フレアとハレーションは何が違う?どんな現象?

Photo by 山﨑将方

フォトマスター検定の予想問題です。フォトマスター検定勉強法も掲載していますので、参考にして頂ければと思います。合格目指してさっそく問題です!

難易度:準1級レベル

問:写真用語に「ハレーション」というものがあるが、このハレーションとはどのような現象を言うか?最も近いと思われるものを次の中から選べ。

① レンズに強い光が当たった場合に、暗部に光が漏れることで画面の一部もしくは画面全体が白っぽくなる現象
② フィルムに強い光が当たった場合に、フィルムベースで反射した光で再び感光層が感光し光源の周辺が白っぽくなる現象
③ フィルムに強い光が当たった場合に、光を受けたハロゲン化銀粒子が光を吸収しきれず散乱し他のハロゲン化銀粒子を感光させる現象

正解はこのあとすぐ!



■正解は②(フィルムに強い光が当たった場合に、フィルムベースで反射した光で再び感光層が感光し光源の周辺が白っぽくなる現象)


「フレア」と「ハレーション」は異なる現象

「フレア」と「ハレーション」は混同されることが多いものの、実はこの二つは異なる原因から発生する現象です。

フレアとは?

レンズフレアとは、太陽やスポットライトなどの強い光源が、直接もしくはそれに近い形でレンズに当たった場合に、その光がレンズやカメラボディ内部で反射され、光源の周辺や画面全体を白っぽくし写真のコントラストを低下させてしまう現象です。

①の「レンズに強い光が当たった場合に、暗部に光が漏れることで画面の一部もしくは画面全体が白っぽくなる現象」はこの「フレア」の解説となります。

ハレーションとは?

「ハレーション」は、写真フィルムに入射した強い光がフィルムベース裏面で反射され、再び感光乳剤層に入り感光させてしまう現象のことで、その結果強い光源の周囲が白くボヤけて写ります。

このハレーションを防ぐために、フィルムによってはフィルムの背面や感光層とフィルムベースとの間に銀コロイドや染料を含む「ハレーション防止層」を設けたものがあります。

つまりハレーションは光源が強すぎるためにフィルムの支持体となるフィルムベースから光が跳ね返り、その光が再びフィルムを感光させる現象のことで、フレアやゴーストといったものとは原因が異なる全く別の現象です。

というわけで「ハレーション」の解説としては、選択肢②の「フィルムに強い光が当たった場合に、フィルムベースで反射した光で再び感光層が感光し光源の周辺が白っぽくなる現象」ですから正解となります。

イラジエーションとは?

選択肢の③は、「イラジエーション」と呼ばれる現象で、フィルムに非常に強い光が入射した場合に、光を直接受けたハロゲン化銀粒子が光を吸収しきれず光が乱反射を起して散乱することで、本来であれば光が当たらない他のハロゲン化銀粒子まで感光させてしまう現象のことです。

 

参考:Wikipedia,weblio

Reported by 山﨑将方