「その他」カテゴリーアーカイブ

CIPAにもオリンピック委員会並の厚かましさがあればCP+は開催できた

国民の多くが開催に反対しようとも、なにがなんでもオリンピック開催を目指すオリンピック委員会。

それに比べオリンピックより遥かに規模が小さく世間的には大して知られてもいないのに、わずかな批判を恐れてCP+を自粛してしまうCIPA。

IOC(国際オリンピック委員会)もJOC(日本オリンピック委員会)もろくでもない組織だけれど、そのなりふり構わない姿勢はカメラ業界も学ばなければいけない。

約70年続いたフォトキナはなくなり、次はCP+が消えてしまうだろう。カメラ業界は圧倒的に気概が足りない。

カメラグランプリの審査は全くダメだと思う。

画像引用:カメラグランプリ2021(http://www.cjpc.jp/gra/2021/grandprix21J.html#TOP)

皆さんこんにちは。

今年もカメラグランプリ2021が発表されました。

毎年カメラ記者クラブが発表している「カメラグランプリ」は、前年4月1日から今年3月31日(今回であれば2020年4月1日〜2021年3月31日の期間)の期間に発売されたカメラとレンズの中から、優れた機種を選出するというもので、

  • 大賞(審査員投票)
  • レンズ賞(審査員投票)
  • あなたが選ぶベストカメラ賞(web一般投票)
  • カメラ記者クラブ賞(カメラ記者クラブ会員投票)

の4つの部門があります。

今時このカメラグランプリを参考にしてカメラを買っているというような人はほとんどいないと思いますが、一応日本のカメラ賞としては1984年から続くもっとも歴史ある賞にも関わらず、特に近年はまともに審査されているようには見えません(※選出された機種自体がどうこうという意味ではありません)。

そこで今回は、カメラグランプリの審査が極めて劣化しているというお話です。

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写真集や雑誌で活躍しているポートレートフォトグラファー5人

画像引用:Amazon(https://amzn.to/2QNkd05)

皆さんこんにちは。

フォトグラファーの世界は栄枯盛衰、かつての有名フォトグラファーがいつの間にか消え、気付けば新しい世代が台頭しているもの。

果たしてこの2021年現在、実際に雑誌や写真集で活躍しているポートレートのフォトグラファーはどんな人たちがいるのでしょうか?

ちなみに昨年2020年の年間写真集売上げランキング(フォトエッセイのようなものは除く)は、

  1. 田中みな実1st写真集「Sincerely yours…」
  2. 乃木坂46写真集「乃木撮 VOL.2」
  3. 与田祐希2nd写真集「無口な時間」
  4. 山下美月1st写真集「忘れられない人」
  5. 白石麻衣写真集「パスポート」乃木坂46卒業記念 限定カバー版
  6. 梅澤美波1st写真集「夢の近く」
  7. 秋元真夏2nd写真集「しあわせにしたい」
  8. 堀未央奈2nd写真集「いつかの待ち合わせ場所」
  9. 中田花奈1st写真集「好きなことだけをしていたい」
  10. 安田章大写真集「life is」

となっています。

目次

  • 活躍めざましいポートレートフォトグラファー5人
    1. Takeo Dec.:クオリティとスピードを兼ね備え大活躍
    2. 伊藤彰紀:あらゆる人物撮影をこなすポートレートの達人
    3. 菊池泰久:人物の魅力を的確に捉える素晴らしい情緒感
    4. 中村和孝:ビューティーも得意な写真集のヒットメーカー
    5. 細居幸次郎:驚愕のペースで撮影するアイドル写真集の大家
  • 他にも沢山いる素晴らしいポートレートフォトグラファーたち

そこで今回は「雑誌や写真集で見かけない日はない」という、近年特に活躍めざましいポートレートフォトグラファー5人をご紹介したいと思います。

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ボディ平均価格42万円。カメラ業界の異常性

皆さんこんにちは。

すでに発売されたソニーのフラッグシップ機α1、そして開発発表されたニコンのフラッグシップ機Z 9とキヤノンのハイアマチュア機EOS R3と、この春は各社の高級ハイスペック機たちがカメラ業界の話題をさらっています。

しかし本当にこんなことで良いのでしょうか?

勿論この3機種は、東京2020がずれ込んでいるためにわかりにくくなっているものの、本来は2022年の冬季北京オリンピックや2022 FIFAワールドカップを見据えて開発されたカメラでしょうから、従来機であれば、EOS-1D X Mark IIID6のようなフラッグシップ(EOS R3は厳密にはフラッグシップではありませんが)とほぼ同等のカメラなので高価になるのも仕方がないでしょう。

しかし現在カメラ業界は縮小していく業界の中で生き残るため高付加価値化が急速に進み、発売される機種の多くが初心者が手を出せない(出しにくい)高級機ばかりになっています。

そこで今回はそんな話です。

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EOS R3の新しい視線入力はスポーツ撮影に革新をもたらすか?

画像引用:キヤノン(https://cweb.canon.jp/eos/your-eos/product/eosr/r3/)

みなさんこんにちは。

さて、先日キヤノンがEOS R3の開発発表を行い、その目玉機能の一つとして「視線入力対応ファインダー」がありました。

この視線入力は、EOS 5QD(1992年)において世界で初めて搭載された機能で、その後EOS55(1995年)、EOS-3(1998年)、EOS 7(2000年)でも搭載されたものの、当時の視線入力はあまり評価されなかったことは皆さんもご存知だと思います。

しかし最後の視線入力ファインダー搭載機であるEOS 7から20年以上の時が経ち、比較にならないほどAFの処理速度が向上した今、キヤノンが20年前と同じような視線入力を勝算もなく再び搭載してくるとも思えません。

おそらく相当な自信をもっているからこそ復活させてくるわけですから、EOS R3の視線入力は21年前とは比較にならない進化を果たしているのではないかと期待しています。

また「瞳AFがあれば視線入力はいらない」という声もありますが、私はEOS R3の実機を見てみるまでそれは分からないと思っています。

そこで、今回は21年の時を経て視線入力のレスポンスが劇的に上がっているという前提で、「瞳AFにない視線入力のメリット」をお話ししたいと思います。 続きを読む EOS R3の新しい視線入力はスポーツ撮影に革新をもたらすか?

EOS-1系はなぜEOSと1の間に「-」ハイフンが入っているのか?

画像引用:Amazon(https://amzn.to/3d789Q0)

みなさんこんにちは。

今日はちょっとしたトリビアですが、キヤノンのフラッグシップ機にはフィルム時代から代々、

という風に、「EOS」と「1」の間に「-(ハイフン)」が入っていることで有名です。

これは他のEOSシリーズでは見られないことで(実は一部例外がありそれは本編でご紹介します)、EOS 5DやEOS 6D、あるいはミラーレスのEOS R5やEOS R6シリーズでもハイフンはありません。

そもそもなぜフラッグシップ機である1系にだけハイフンがあるのでしょうか?その歴史と経緯についてお話ししたいと思います。

目次

  1. ハイフンが入っていたEOS-1系たち
  2. 例外的に存在したEOS-3
  3. 実はEOS以前から1系にはハイフンが入っていた
  4. 結局なぜ1系には「-(ハイフン)」が入っているのか?

結論だけ知りたいという方はガッとスクロールして頂いて、終盤の「4.結局なぜ1系には「-(ハイフン)」が入っているのか?」だけ読んでいただければと思います。

ただ歴史的な流れも知っておいた方が面白いと思うので、時間のある方は全部読んでみるのをお勧めします。

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EOS R3のサイズをα1やEOS R5やEOS-1D X Mark IIIと比較する

皆さんこんにちは。

EOS R3の開発発表が行われました。

写真では結構大きく見えるEOS 3ですが、そこでEOS R3を一眼レフフラッグシップ機であるEOS-1D X Mark IIIとRFマウントのEOS R5、そしてソニーのフラッグシップ機であるα1とでサイズを比較してみました。

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フラッグシップ機がバッテリーグリップ一体型になった理由

画像引用:軒下デジカメ情報局(https://twitter.com/nokishita_c)

皆さんこんにちは。

昨今ではミラーレスのフラッグシップ機(ソニーα1やニコンZ 9)を巡って、「フラッグシップ機はバッテリーグリップ一体型が良いのか?分離型が良いのか?」について語られることが増えています。

またキヤノンはEOS R3で久しぶりに3シリーズを復活させるようで、こちらは後にフラッグシップのEOS-R1が控えていると思いますが、3シリーズからすでに一体型を選択したようです。

このフラッグシップは一体型か?分離型か?という議論は今に始まったことではなく15年以上も前にもあったのですが、カメラマニアがある程度入れ替わったのか、報道やスポーツ用のフラッグシップ機の主流がバッテリーグリップ一体型になっていった経緯を知らない世代が増えてきていると思います。

目次

  • バッテリーグリップ一体型のメリット
    1. 一体型の方が後付けバッテリーグリップより操作性が良い
    2. 一体型の方が剛性感に優れる
    3. 一体型の方が重量バランスが良く長時間の操作で疲れない
    4. 一体型の方が防塵防滴性を上げられる
    5. 一体型の方が排熱性に優れる
    6. 一体型の方がバッテリーの持ちが良い
  • バッテリーグリップ分離型のメリット
    1. 分離型の方が携帯性に優れる
  • そしてフラッグシップは一体型になった
    • 結局、報道やスポーツ撮影では分離型より一体型の方がメリットが圧倒的に多い

15年以上も経ってまた同じ議論をしているのは本当に時間の無駄だと思うので、今回はフラッグシップ機(報道用・スポーツ用のプロ機)の主流が一体型になった理由についてまとめておきたいと思います。

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カメラが正方形イメージセンサーを採用しない理由

画像:Amazon(https://amzn.to/399KZGt)

皆さんこんにちは。

カメラマニアの中で、縦位置の撮影時にカメラを構え直さなくて良い、三脚に横位置で固定したまま縦位置も撮影できるなどの理由から「正方形のイメージセンサーを採用してはどうか?」という意見が定期的に聞かれます。

実は正方形のイメージセンサーを搭載したデジタルカメラはレンズ一体型カメラなど一部で存在はしているのですが、一般的なレンズ交換式デジタルカメラで正方形イメージセンサーを採用している機種は私の知る限り現時点ではありません。

これはコスト面ということではなく、正方形のイメージセンサーを採用できない理由があるからです。

というわけで、今回はカメラメーカーはなぜ正方形イメージセンサーを採用しないのか?について解説したいと思います。

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