超望遠レンズは写真趣味のロマン砲!キヤノン・ニコンのおすすめをご紹介!

AF-S NIKKOR 800mm f:5.6E FL ED VR

皆さん超望遠レンズお使いですか?超望遠レンズは野鳥やスポーツ撮影、航空機の撮影などで使われますが、特に大口径の超望遠レンズはカメラ趣味の中でも非常に高価な機材であるためレンズ沼の一つのゴールとも言えるでしょう。

今回は大口径超望遠レンズとその中からキヤノンEFマウント及びニコンFマウント用のおすすめレンズををご紹介したいと思います。



■大口径超望遠レンズって?


超望遠レンズの定義って?

実はカメラ業界には「焦点距離◯◯mm以上を望遠レンズと呼ぶ」といった明確な定義はありません。

一般的には単焦点レンズで言えば、

  • 85〜105mm程度:中望遠レンズ
  • 135〜300mm程度:望遠レンズ
  • 400mm以上:超望遠レンズ

と呼ばれることが多いように思います。

大口径超望遠レンズって?

「超望遠」に明確な定義がないように、「大口径」にも明確な基準はありませんが、単焦点レンズの場合、超望遠レンズでは以下のような焦点距離・絞り値のものが一般的に「大口径超望遠レンズ」と呼ばれることが多いように思います。

  • 400mm/F2.8
  • 500mm/F4.0
  • 600mm/F4.0
  • 800mm/F5.6

いずれも一般的に重量が3.0kgを超えることが多いまさに大砲のようなレンズとなります。速いシャッタースピードと背景を吹っ飛ばすかのような大きなボケを得ることが出来るレンズです。

大口径超望遠レンズを使う理由

超望遠レンズは野生動物や航空機、屋外スポーツなど様々な被写体で使用されますが、なんといっても超望遠レンズを使用する最大の理由はその「ロマン」にあると言えるでしょう。「I am ガチ勢」と言わんばかりのその存在感は他のカメラマンの憧憬の的となること必至です。

目的と手段が入れ替わってしまっているように思われるかもしれませんが、その圧倒的な迫力やボケ量など、超望遠レンズでしか撮れない写真があるのもまた事実です。

また大口径超望遠レンズは各社の光学技術の粋を集めたレンズであり、高価ではあるものの画質面でも最高峰の物がであることが多い点も大きな魅力です。

 

■キヤノンEFマウント用おすすめ大口径超望遠レンズ


Canon EF200-400mm F4L IS USM エクステンダー 1.4×

EF200-400mm F4L IS USM エクステンダー 1.4×

大口径超望遠レンズの世界では珍しいズームタイプのレンズです。またこのEF200-400mm F4L IS USM エクステンダー 1.4×はなんと1.4倍テレコンを搭載した革新的なモデルです。

野鳥撮影ではテレ端を使うことがほとんどであるのに対し、スポーツ撮影などでは寄りだけでなく引きの図も欲しいところ。それらを頻繁に繰り返す際などはこのEF200-400mm F4L IS USM エクステンダー 1.4×は絶大な威力を発揮することでしょう。

リオ・オリンピックでも大活躍したこのレンズですが、200-400mmというレンジだけでも大口径超望遠レンズとしては嬉しいところですが、加えて1.4倍エクステンダーが内蔵されているため560mmまでカバーします。

つまりこのEF200-400mm F4L IS USM エクステンダー 1.4×は、200-560mm/F4.0-5.6として機能させることが可能です。

単なる便利なズームレンズではなく、蛍石1枚とUDレンズ4枚を使用した贅沢な構成となっており、画質面でも大口径単焦点レンズに匹敵する非常に高い画質を実現しているのが特徴です。さらにSWC採用により、画面内光源に対するゴーストも低減しています。

最大径×長さ:128×366mm、質量:3,620g

Canon EF500mm F4L IS II USM

EF500mm F4L IS II USM

EF500mm F4L IS II USMは大口径超望遠レンズの中でも人気のあるレンズで、EF400mm F2.8L IS II USMやEF600mm F4L IS II USMと比較して安価である点と焦点距離の長さが魅力といえるでしょう。

屋外スポーツ撮影や野鳥撮影用のレンズとして使い勝手が良く、光学系にも蛍石レンズを2枚を使用することで軽量化を果しています。

レンズには特殊コーティングSWC(Subwavelength Structure Coating)を採用し、従来のコーティングでは抑制できなかった、特に入射角が大きな光に対しても優れた反射防止効果を実現しフレアやゴーストの発生を大幅に抑えている点も大きな魅力です。

最大径×長さ:146×383mm、質量:3,190g

Canon EF600mm F4L IS II USM

EF600mm F4L IS II USM

EF600mm F4L IS II USMはレンズ沼の「現実的な夢の頂点」とも言えるレンズです。野鳥撮影のような幾らでも焦点距離が欲しいという撮影や警戒心の強い野生動物の撮影に適します。

EF600mm F4L IS II USMに2倍エクステンダーなどを使用すれば高画質かつ超超望遠撮影を行うことが可能です。

光学系には蛍石レンズ2枚を使用し、レンズ面には汚れのつきにくいフッ素コーティングも施されています。非常に高い解像力を誇り、野鳥や野生動物の毛並みなども精緻に写し撮ることが可能です。

最大径×長さ:168×448mm、質量:3,920g

Canon EF800mm F5.6L IS USM

EF800mm F5.6L IS USM

EF800mm F5.6L IS USMはキヤノンの現行レンズでは最高額のレンズとなっており、800mmという非常に長い焦点距離を誇るこのレンズは現行のEFレンズで最長の焦点距離を持つレンズでもあります。

蛍石・スーパーUDレンズ・UDレンズなどを採用し、レンズ鏡筒にはマグネシウム合金ボディを採用し、800mm/F5.6という大口径超望遠レンズでありながら軽量化を果している点も魅力です。

どうせ買うなら100万も130万も変わらないという太っ腹なあなたにオススメしたいEFマウントのフラッグシップレンズです。

野鳥、野生動物、月の拡大写真などのシチュエーションでこれまでに見たことのない画を得ることができますが、このレンズを所有しているということ自体が大きな満足感を与えてくれることでしょう。

最大径×長さ:163×461mm、質量:4,500g

 

■ニコンFマウント用おすすめ大口径超望遠レンズ


Nikon AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VR

AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VR

キヤノンが優れた大口径超望遠レンズをラインアップしているように、ライバルニコンも大口径超望遠レンズをズラリとラインアップしています。ニコン大口径超望遠レンズは最近になってリニューアルされており最新の技術と最高峰の画質を実現しています。

AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VRは蛍石レンズの採用などにより3,800gという軽量化を果たしており、新たに電磁絞りや新開発の「スポーツモード」手ぶれ補正を搭載しています。

400mmということで、屋外・屋内のスポーツ撮影で強力武器となるでしょう。

優れた防汚コートであるフッ素コートやフレアやゴーストを強力に抑制するナノクリスタルコートも採用されています。三脚座リングには耐久性に優れたベアリングを用いており、横位置・縦位置の構図変更がスムーズに行えます。

前モデルであるAF-S NIKKOR 400mm f/2.8G ED VRが4,620gであることを考えれば、AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VRは画質だけでなく使い勝手や携帯性の面でも大幅な進化を果していると言えるでしょう。

最大径×長さ:159.5×358mm、質量:3,800g

Nikon AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR

AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR

AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VRはコストパフォーマンスの高い大口径超望遠レンズで、野鳥撮影・スポーツ撮影・航空機撮影などさまざまな被写体に対応できるレンズです。AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VRでは長さが足りない、AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VRは高すぎるというケースが多いのか、AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VRは非常に人気のある大口径超望遠レンズです。

また蛍石レンズを2枚採用した新世代の光学系は非常に高い画質を誇りますが、鏡筒にマグネシム合金を採用するなどすることで画質だけでなく3,090gという軽量化も果しています。

ナノクリスタルコートによるフレア・ゴーストの低減や、優れた防汚効果を発揮する高耐久のフッ素コートも採用しています。

最大径×長さ:140×387mm、 質量:3,090g

Nikon AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR

AF-S NIKKOR 600mm f:4E FL ED VR

AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VRは大幅な軽量化と高い光学性能を実現した、新世代の高性能超望遠レンズです。また非常に大きな蛍石レンズを2枚採用し、600mm/F4.0でありながら3,810gという軽量化をはたしています。

野生動物撮影、野鳥撮影、屋外スポーツ撮影、航空機撮影など、さまざまな超望遠撮影に対応できます。もちろんナノクリスタルコートやフッ素コートも搭載しており、フレアやゴーストを低減するだけでなく、汚れもつきにくい配慮がされています。

画質面でも突出した性能を誇り、そのMTF曲線は通称「MTF直線」と呼ばれるほど上側に張り付いています。

最大径×長さ:166×432mm、質量:3,810g

Nikon AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR

AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR

AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VRはニッコールレンズ中最長の焦点距離を持つレンズで、また最高額のレンズでもあります。

非常に警戒心の強い野生動物をなどに使われるレンズで、また付属のテレコンバーターを使用することで1,000mmの焦点距離を得ることができます。

非常に大きな蛍石レンズを2枚採用し、EDレンズ、ナノクリスタルコート、フッ素コートなどニコンの持つあらゆる技術をテンコ盛りにした超弩級レンズとなっています。

その画質面からも、AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VRはまさにニコンユーザーにとって究極の1本と呼べるレンズと言えるでしょう。これで月などを撮ってみるのも面白いでしょう。

最大径×長さ:160×461mm、質量:4,590g

 

参考:Nikon,Canon,SIGMA
画像:Nikon,Canon,SIGMA,Amazon

Reported by 山﨑将方