ePHOTOZINEにLAOWA 105mm f/2 STFのレビューが掲載されていしたのでご紹介します。
STFレンズはアポダイゼーションフィルターを内蔵したボケ味を極めたレンズですが、最も有名なのはミノルタ時代からある、SONY Aマウント用の135mm F2.8 [T4.5] STFでしょう。
また最近ではFUJIFILMからも、Xマウント用のXF56mmF1.2 R APDが発売されています。
■LAOWA 105mm f/2 STFの特長
- 対応マウントはNikon F、Canon EF、SONY A、PENTAX K
- マウントアダプターオプションでSONY FE、FUJIFILM Xマウントにも対応
- レンズ鏡筒は金属製で耐久性に優れている
- レンズ構成は高屈折ガラス1枚、低分散ガラス3枚、アポダイゼーションエレメントを含む8群11枚構成
- 電子接点などはなく、完全なマニュアルレンズ
- 高い解像力で解放F2.0から中心でも周辺でも非常にシャープ
- 更に絞り込む事でより解像力は上がるが、F8から徐々に回折による解像力の低下が見られ、F16やF22では極端に解像力が落ちる
- 歪曲収差は非常に少なく、-0.162%の糸巻収差
- 色収差は極軽微で実質的にゼロと考えて良い
- フレアは全く存在せず、すべてのショットで確認する事は出来なかった。コーティングとフードは非常に優れている
- LAOWA 105mm f/2 STFは非常に刺激的なレンズで、被写体のシャープさは少しも損ねず、素晴らしいボケ味を得る事が出来ている
- LAOWA 105mm f/2 STFの長所:画面全域で非常に優れた解像力、美しいボケ味、逆光耐性、色収差と歪曲収差の少なさ
- LAOWA 105mm f/2 STFの短所:厄介なマニュアルでの取り扱い、フードの取り付け時のクリック感の悪さ
LAOWA 105mm f/2 STFは操作感には難があるものの、その描写力は解像力・ボケ味・収差とあらゆる面で非常に高く評価されています。
Nikon F・Canon EF・PENTAX K用が出ており、マウントアダプター無しで取り付けられるSTFレンズという事で希少な存在となりそうで、ePHOTOZINEも☆4.5(HIGH RECOMMENDED)強くお勧め!とのことです。
参考:ePHOTOZINE
画像:LAOWA
Reported by 正隆