フォトマスター検定の予想問題です。フォトマスター検定勉強法も掲載していますので、参考にして頂ければと思います。
過去の各級の予想問題のまとめ
合格目指してさっそく問題です!
難易度:2級レベル
問:フィルムカメラの中には一般に「35mm判」と呼ばれている、有名なフォーマットがある。この35mm判の35mmとは、一体どこの長さのことを表しているか?次の中から選べ。
① 撮影画面サイズの長辺が35mm
② フィルムの幅が35mm
③ フィルムを収納している金属製パトローネの直径が35mm
正解はこのあとすぐ!
■正解は②(フィルムの幅が35mmであるため)
35mm判とはフィルムの幅のこと
先に、
- ①の撮影画面サイズの長辺
- ③のフィルムを収納しているパトローネの直径
に関してですが、
①は「35mm判の画面サイズ」は、長辺36.0×24.0mmなので、長辺は36.0mmなので不正解となります。
③の「パトローネの直径」は、かつてはパトローネの大きさは幾つかあったのですが、今日皆さんが一番よく見かける一般的な金属製パトローネの直径はおおよそ24mm程度であるため、やはりこちらも不正解となります。
というわけで、②(フィルムの幅が35mm)が正解となります。
35mm判というのは、いわゆる135フィルムのフィルム幅のこと表していたわけです。
35mmフィルムのことをなぜ「135フィルム」と呼ぶ?
ちなみに「135フィルム」というのは、コダックが名付けたもので、もともと35mmフィルムは映画用の長尺フィルムを転用して作られたわけですが、当初は長い映画用のフィルムを切ってスプールに巻いて使っていました。
それをアグファが1932年に世界で初めてパトローネに入れて販売し、1934年にドイツ・コダック(元ナーゲル)が後を追う形で販売したのですが、その時のコダックでの規格名が「135フィルム」で、それが一般に広まり、35mm判のことを「135フィルム」と呼ぶようになったわけです。
中判用のブローニーフィルムも「120フィルム」とか「220フィルム」と呼ばれますが、これもコダック内でのフィルムの規格名で、その点においては「135フィルム」も同様です。
この「3桁数字のコダックのフィルム規格」は、現在ではその多くが使われなくなり、製造もされなくなりましたが、かつてはとても沢山の種類が存在していました。
Reported by 正隆