総画素数、有効画素数、記録画素数の違いとは?

イメージセンサー

フォトマスター検定の予想問題です。フォトマスター検定勉強法も掲載していますので、参考にして頂ければと思います。合格目指してさっそく問題です!

難易度:2級レベル

問:カメラの仕様表などには、「総画素数」「有効画素数」「記録画素数」といった表記がされている場合があるが、同じカメラの場合、一般的にこの3つの画素数を多い順に並べた場合どのような順になるか?次の中から選べ。

※ただし、ピクセルをずらしながらの合成撮影などの特殊な撮影モードは使用せず、通常の撮影モードを使用し、カメラは一般的な写真用機材を使用するものとする。

① 総画素数>記録画素数>有効画素数
② 総画素数>有効画素数>記録画素数
③ 記録画素数>総画素数>有効画素数

正解はこのあとすぐ!



■正解は②(総画素数>有効画素数>記録画素数)


イメージセンサー

「総画素数」「有効画素数」「記録画素数」の大きさ

一部の機種を除き、多くのデジタルカメラでは、「総画素数」が最も画素数が多く、次に「有効画素数」、最も少ないのが「記録画素数」となります。

そもそもこの3つの画素数は何を意味しているのでしょうか?

総画素数とは?

総画素数はそのイメージセンサーが持つ画素の総数を表しています。そのため総画素数には、「オプティカルブラックピクセル」や「リングピクセル」も含んだイメージセンサーの全ての画素が含まれています。

オプティカルブラックピクセルは通常マスクされており、ダークノイズの減算処理などにも使われます。オプティカルブラックピクセルに関してはこちらで詳しく説明しています。

リングピクセルは、カラーフィルターから得られた色情報を掛け合わせフルカラー情報を得るための処理に使われるピクセルのことで、こちらで詳しく説明しています。

またアスペクト比などの関係から、かなりの画素を使用していない機種などもあり、総画素数はこの後ご説明する有効画素数や記録画素数よりも大幅に多くなっている機種もままあります。

有効画素数とは?

有効画素数は、イメージセンサーの画素のうち最終的に静止画として出力するデータに「反映される」ピクセルのことで、リングピクセルを含んでも良いとされています。

撮影に使用しない画素まで含める総画素数と異なり、有効画素数は記録画素数にかなり近くなります。

さらに有効画素数はリングピクセルを含まずに表記することもあるため、その場合は有効画素数と記録画素数がほとんど同じになる場合などもありますが、多くの場合有効画素数はフィルター処理に使用するリングピクセル含んでいる分、有効画素数は記録画素数よりも画素数が多くなるのが一般的です。

記録画素数とは?

記録画素数とは、最終的に画像データとして記録される一画面の構成ピクセル数のことを言います。

そのため、6,000×4,000ピクセルといった表記で表され、この場合は6,000×4,000=24,000,000ですから、記録画素数は2,400万画素であるということが分かります。

また例えばオリンパスの「ハイレゾショット」などの特殊な撮影モードを使用した場合には、有効画素数や総画素数よりも一画面のピクセル数が大きくなる場合もありますが、これは問題文に「ピクセルをずらしながらの合成撮影などの特殊な撮影モードは使用せず、通常の撮影モードで行い」とあるため該当しません。

というわけで、正解は②の「総画素数>有効画素数>記録画素数」となります。

 

参考:CIPA
画像:CIPA,Canon

Reported by 山﨑将方