先ほど正式発表されましたニコンのフルサイズフラッグシップ一眼レフD5正式発表の話題です。
主な特長から仕様、D4Sとの比較に加えてプロモーション動画まで詳細をご紹介!
■フルサイズフラッグシップD5主な特長
- AFエリア:153点(うち99点クロスタイプセンサー)
- AF検出範囲:中央ー4EV、その他-3EV
- 連続撮影速度:秒間12コマ(AF/AE追随)/秒間14コマ(ミラーアップ時)
- 連続撮影枚数:14ビットロスレス圧縮RAW 200コマまで
- ボディ材質:マグネシウム合金
- 最高常用ISO感度:ISO102400
- 最高ISO感度:ISO3280000相当
- 画像処理エンジン:EXPEED 5
- 有効画素数:2082万画素(ローパスフィルターレス)
- 動画性能:4K UHD(3840×2160:30p/25p/24p)
- 最長録画時間:29分59秒
- 液晶モニター:チルト可動式3.2型236万ドットタッチパネル液晶
- Wi-Fi:内蔵
- XQDモデル記録媒体/カードスロット:XQDダブルスロット
- CFモデル記録媒体/カードスロット:CFダブルスロット(Type I、UDMA7対応)
- ファインダー倍率:約0.72倍
- ファインダー視野率:約100%
- 外形寸法:約160×158.5×92mm
- 重量/XQDカード対応機種:約1405g(バッテリーおよびXQDカード2枚を含む、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く)、約1235g(本体のみ)
- 重量/XQDカード対応機種:約1415g(バッテリーおよびCFカード2枚を含む、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く)、約1240g(本体のみ)
- 発売日:2016年3月
- 店頭予想価格(D5):75万円前後(税込)
■ニコンD5の詳細
1.さまざまな状況で狙った被写体を捉える新世代の153点AFシステム
新開発の「マルチCAM 20Kオートフォーカスセンサーモジュール」を採用するなど、AFシステム全体を刷新しました。153点のフォーカスポイント(中央部と周辺部の99点はクロスセンサー)で広い範囲を高密度にカバー。
中央のフォーカスポイントで-4 EV、その他のフォーカスポイントすべてで-3 EVを実現しており、低輝度下やコントラストの低い被写体でもAFが可能です。
また、高速演算能力を備えたAF専用エンジンの搭載や、180KピクセルRGBセンサーとの連携などにより、さまざまなシーンで高いAF性能を発揮します。テレコンバーター使用時にも、合成F値が5.6までの明るさの場合は、153点すべてのフォーカスポイントが有効です。
2.約12コマ/秒の高速連続撮影性能と、飛躍的に安定した「連続撮影時のファインダー像の見やすさ」
すべての画質モード、すべてのISO感度域で、約12コマ/秒(AF・AE追従)の高速連続撮影を実現。連続撮影可能コマ数は14ビット記録のロスレス圧縮RAWでも最大200コマを確保しています。
また、新開発のミラー駆動機構を搭載し、像消失時間を大幅に短縮してファインダー像の連続性を確保するとともに像のブレを軽減しました。
これまで捉え続けることが難しかった動きの変化が激しい被写体も、容易に追い続けることができます。
3.高感度域まで安定して得られる高画質
新開発のニコンFXフォーマットCMOSセンサーと新画像処理エンジン「EXPEED 5」により、ニコン史上最高の常用感度ISO 102400を実現。スポーツ撮影などで多用される高感度域ISO 3200~12800でも高い画質が得られます。
なお、ISO3280000相当(Hi 5)までの増感も可能です。撮像素子の広いダイナミックレンジを余さず引き出した豊かで自然な階調表現よって、質感の表現が難しい被写体でもディテールを繊細に表現します。
4.動画制作者に便利な4K UHD(3840×2160)動画機能を搭載
フルHD動画、HD動画の鮮鋭感を向上させるとともに、動画制作に携わるプロフェッショナルに便利な4K UHD動画にも対応。鮮鋭感の高い4K UHD(3840×2160):30p/25p/24p映像をカメラボディー内のメモリーカードに記録できます。
非圧縮映像をHDMI出力し、外部モニターへの表示や、外部レコーダーへの記録も可能です。4K UHDの微速度動画もカメラ内で生成できます。
5.現場の要請に応える、高速ワークフローを実現する機能・性能
・タッチパネル採用の3.2型約236万ドットの高精細画像モニター
画像モニターにタッチパネルを採用。大量の撮影画像を素早く確認できる「フレームアドバンスバー」や、文字入力のタッチ操作などでワークフローをサポートします。
3.2型の大画面で、約236万ドットの高い解像度を達成しており、ライブビュー撮影時には、拡大表示でも極めて鮮明に表示されるのでピント確認を素早く行えます。
・有線LAN(内蔵)・無線LANともに大幅に向上した通信性能
通信システムを一新し、内蔵の有線LAN、新開発のワイヤレストランスミッター「WT-6」(別売)を併用しての無線LANの通信速度を、前機種D4S(2014年3月発売)と比較して2倍以上に向上させています。
・同種メディア2枚が使えるメモリーカードダブルスロット
XQD-Type/CF-Type の2タイプから選択可能です。
6.高速無線LAN通信が可能なワイヤレストランスミッター「WT-6」(別売)を用意
D5に接続し、画像データを無線LANでパソコンやFTPサーバーへ高速転送できます。通信距離は最大約200 m。IEEE802.11ac(2×2 VHT80)の規格に対応し、通信速度が大幅に向上しています。
「Camera Control Pro 2」(別売)を用いて、パソコンからワイヤレスでカメラ操作も行えます。「WT-6」を接続した「D5」を無線LANアクセスポイントとして使用し、パソコンやスマートフォンと簡単に接続することも可能です。
商品名 | ワイヤレストランスミッター「WT-6」 |
---|---|
希望小売価格 | ¥64,000(税別) |
発売時期 | 2016年3月予定 |
■ニコンD5の仕様
型式 | レンズ交換式一眼レフレックスタイプデジタルカメラ |
---|---|
レンズマウント | ニコンFマウント(AFカップリング、AF接点付) |
有効画素数 | 2082万画素 |
撮像素子 | 35.9×23.9mmサイズCMOSセンサー、ニコンFXフォーマット |
記録媒体 |
|
画像モニター | 3.2 型TFT 液晶モニター(タッチパネル)、約236 万ドット(XGA)、視野角170°、視野率約100%、明るさ調整可能 |
寸法(W×H×D) | 約160×158.5×92 mm |
質量 |
|
■D5 vs D4S性能比較
機種 | D5 | D4S |
有効画素数 | 2,082万 | 1,623万 |
記録媒体 | XQD×2(XQD-Type) CF×2(CF-Type) |
XQD×1+CF×1 |
ファインダー | 視野率100% 約0.72倍 アイポイント18mm |
視野率100% 約0.7倍(50mm f/1.4レンズ時) アイポイント18mm |
最高シャッター速度 | 1/8,000秒 | 1/8,000秒 |
連続撮影速度 | 12コマ/秒 | 10~11コマ/秒 |
常用感度 | ISO100~102400 | ISO100~25600 |
拡張感度 | ISO50相当~ ~ISO3280000相当 |
ISO50相当~ ~ISO409600相当 |
測距点数 | 153(選択可能55) クロスタイプセンサー99(選択可能35) F8対応15(選択可能9) |
51 クロスタイプセンサー15 F8対応11 |
動画記録画素数(最高) | 3,840×2,160 | 1,920×1,080 |
内蔵マイク | ステレオ | モノラル |
画像モニター | 3.2型約236万ドット | 3.2型約92万ドット |
タッチパネル | ○ | - |
USB端子 | USB 3.0 | USB 2.0 |
撮影可能コマ数 | 約3,780 | 約3,020 |
外形寸法 | 約160×158.5×92mm | 約160×156.5×90.5mm |
質量(本体のみ) | 約1,235g(XQD-Type) 約1,240g(CF-Type) |
約1,180g |
■ニコンD5は買いか?
もちろん買い。
あなたが野鳥やスポーツなどに興味があり、スーパースペックの一眼レフを必要とするなら、あなたがするべき事は今すぐ店頭に行くかネットショップにアクセスして、この品薄必死のカメラを予約することだ。
画像:Nikon
Reported by 正隆