まさかのマウントアダプターが登場しました。なんとビックリ、ライカMマウントレンズをソニーEマウントボディで使える夢のマウントアダプターです。
え?普通?いやいや。
このマウントアダプター、驚いたことにマニュアルフォーカス専用レンズであるライカMマウントレンズをソニーミラーレス機でオートフォーカス撮影が出来るとのことです。
しかもコシナから発売されているツァイスレンズ、ZMレンズまでオートフォーカスが可能という、訳わからないマウントアダプターです。
ということで今回はライカMマウンントレンズソニーEマウントボディ互換AFマウントアダプター、「TECHART AFM Leica M Lens adapter」のご紹介です。
■なぜライカMマウントレンズでAFが効くのか?
もともとマニュアルフォーカスレンズであるライカMマウント用レンズをオートフォーカス動作させるために、TECHART AFM Leica M Lens adapterはレンズマウント部分を前方にせり出してピント位置を変えます。
次の動画の40秒あたりからご覧頂くとその動きがお分かり頂けると思います。AF動作は速いとは言えませんが、コントラストAFを利用して動作しているようです。
要するにマウントアダプター全体を前にせり出すことで全群繰り出しのレンズと同じ状態にし、ピントを合わせるという事のようです。
TECHART AFM Leica M Lens adapterのAF動作
驚くべきはそのマウントアダプターの大きさで、AF機構を組み込みながらその大きさは一般的なEマウント用Mマウントレンズアダプターと大差ない大きさを実現しています。
■Mマウントレンズなら大概大丈夫!
ライカ純正のSummicron-M 35mm f/2 asph.はもちろん、コシナのBiogon T* 2.8/25 ZMやロッコールM、マウントアダプターを2重に介してエキザクタマウントレンズまでオートフォーカス動作していますから、ほとんど制限なくMマウントレンズを動かすことが出来るようです。
Biogon T* 2.8/25 ZMのオートフォーカス動作
■TECHART AFM Leica M Lens adapterの大きさ
驚くべき小ささですね。動作が高速化されればより使い勝手が上がると思いますが、実際のところα7R IIの純正レンズでのオートフォーカス速度がかなり速いために遅く見えるだけで、本来人間が手動でライカMマウントレンズでマニュアルフォーカスするスピードを考えれば遅くもないように思います。
非常に薄く小型に出来ているため、オートフォーカス機構の強度面で少し心配はありますが、Mマウント用レンズの多くが小型軽量なものが多い為それほど心配は要らないのかも知れません。
■驚きの新発想と意外な完成度
オートフォーカス速度に関しては多くの方がもっと高速化してくれればという印象を受けると思いますが、Mマウント用マニュアルフォーカスレンズをオートフォーカスで使える、しかもそのアダプターの大きさが大きくないとなれば、完成度を高めれば爆発的に人気が出る可能性があるように思います。
参考:SONY ALPHA RUMORS
画像:YouTube,Techart,AGMX
Reported by 正隆