ZEISSのEマウントフルサイズ対応レンズBatisに新たにBatis 2.8/18が加わりました。
既に作例もアップされていますので、そちらと合わせて期待の超広角レンズ、Batis 2.8/18のレビューをご覧頂ければと思います。
■ミラーレスに最適な新時代の超広角レンズ
Batis 2.8/18はBatisシリーズで最広角のレンズとなっており、その画角を活かして、遠近感を強調したクリエイティブな撮影が可能です。画角周辺部まで高解像の画質を得られるため、風景・星野・建築物など、周辺画質を求められる被写体にも適しています。
またSONY Eマウントカメラに対応したオートフォーカスを搭載している点も使い勝手の上で見逃せないポイントと言えるでしょう。
更に防塵防滴機構を採用しており、撮影距離や被写界深度を表示することが可能な有機ELディスプレイは従来のレンズではあり得なかった利便性を持っており、革新的な構造と言えるでしょう。
また鏡筒・マウント共に金属製部材を使用しており、長期間の使用に耐えられるよう設計されています。
■製品仕様
焦点距離 | 18 mm |
絞り値 | f/2.8 – f/22 |
最短撮影距離 | 0,25 m (9.8 ″) – ∞ |
レンズ構成 | 11/10 |
画角:対角/水平/垂直 | 99° / 90° / 67° |
最短撮影距離における撮影範囲 | 227 x 340 mm (8.9 x 13.4″) |
フィルター径 | M77 x 0,75 |
サイズ(レンズキャップ含む) | 95 mm (3.7″) |
ピントリング最大径 | 78 mm (3.1″) |
重量 | 330 g (0.74 lbs) |
レンズマウント | E-Mount |
■レンズ構成
Distagon 10群11枚 | |
特殊低分散ガラスレンズ | |
非球面レンズ | |
特殊低分散ガラス採用の非球面レンズ | |
“Floating Elements”設計 |
Batis 2.8/18のレンズ構成を見てみると、11枚のレンズのうち、
- EDレンズ:5枚
- 非球面レンズ:2枚
- ED非球面レンズ:2枚
という非常に贅沢なレンズ構成となっています。
■実写作例
Batis 2.8/18の公式作例を掲載します。
■ZEISS × SONY
Batisレンズのデザインは好みが分かれるところですが、今時のミラーレス、特にSONYのようなモダンなデザインにはBatisのような現代的なデザインはよく似合うと思います。
またレンズ鏡筒の有機ELディスプレイはピント位置や被写界深度まで表示でき、取り付けた際の表示もグラフィカルで撮影者を楽しませてくれる演出です。
これにてBatisシリーズは以下の3本となりましたが、いずれも評判の良いレンズとなりそうです。
画像:ZEISS
Reported by 正隆