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ソニーが生き残る道はZマウントアライアンスしかない

SONY 1 Mount
画像引用:SONY US(https://electronics.sony.com/one-mount-platform)

皆さんこんにちは。

本格的なフルサイズミラーレス時代が到来し、Eマウント口径の小ささに由来する光学設計やメカ設計の制約で競合他社に付いていくのが厳しくなってきているソニーですが、このままではαはジリ貧となってミノルタの二の舞になるのは明らかです。

かつてオリンパスはカメラ女子ブームに乗って隆盛を誇り、売れたがゆえにマイクロフォーサーズマウントから引き返せなくなりフルサイズ化の機会を失い衰退していきました。

現在のαも全く同じ道を辿っており、売れてしまったために既に限界を迎えているEマウントに執着してしまい、少しずつ苦しい状況に追い込まれています。

もしもそれが分からないという初心者の方には今回の内容は少し難しいと思いますので、30年くらい勉強して詳しくなったらなった頃にまたお越し頂ければと思います。

逆に「Eマウントの将来が暗いなんて常識でしょ」という中級者以上の方は是非読み進めて頂ければ幸いです。

ところでソニーがコニカミノルタからカメラ事業を引き継いだのが2006年ですから、なんだかんだでソニーは15年間もレンズ交換式カメラを作ってきたわけです。そのソニーがミノルタの敗戦を繰り返したのでは可哀想ですよね?

そこで今回はソニーグループ109,700名の全従業員の誰よりもカメラに詳しい私が、ソニーの代わりにαの生き残り策を考えてあげることにしました。

目次

  • αはここままでは確実に衰退する
    • イメージセンサーのアドバンテージはもうない
    • ソニーが抱える2つの問題
    • Eマウントは規格として既に限界を迎えている
    • Eマウントの手ぶれ補正に対する影響
    • このままではαは確実にキヤノンに潰される
  • αが生き残るただ一つの道はZマウントへの転換
    • 厚さ2mmのAFマウントアダプターが使える
    • 鏡筒を2mm伸ばすだけでZマウント版にリニューアル可能
    • なぜ新マウントではなくZマウントなのか?
    • 真の狙いはEマウントユーザーを自然にZマウント版αに誘導すること
  • お釈迦様が垂らすZマウントという蜘蛛の糸
    • ソニーとニコンの関係性の修復が鍵
    • ソニーは蜘蛛の糸をのぼりきれるか?

というわけで今回はαの生き残りのための方法を考えていきましょう。

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素晴らしいニコンZ 9の少しだけ残念な部分

画像引用:Nikon(https://www.nikon-image.com/products/mirrorless/lineup/z_9/)

皆さんこんにちは。

遂にニコンのフルサイズミラーレス機、Z 9が正式発表されました。

ここ数年「ニコンは落ち目」などと散々言われてきて、またネット上のコミュニティだけでなく一般のニュースメディアですら、そうした論調に便乗する形でニコンの業績不振を報道してきました。

しかしニコンのカメラが駄目かというとそんなことは全くありません。むしろ今のZマウント機の写りは非常に高品質でおすすめですし、個人的にはニコンは今最も過小評価されているメーカーだと思っています。

目次

  • Z 9のここが残念!
    • 上面右側はもっと有効に使って欲しかった
    • フロントファンクションボタンの数に見える負の遺産
  • Z 9の印象まとめ
    • 本当に残念だったのは画質に関して語られていないこと
    • 新しい攻めの姿勢が見られるカメラ

そんな中で出てきたこのフラッグシップ機Z 9ですが、良いところを挙げているときりがないくらい素晴らしい機種なので、今回は敢えてZ 9の少しだけ残念に感じた部分についてお話ししていこうと思います。

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ニコンZ 9の背面操作系を見ての印象

Nikon Z 9 背面
画像引用:Photolari(https://twitter.com/Photolari)

オリンピックに関連して、キヤノンのEOS R3やニコンのZ 9が実際に使われている様子が見られるようになってきました。

EOS R3は既に背面画像も既に公式に公開されていますが、これまで正面の画像しか公開されていなかったZ 9の背面レイアウトがわかるようになってきましたので、今回はニコンZ 9の背面のレイアウトに関しての印象を簡単にお話ししたいと思います。

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東京2020オリンピックプロカメラマンはキヤノン59.7%、ニコン31.2%、ソニー9.1%(352人を対象調査)

東京2020オリンピック プロカメラマン/Tokyo 2020 Olympic Pro Photographer
画像引用:gettyimages(https://www.gettyimages.co.jp/detail/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E5%86%99%E7%9C%9F/gold-medalist-chase-kalisz-of-team-united-states-silver-%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E5%86%99%E7%9C%9F/1330476070?adppopup=true)

皆さんこんにちは。

東京2020オリンピックが遂に開幕しました。果たして東京2020でプロに選ばれたのはどのメーカーなのか?そしてミラーレスはスポーツ報道の現場でどのくらい普及しているのか?

分かりやすくするために、上の画像はカメラマンの顔を色分けしています(カメラが見えず不明な人は無着色)。

  • キヤノンユーザー→赤色
  • ニコンユーザー→黄色
  • ソニーユーザー→水色

上記のようになっており、カメラメーカーが判別できるカメラマンが計43人、メーカーシェアはそれぞれ、キヤノン(30人)、ニコン(11人)、ソニー(2人)でした。

となります。

また、東京2020オリンピックを撮影したプロフォトグラファー、のべ352人の使用カメラを調べたところ、

  • キヤノン:210人(59.7%)
  • ニコン:110人(31.2%)
  • ソニー:32人(9.1%)

という結果となりました。

※全てのフォトグラファーをチェック出来ているわけではないので、ある程度誤差はあると思っておいて下さい。

目次

  • スポーツカメラマンは今もキヤノン・ニコンが主流
    • 相変わらず強かったキヤノンとニコン
    • ソニーαはキヤノン・ニコンの寡占市場を切り崩せたか?
  • スポーツプロフォトグラファーのミラーレス化の現状
    • スポーツ市場のミラーレス化は2022年以降急速に進む
  • ソニーは何を変えるべきなのか?
    • これからのプロ機市場で起こること
    • ネット上に溢れる多くのデマ
    • αは何を改善すればいいのか?
    • ソニーの将来はユーザー次第
  • スポーツ撮影用カメラの「一体型・分離型論争」にも決着
    • αのフォトグラファーたちが証明したバッテリーグリップ一体型の正当性
    • ソニーのデザインが古めかしくなる前に
  • 東京2020オリンピック、カメラメーカーたちの戦いが終わって
    • キヤノン vs ニコン vs ソニー、3社の対決の結末は?

果たして東京2020オリンピックでプロカメラマンはたちはどこのメーカーを使ったのか?そしてキヤノン・ニコンの牙城に挑んだソニーの挑戦の結果やいかに?

天下分け目の大決戦、ここに決着!

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ニコンZ fcは懐古主義にあらず、未来のために。

今回は、ニコンからクラシックスタイルのZマウントミラーレスカメラ、Z fcが発表されました。

  • Z fcのデザインの印象
    • Z fcのデザインの元となったFM2とはどんなカメラ?
    • FM2とNew FM2の違い
    • Z fcとFM2やDfとの違い
      • 前面デザインの違い
      • 上面デザインの違い
      • 背面デザインの違い
  • Z fcは新しい客層を取り込めるのか?
    • Z fcは年配のための懐古カメラにあらず
    • Z fcは新しいカメラ層を切り開くために

今回はZ fcのデザインについての印象をお話ししたいと思います。

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秋篠宮さまと悠仁さま、Nikon Dfを使って写真撮影を楽しまれる。

画像:ANNnewsCH(https://www.youtube.com/watch?v=-bmMBAuW9ew&ab_channel=ANNnewsCH)

秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さまが9月6日、14歳の誕生日を迎えました。

宮内庁によると、悠仁さまは最近では父親である秋篠宮さまから写真の撮影方法などについて教わっているとのこと。

天皇陛下も写真撮影がご趣味として知られていますが、秋篠宮さまも写真撮影を楽しまれるようで、使用されている機種は映像を見るに、ニコンのDf(シルバー)のようです。

そこで今回はそのようなニュースです。

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COOLPIX P1000は人々を笑顔にするカメラ!

COOLPIX P1000

超高倍率ズームコンデジの皆さんこんにちは。

ニコンのCOOLPIX P1000といえば、35mm判換算画角で24-3000mm相当という驚愕の高倍率を実現したデジタルカメラで、コンデジとしては高価かつD750よりも大きいにも関わらず非常に人気のあるモデルです。

COOLPIX P1000が発売されたのは2018年9月ですが、ニコンから先日COOLPIX P1000 See Much FurtherというCOOLPIX P1000の魅力を非常に上手く伝えるプロモーションビデオがアップされていましたので、今回はそのCOOLPIX P1000 See Much Furtherをご紹介します。

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AI-S Nikkor買うなら今!MFニッコール生産完了近し。

マニュアルフォーカスニッコールファンの皆さんこんにちは。

ニコン公式サイトによると、どうやら遂にAI-Sニッコールの生産完了が近づいているようで、

上記3本のAI-Sニッコールレンズが旧製品表示となっています。長い間ニコンが販売を継続していたMFニッコールレンズにも遂に幕を降ろす時が来たのかも知れません。

というわけで、今回はAI-Sニッコール生産完了間近(なのではないか?)というお話です。

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Nikonの呼び方は「ニコン」と「ナイコン」どちらが正しいのか?

Nikonファンの皆さんこんにちは。

Nikonは日本では「ニコン」と呼ばれることが一般的かと思いますが、海外では「ナイコン」と発音されることがあります。

果たしてNikonの呼び方は、「ニコン」なのでしょうか「ナイコン」なのでしょうか?

今回はNikonの呼び方について考えてみたいと思います。

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ニコンZマウントで出して欲しいレンズたち。

NIKKOR Z 24-70mm f:4 S

Zニッコールレンズファンの皆さんこんにちは。

遂に始まったZマウントですが、当然まだまだレンズラインナップは貧弱であり、また数年で長い歴史を持つFマウント並みのレンズを揃えることも難しいでしょう。

そこで今回は、果たしてニコンはどのような順でZマウントを充実させていくべきなのか?を勝手に考えてみたいと思います。

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