「カメラニュース」カテゴリーアーカイブ

2022年のミラーレスシェアがキヤノンの独壇場になりつつある

皆さんこんにちは。

今回は皆さん大好きBCNランキングのPOSデータから、2022年に入ってからの各週のミラーレス販売実績を見てみることにしましょう。

それによると、どうやらキヤノンが競合他社にに大きく差をつけて独走いる様子が見えて来ました。そしてこれはフルサイズミラーレスにおいても同様の傾向であることがわかります。

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決定!真のカメラグランプリ2022

真のカメラグランプリ 2022

皆さんこんにちは。

毎年発表されているカメラ記者クラブ主催のカメラグランプリですが、選考委員がアレなので結果選ばれる機種が同じ場合でも、私が一人でやった方がもう少しマシな選考理由を書けるだろうということで、今回は選考委員が私一人による「真のカメラグランプリ2022」を発表します。

目次
  • 真のカメラグランプリ2022
    • 真のカメラグランプリ2022の概要
    • 大賞:ニコン Z 9
      • 選考理由
    • レンズ賞:キヤノン RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE
      • 選考理由
    • わたしが選ぶベストカメラ賞:キヤノン EOS R3
      • 選考理由
    • 真のカメラグランプリ2022の選考を終えて

※もちろん「真のカメラグランプリ2022」はカメラ記者クラブ主催の「カメラグランプリ2022」とは一切関係ありません。

ちなみにカメラ記者クラブはカメラグランプリのことを「世界で一番権威あるカメラ賞」と意味不明なことを本当に言っているので、この「真のカメラグランプリ」は銀河で一番権威あるカメラ賞と言っておきます。

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CP+はイベントとしてもう終わっている。

CP+ 2022 開催中止

皆さんこんにちは。

CP+ 2022は今年もリアル開催が直前に中止になりました。

当初主催者であるCIPA(一般社団法人カメラ映像機器工業会)は、「ワクチン接種証明」だの「PCR検査の陰性証明」だの言っていたわけですが、結局3年連続のリアル開催中止となりました。

根本の原因はコロナではなくCIPAの気概のなさにあるため、コロナがどう変異しようが関係ありません。本心は「少しでも批判されるリスクがあるなら中止したい」というだけでしょう。

目次
  • CP+廃止はもう既定路線なのだと考える

と言うわけで今回は、CP+はもう今後もリアル開催は難しくフェードアウトしていくだろうというお話です。 続きを読む CP+はイベントとしてもう終わっている。

最新カメラメーカーシェア発表!BCN 2022

カメラメーカーシェア2022
画像:BCN(https://www.bcnaward.jp/award/gallery/detail/contents_type=251)

今年もBCN AWARD 2022により、カメラやレンズの2021年の年間シェアとランキングが発表されましたのでご紹介します。

目次
  • ミラーレス部門
  • デジタル一眼レフ部門
  • コンパクトデジタルカメラ部門
  • 交換レンズ部門
  • ビデオカメラ部門
  • アクションカム部門
  • 三脚・一脚部門
  • カメラバッグ部門
  • インクジェットプリンタ部門

今回はBCN AWARD 2022(2021年年間シェア)についてお話しして見たいと思います。

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α7 IVとか只のポンコツでしょ。

α7 IV

皆さんこんにちは。

α7 IVが発表されましたが、普通に見れば期待外れのポンコツでした。売れようが売れまいが関係なく

ソニーから仕事が欲しいレカメラ系レビュアーやYouTuberと違って、忖度の必要がない私はハッキリ言いましょう。買うなと。

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3D VR映像制作の現場を変えるRF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYEが登場!

キヤノンからVR撮影用デュアル魚眼レンズ、RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYEが発表されました。

このレンズはこれまで撮影も編集も非常に面倒であった、プロレベルでの3D VRコンテンツ制作を劇的に容易かつ安価にする可能性を秘めています。

目次

  • これまでの3D VR撮影機材
    • かつて存在した視差を利用したカメラやレンズたち
    • 非常に面倒で高価だったプロレベルの3D VR撮影
  • RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYEは何がすごいのか?
    • ハイクオリティな3D VR撮影の現場を劇的に変える夢のレンズ
    • 構造としても面白い、RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE
    • RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYEは3D VRのプロ市場で通用するのか?

一般の方やスチールのフォトグラファーには基本的に関係がないレンズではあるものの、3D VR撮影を行なっているクリエイターや中小の映像制作会社が一気にRF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYEとEOS R5に流れる可能性を秘めている革新的なレンズと言えます。

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EOS R3は未来をいく実用性世界最高のスポーツ報道用プロ機

Canon EOS R3/キヤノン EOS R3 01

皆さんこんにちは。

遂にEOS R3が正式発表され、その全ての機能とスペックが公開されました。まさに実用性に特化したもの凄いプロ機を出してきたという印象です。

目次

  • EOS R3のスペック部分について
    • コンセプトを明確化した結果オールラウンダーになったEOS R3
    • ローパスフィルターを安易に廃さない誠実さ
    • Picture Style Editorで劇的に良くなるEOS Rシリーズの画質
    • なぜPicture Style Editorを調整するのか?
    • RFレンズの特徴とEOS Rシリーズとの相性
    • 最高約30コマ/秒について
    • ローリングシャッター歪みの低減は無駄ではないが大騒ぎするほどのことではない
    • AF低輝度限界-7.5EVは凄いがスピード感が重要
    • 世界最高約8.0段の手ブレ補正効果は高感度耐性とのバランスを考えて使うといい
  • EOS R3の機能性について
    • 前髪が目にかかると瞳AFが奥の目に合わせにいってしまう問題とその対処
    • 前髪問題を完全に過去のものにしたEOS R3の驚愕の瞳AF
    • 人物・動物に加えて、モータースポーツ(車・バイク)も認識可能に
    • 遥かに実用的になって復活した、視線入力対応ファインダーを搭載
    • 物理シャッターが無くなったスペースをどう活用するか?
    • ダブルスロットのCFexpress+SDカードという選択は正しかったのか?
    • 連続動画撮影最長6時間に対応
    • 4K Canon Log 3に対応
    • 4K オーバーサンプリングの実現
    • RAW動画内部記録
    • 動画撮影中に人物・動物・モータースポーツの被写体追尾が可能
  • EOS R3の外装などについて
    • EOS-1D系と同等の防塵・防滴性能
    • 快適な操作性を備えた縦位置グリップ一体型ボディー
    • マグネシウム合金採用ボディー
    • マルチコントローラー、スマートコントローラー
    • メイン電子ダイヤル、サブ電子ダイヤル2つの合計3つの電子ダイヤル
    • バリアングルモニターは単なる縦位置撮影や自撮りのためではない
    • 5GHz無線搭載でも悩ましい無線でのテザー撮影速度
    • データ通信や電源供給が可能な新アクセサリーシュー搭載
  • EOS R3の総合評価
    • 画質面に関して
    • 機能面に関して
    • 価格面に関して
    • EOS R3は総合評価95点
    • 実用性において、まさに「無双」のカメラ

今回は次世代のスポーツフォトグラファー・報道カメラマンのスタンダートになるであろう、このEOS R3の印象を語っていこうと思います。

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ニコンZ fcは懐古主義にあらず、未来のために。

今回は、ニコンからクラシックスタイルのZマウントミラーレスカメラ、Z fcが発表されました。

  • Z fcのデザインの印象
    • Z fcのデザインの元となったFM2とはどんなカメラ?
    • FM2とNew FM2の違い
    • Z fcとFM2やDfとの違い
      • 前面デザインの違い
      • 上面デザインの違い
      • 背面デザインの違い
  • Z fcは新しい客層を取り込めるのか?
    • Z fcは年配のための懐古カメラにあらず
    • Z fcは新しいカメラ層を切り開くために

今回はZ fcのデザインについての印象をお話ししたいと思います。

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カメラグランプリの審査は全くダメだと思う。

画像引用:カメラグランプリ2021(http://www.cjpc.jp/gra/2021/grandprix21J.html#TOP)

皆さんこんにちは。

今年もカメラグランプリ2021が発表されました。

毎年カメラ記者クラブが発表している「カメラグランプリ」は、前年4月1日から今年3月31日(今回であれば2020年4月1日〜2021年3月31日の期間)の期間に発売されたカメラとレンズの中から、優れた機種を選出するというもので、

  • 大賞(審査員投票)
  • レンズ賞(審査員投票)
  • あなたが選ぶベストカメラ賞(web一般投票)
  • カメラ記者クラブ賞(カメラ記者クラブ会員投票)

の4つの部門があります。

今時このカメラグランプリを参考にしてカメラを買っているというような人はほとんどいないと思いますが、一応日本のカメラ賞としては1984年から続くもっとも歴史ある賞にも関わらず、特に近年はまともに審査されているようには見えません(※選出された機種自体がどうこうという意味ではありません)。

そこで今回は、カメラグランプリの審査が極めて劣化しているというお話です。

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