースピード低速限界設定が出来る場合は1/60~1/125秒程度に設定しておきましょう。被写体ブレを多少なりとも抑えてくれます。

ISO感度

感度設定はオートで構いません。披露宴はライティングがコロコロ変わり、画角や構図で露出は大きく変わるため手動で設定していては間に合いません。そのためISO感度はオートでカメラに任せます。

ストロボ

ブライダル撮影ではほとんどが天井へのバウンス発光になります。TTL調光でも構いませんがバラつきが出やすいため基本はマニュアルでフル発光にします。披露宴会場や挙式場の天井は非常に高く、特に披露宴会場は暗いことが多いためフル発光でも露出オーバーになることはまずありません。

ストロボをフル発光、カメラのISO感度をオートにすることで、露出をカメラに任せてカメラマンは構図やピントに集中します。

■ブライダル撮影に挑む機材


さてブライダル撮影に重要な機材ですが、必要なものを簡単にまとめると、

  • 高感度に強いカメラ
  • サブカメラ
  • できるだけ光量の多いクリップオンストロボ
  • F値の小さい標準ズームレンズ
  • カメラバッテリー予備
  • ストロボバッテリー予備

などが最低限必要な機材になります。また加えてあった方が良い機材としては、

  • 広角ズームレンズ
  • 望遠ズームレンズ

となります。各機材の説明をいたしますと、

高感度に強いカメラ

特に披露宴会場は薄暗いことが多く、そのため感度はかなり高くなることが多く、高感度に強いフルサイズ機が望ましいです。APS-C機でも撮影は可能ですが、その際はストロボを大光量の物を使用するなどして対策しましょう。

サブカメラ

結婚式は一度しかチャンスがありません(人によっては二度三度ありますが)。ですから仕事では必ず必要になります。他にプロカメラマンがいて単に友人や親族の結婚式を撮りたいということであれば必要ありませんから、楽しく参加するためにも1台で十分です。

できるだけ光量の多いクリップオンストロボ

ストロボは可能な限り大光量のものが望ましいです。披露宴会場は暗くまたブライダル撮影では基本的に天井バウンスになります。天井が高いため十分な発光量がないと光が回りません。そのため大光量のストロボが必要になります。

F値の小さい標準ズームレンズ

やはりこれも披露宴会場の暗さのため24-70mm/F2.8~F4.0程度までのレンズが望ましくなります。しかしながら人物撮影となるので被写界深度が浅すぎるとピントがシビアになり、新婦の目にピントを合わせ続けるのが難しくなります。

また新郎新婦のツーショット撮影では、新郎新婦ともに被写界深度内に収める必要があるため、常に絞り開放で撮影する訳ではありません。

もっとも絞る必要がるのが集合写真になりますが、ブライダルでの集合写真は基本的に挙式の後に行われる事が多く、その際は明るい室内もしくは屋外であるケースが多いためF11程度まで絞り込んで構いません。

披露宴中は多くの披露宴会場が薄暗いため、F2.8~F5.6程度までを使用して感度が上がりすぎるのを防ぎます。

良く暗い室内だから単焦点では?というご質問を受けますが、ブライダルカメラマンで単焦点レンズをメインに使うカメラマンは殆どいません。と言うのも、さまざまなイベントが次々と起こり、動ける範囲に制限があるブライダル撮影では寄ったり引いたりという動作はいつでも出来るとは限りません。

また取り逃しの無いようにするためにレンズ交換そのものをほとんど行いません。

カメラ2台を同時に肩にかけて撮影する場合もありますが、その際は標準ズーム+望遠ズームや標準ズーム+広角ズームレンズを使用します。いずれにせよ単焦点レンズは必要ありません。そのためブライダルカメラマンはズームレンズを使うことが殆どです。

カメラバッテリー予備

ブライダル撮影は撮影枚数が多くなります。仕事で撮影する場合、500~1000枚程度が一般的な挙式+披露宴1回での撮影となります。予備バッテリーは必ず携帯しましょう。

ストロボバッテリー予備

ブライダル撮影の9割はストロボを天井に向けて発光させる天井バウンスとなります。また天井が高くフル発光の連続となりますのでカメラより先にストロボのバッテリーが切れるケースが多くなります。バッテリーの予備は必ず携帯しましょう。予備は2~3組用意しておくほうが安心です。

広角ズームレンズ

挙式場内観や外観を撮影する際、また集合写真を撮影する場合に必要になります。集合写真は多数のお客様が狭い挙式場にすし詰め状態になるため下がって撮ることが出来ません。そのためパースがつくことを覚悟で標準ズームの広角側、もしくは広角ズームレンズでの撮影となります。

挙式場は明るい部屋が多く、外観は当然太陽光があります。また集合写真はある程度絞る必要があるため標準ズームと違って特に明るいレンズである必要はありませんが、明るいレンズであれば尚良いという程度です。

また高砂(新郎新婦の座る席)の後から新郎新婦を入れての全景写真を撮る際にも広角ズームレンズが生きてきます。

F値の小さい望遠ズームレンズ

ブライダルカメラマンの場合は、挙式場においてバージンロードの出口に待ちかまえて挙式後の新郎新婦が参列者の間を抜けて退場するシーンを正面から押さえる際などに使用します。バージンロードを踏まないよう、挙式場の出口から望遠レンズで祝福されながら退場する新郎新婦の正面のカットを撮影するわけです。

ブライダルカメラマンは挙式中は新郎側の部屋の隅に構えて新婦を主体に撮影します。新婦側に構えてしまうとキスシーンで新婦の背中しか写せませんから、新郎側の脇で撮ります。

キスシーンはバージンロードの入り口から祭壇に向かって正面を撮影するのも手です。その場合アングルを工夫すれば、神父さんの上の十字架も一緒に写すなどバリエーションが作れます。

来賓客として撮影する場合は当然前に出られませんから、席から望遠ズームレンズで撮影します。その為に望遠レンズが必要になります。

こちらも広角ズームレンズと同じで使いどころが挙式中であるためブライダルカメラマンとして撮影する際は特別明るい必要はありませんが、来賓客として挙式中にテーブルから撮影する場合は明るいレンズが望ましいです。お祈りや賛美歌の歌唱中は、そちらに集中してくださいね。

■おすすめ機材セット


ブライダル撮影向きの機材のセットをいくつかご紹介します。お持ちの機材で同等のものがあればそこは省いて、持っていないものを揃えましょう。仕事で撮影する場合はサブ機が必要ですので2台揃えましょう。仕事でなければサブカメラは必要ありません。

ブライダルカメラマンとして使える機材が中心となりますので多少高価にはなりますが、一生に一度の結婚式、信頼できる機材を揃えたいものです。

ブライダルカメラマンとしての第一歩
種類 メーカー 機種名
メインカメラ Canon EOS 6D EF24-70L IS USM レンズキット
サブカメラ Canon EOS 6D
レンズ Canon EF70-200mm F4L IS USM
スピードライト Canon 600EX-RT
バッテリー Canon LP-E6
Canonフルサイズ一眼レフでは一番安いモデルながらも上位機に勝るほどの高感度性能を誇るEOS 6Dと手ブレ補正もしっかり効いて写りも良いEF70-200mm F4L IS USMのセットです。

焦点距離が70mmまでと望遠側が少し弱いのでサブカメラにはEF70-200mm F4L IS USMを付けておきましょう。2台体制で24-200mmまでをカバー出来るので撮りやすく比較的手頃な価格で高画質に撮影出来ます。

ブライダルカメラマンとして本格的に歩みだしたあなたに
種類 メーカー 機種名
カメラ Canon EOS 5D Mark III
サブカメラ Canon EOS 5D Mark III
レンズ Canon EF24-70mm F2.8L II USM
レンズ Canon EF70-200mm F2.8L IS II USM
スピードライト Canon 600EX-RT
バッテリー Canon LP-E6
ブライダルカメラマンの定番、

EOS 5D Mark IIIEF24-70mm F2.8L II USMの組合せ。さらに望遠レンズを組み合わせることで挙式中の撮影の幅が大きく広がります。

スピードライトも信頼性発光量ともに申し分無い600EX-RTで確実な撮影が行えます。高感度に強いカメラ+明るいレンズ+強いストロボでブライダル撮影に挑むカメラマンにとって安心感の高い組合せです。

最高の瞬間を最高の機材でという志し高いあなたに
種類 メーカー 機種名
カメラ Nikon D5
サブカメラ Nikon D5
レンズ Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
レンズ Nikon AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
レンズ Nikon AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
スピードライト Godox WITSTRO AD360+PB960 Kit
バッテリー Nikon EN-EL18b
一眼レフ中最高の高感度耐性と暗所でのAF性能、撮影可能枚数3020枚という圧倒的な電池寿命を誇るD5に、明るく手振れ補正までついた最新の大口径標準ズームの組合せ。

さらに望遠と広角レンズまで揃えて大人数の集合写真や一味違うフレーミングも難なく狙えます。

屋上屋を重ねるかのようにご用意したのは28mm時でさえGN80(360W/s)という小型モノブロックストロボ並みの発光量をもつ最強のクリップオンストロボWITSTRO AD360+PB960 Kitです。

SB-5000(35mm時でGN34)や600EX-RT(28mm時でGN30)のような純正ストロボと比べて遥かに強力なのが特徴です。

来賓客として披露宴を楽しみながら撮影したいあなたに
種類 メーカー 機種名
カメラ SONY α7S II
レンズ SONY Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS
スピードライト SONY HVL-F60M
バッテリー SONY NP-FW50
フルサイズとしては小型軽量でありながら最高の高感度性能を誇り、ブライダル撮影最強のミラーレス一眼です。

レンズはツァイスの標準ズームレンズ、ストロボはSONY最大の発光量を誇るHVL-F60Mを組み合わせです。HVL-F60MならSONYスピードライトの特徴クイックシフトバウンスで縦位置と横位置の切り替えもワンアクションです。

披露宴を楽しみながら手軽に素晴らしい画質で撮影できること間違いなし。α7S IIはデフォルトでバッテリーが2個付いてくるため、バッテリ持ちの悪さを考えても、予備バッテリーは1つで十分でしょう。

まとめ ~ ブライダルカメラマンの心意気 ~


結婚式は人生においてそうそうあることではありません。ブライダルカメラマンにとっては日常、しかし新郎新婦にとってはこの日だけは絶対にいい想い出にしたい最も大切な日です。

慣れれば撮影そのものはそれほど難しいジャンルではありませんしカメラマンとしても高額なジャンルではありません。しかしクライアントの気持ちを考えて真摯な態度で撮影に臨みましょう。

特に遅刻と機材忘れだけは絶対に無いように。あなたが撮った一枚が新郎新婦にとって人生で一番大切な写真となるかも知れません。最善を尽くして撮影に望みましょう!

画像:Godox

Reported by 正隆