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ニコン一眼レフの信頼性評価試験は修羅の国。

ニコン温度試験

YouTubeチャンネルのNikon Asiaに、ニコンD850の動作試験の動画が掲載されています。

D850の厳しい信頼性テストの様子が紹介されており、落下・衝撃、防塵防滴、高温多湿といった様々な過酷な環境の中での動作確認を行っています。

そこで今回は、このニコンの信頼性・耐久性テストの様子をご紹介します。 続きを読む ニコン一眼レフの信頼性評価試験は修羅の国。

レンズマウント径とフランジバックの一覧

ニコンフルサイズミラーレス

レンズマウントファンの皆さんこんにちは。

ミラーレスなどで新マウントが登場してきたことで、あるフォーマットのイメージセンサーが搭載できるのか?マウントアダプターが登場しそうか?など、マウント径やフランジバックが注目されることが増えてきました。

そこで今回は、様々なレンズマウントの口径やフランジバックの一覧をご紹介します。 続きを読む レンズマウント径とフランジバックの一覧

ソニーはなぜカメラ業界のトップブランドになれないのか?

α

カメラファンの皆さんこんにちは。

2013年10月、世界初のフルサイズミラーレスカメラとなったα7の発表以来、ここ数年カメラ業界の話題の中心となっていたメーカーはソニーであったと思います。

α7以降、Eマウントαシリーズはその革新性と突出したスペックから多くの喝采を受けてきました。

また「これからはソニーの時代だ」というような意見がカメラ業界の一部の識者の中にも聞こえますが、今回は約7年間Eマウントを実際に使用した上で、私の考えでは「ソニーがカメラ業界のトップブランドになれるとは思わない」というお話をさせて頂きたいと思います。

【目次】

  • カメラとしてのαの弱点
    • 画質面やスペックでは他社をリード
    • イメージセンサーに頼った進化の限界
    • 向上するカタログスペックと向上しない使い勝手
    • αはカメラとして本当に進化していると言えるのか?
    • カメラマニアの巣となっているαシステム
  • 販売面でのαの弱点
    • 裾野を広げることの大切さ
    • ソニーの販売戦略の問題点
    • 差を広げられつつあるシェア
    • 性能で勝りながらセールスで負けることの意味
    • 今後のソニーの販売動向予測
    • 結局ソニーも市場シェアを大いに気にしている
  • わたしがαに限界を感じる理由
    • Eマウントが無くなるとか撤退するという意味ではない
    • ソニーの限界は2012年頃から感じていたこと

今回かなりの部分がαに対して批判的な意見であるため、ソニー及びαファンの方にとっては不愉快な表現もあるかとは思いますが、聞き流して頂ければ幸いです。
続きを読む ソニーはなぜカメラ業界のトップブランドになれないのか?

写真で重要な色の微妙な違いを判別できる?

X-rite ColorChecker Digital SG KHG3420

色覚ファンの皆さんこんにちは。

色味は写真にとって重要な要素。そこで今回は簡単な色覚テストを作ってみましたので、遊び気分で挑戦して頂ければと思います。

もちろんモニターの性能などに大きく影響を受けるので、気軽にやっていただければと思います。

イージーモードからプロフェッショナルモードまで、果たして全問正解できますでしょうか?

※正解は一番下に記載していますので、各問をメモしながらやっていただければと思います。 続きを読む 写真で重要な色の微妙な違いを判別できる?

フォトグラファーはモデルと付き合えるのか?論理的に考えてみる。

EOS 5D MarkIV

論理パズルファンの皆さんこんにちは。

誰もが一度は気になる「フォトグラファー(カメラマン)はモデルさんと付き合えるのか?」について今回は論理パズルで考えて見たいと思います。

難易度:IQ110相当

問題:あるロケーション撮影で、「アートディレクター」と「フォトグラファー」と「モデル」とさらに「大量の撮影機材」を持ってロケ地に行かなければならない。

しかし、車が2シーターのスポーツカーしか調達できなかったため、一度に2名、もしくは1名と機材しか乗ることが出来ない。

しかも厄介なことに、運転免許を持っているのはアートディレクターだけで、フォトグラファーとモデルは2人だけにすると付き合い始めてしまう。

それはなんとなく面倒なのでアートディレクターとしてはそうした事態は避けたい。

さらに悪いことに、モデルはアートディレクターかフォトグラファーがいないと、勝手に撮影機材を弄って壊してしまう。

つまり、

  • 「アートディレクター」「フォトグラファー」「モデル」「撮影機材」をでロケ地まで移動させたい
  • 運転できるのはアートディレクターだけ
  • フォトグラファーとモデルだけにすると付き合い始めてしまう
  • モデルと撮影機材だけにすると撮影機材を壊してしまう

無事にアートディレクター、フォトグラファー、モデル、撮影機材を無事にロケ地まで移動させるためには、最短の手順としてどうすれば良いか? 続きを読む フォトグラファーはモデルと付き合えるのか?論理的に考えてみる。

ソニーのレンズ交換式カメラ、αシリーズの歴史。

NEX-7

この数年、デジタルカメラ業界を最も湧かせてきたメーカーと言えば、多くの方がソニーを挙げられるのではないでしょうか?

現在ではイメージセンサーに代表される圧倒的なスペックで業界を牽引するαですが、レンズ交換式カメラ市場に参入してからのソニーの歩みは決して平坦なものではなく、時に家電メーカーと揶揄され、時にレンズラインナップが貧弱と蔑まれるといった、苦難の歴史でもありました。

そこで今回は、フルサイズのシェアを着々と伸ばし、カメラ業界で覇権を握らんとする、ソニーレンズ交換式カメラ、αシリーズ(及びNEX)のこれまでの歩みを振り返ってみたいと思います。 続きを読む ソニーのレンズ交換式カメラ、αシリーズの歴史。

東京オリンピックのプロカメラマンはどんなカメラを使う?

EOS-1D X Mark II vs D5

果たして来たる2020年東京オリンピック、プロフォトグラファーたちはどんなカメラを使うのか?カメラ業界ではよく話される話題です。

そこで今回はその話題を元に論理パズルにしてみましたので、暇つぶしにどうぞ。

難易度:IQ120相当

問題:東京オリンピックを友達と会場で見て来たあなたは、プロカメラマンがどんなカメラを使っていたのか?が気になり記憶を辿ってみました。

あなたは「望遠レンズを使っていたカメラマンが多かった」というのはハッキリと覚えていましたが、他のことは良く思い出せなかったため、一緒に会場でオリンピックを見た友達6人に、プロカメラマンがどんなカメラを使って撮影していたかを聞いてみました。

すると、6人の友人はそれぞれ以下のように答えてくれました。

  • 佐藤:ミラーレスのフルサイズ機で撮っている人が多かったよ
  • 鈴木:ファインダーを覗きながら望遠レンズで撮っている人が多かったよ
  • 田中:標準レンズでカメラにはストラップを付けている人が多かったよ
  • 渡辺:ニコンのカメラでファインダーで撮っている人が多かったよ
  • 伊藤:ストラップを付けていない一眼レフで撮っている人が多かったよ
  • 山本:キヤノンのAPS-C機で撮っている人が多かったよ

友人たちの言っていることがバラバラであったため、あなたは家に帰ってから録画した映像を見て確認してみました。

すると実際の映像から、「望遠レンズを使っていたカメラマンが多かった」という自分の記憶は正しかったものの、6人の友人のうち、常に正しい事を言っていたのは1人だけであり、残りの5人は正しい事と間違った事の両方を言っていたということが分かりました。

さて、これらの条件を踏まえて、以下の質問に答えてください。

  1. 一眼レフとミラーレスはどちらが多かった?
  2. カメラのブランドはどこが多かった?
  3. フルサイズとAPS-Cはどちらが多かった?
  4. 望遠レンズと標準レンズはどちらが多かった?
  5. ストラップはしている人としていない人どちらが多かった?
  6. ファインダーとライブビューどちらで撮っている人が多かった?

正解はこの後! 続きを読む 東京オリンピックのプロカメラマンはどんなカメラを使う?

操作性が良いカメラメーカーはどこ?

D5 XQD

操作性ファンの皆さんこんにちは。

メニューや操作の分かりやすさはカメラの使いこなしにおいて非常に重要な要素であり、各社のポリシーや撮影に関する知識の蓄積が発揮される部分でもあります。

【目次】

  • キヤノンの操作性
    • クラス毎に操作可能な範囲を大きく変えるという考え方
  • ニコンの操作性
    • 一生知らないまま終わる機能さえある奥深い操作性
  • ソニーの操作性
    • 小型化と操作性のバランスという苦悩
  • オリンパスの操作性
    • ラビリンスの如きメニューと操作性の散漫さ
  • パナソニックの操作性
    • 分かり易いメニューと大柄なボディを活かした操作性
  • 富士フイルムの操作性
    • デジタルでクラシカルデザインを採用することの難しさ
  • リコーの操作性
    • ファンの声を聴きファンのために進化した操作性
  • メーカー全体の印象
    • 各メーカー操作性まとめ

そこで今回は、各カメラメーカーの操作性の良し悪しについて、独断と偏見を元に考えてみたいと思います。 続きを読む 操作性が良いカメラメーカーはどこ?

BCN2019カメラ市場シェアはキヤノン全部門首位、ニコンが追い上げ中?

レンズ交換式 一眼レフ ミラーレス コンデジ
キヤノン 46.8% 56.5% 34.6% 35.6%
ニコン 21.9% 43.4% 33.3%
オリンパス 13.7% 28.0% 2.1%
ソニー 12.7% 27.5% 10.5%
パナソニック 3.7% 7.6% 1.0%
富士フイルム 1.1% 2.3% 3.8%
リコー 5.2%
カシオ 8.4%

BCNランキング(全国の家電量販店やECサイトのPOSデータを日次で集計したもの)を元に、BCN AWARD 2019(2018年分)の各カメラメーカーの現時点での国内市場シェアを概算してみました。

2018年上半期のシェアは現在のところ、

  • レンズ交換式カメラ全体:キヤノンが圧倒
  • 一眼レフカメラ:キヤノン首位を維持もニコンが追い上げ傾向
  • ミラーレスカメラ:キヤノンが遂に国内市場で首位に
  • コンパクトデジタルカメラ:キヤノンとニコンが熾烈な首位争い

といった感じだと思います。

今回は2018年上半期のシェア動向について考えてみたいと思います。 続きを読む BCN2019カメラ市場シェアはキヤノン全部門首位、ニコンが追い上げ中?

プロカメラマンが○○にマウント移行している、というのは錯覚

EOS-1D X Mark II vs D5

皆さんこんにちは。

今回はプロフォトグラファーの使用機材に関する余談ですが、ネット上の口コミサイトなどで、

  • プロカメラマンの○○(名前)が、△△(カメラブランド)から、□□(カメラブランド)に変えた
  • プロカメラマンの多くが、○○(カメラブランド)に次々とマウント移行している

というような話を時々耳にすることがあるかと思います。

こうした話は、カメラ業界では定期的に起こる話題なのですが、実状とは異なるケースが多いため、今回はその点についてお話ししたいと思います。

【目次】

  • フォトグラファーの仕事には色々ある
    • フォトグラファーの種類
    • 機材を使用したりレビューすることもフォトグラファーの仕事の一つ
  • セミナー講師や書籍や雑誌に寄稿するフォトグラファーの実際
    • セミナーやイベント講師、雑誌系のフォトグラファーの活動
    • 機材はメーカーから提供される場合がままある
    • セミナー講師や写真系雑誌に寄稿することと、商業写真撮影はかなり違う
  • プロフォトグラファーの現実
    • 商業写真のフォトグラファーは一流だから有名とは限らない
    • 提供されたカメラを使うことと機材を入れ替えることは違う
    • 現実の商業写真のフォトグラファーはそんなに気楽にマウントを変えたりしない
    • プロ市場を狙っていく本当の意味
    • キヤノン・ニコン以外のメーカーがプロフォトグラファーの市場を獲得していくためには?

では、早速始めましょう。 続きを読む プロカメラマンが○○にマウント移行している、というのは錯覚