今回は写真撮影やカメラの勉強に役立つ書籍のご紹介です。少しずつ読み進めるもよし、気になる部分だけ読んでみるもよし。
- 撮影テクニックの勉強にオススメの本
- ライティングの勉強にオススメの本
- レタッチの勉強にオススメの本
- カメラやレンズの勉強にオススメの本
- カメラの分解や修理の勉強にオススメの本
などの中からオススメの書籍をチョイスしました。
■撮影テクニックの勉強にオススメの本
誰も伝えなかった ランドスケープ・フォトの極意(中級者〜上級者向け)
誰も伝えなかったランドスケープ・フォトの極意は、相原正明氏が25年間にわたるオーストラリアの撮影で得た、風景撮影に臨むための極意書です。どのように写真を楽しみ、どのような気持ちで自然に接して自分の風景作品を作り上げるのか、その心がけやをまとめました書籍です。
また、これから海外で写真家としてチャレンジしていく人のためのアドバイスも少しだけ兼ねています。写真を難しく考えずに、楽しく光と時間と対話するためのヒントとして役立つ1冊と言えるでしょう。
海野和男の昆虫撮影テクニック 増補改訂版(初心者〜中級者向け)
海野和男の昆虫撮影テクニック 増補改訂版は、昆虫写真の第一人者である海野和男氏の著書で、これから昆虫写真に挑戦したいという方にとって必携書と言っても過言ではありません。昆虫写真は、デジタルカメラの進化に伴いその撮影テクニックも進化し続けています。本書は現在の昆虫写真撮影の最前線を紹介しています。
本書ではミラーレスカメラによる昆虫撮影のテクニックの解説を新しく書き加え作例も多く紹介しています。また、コンパクトデジタルカメラについても性能面はかなりアップしており、今回の増補改訂版では、今までになかった新しい機能を持ったカメラも紹介しています。
デジタルカメラ星景写真撮影術 プロに学ぶ作例・機材・テクニック(初心者向け)
デジタルカメラ星景写真撮影術 プロに学ぶ作例・機材・テクニックは星だけでなく風景と共に星空を撮影する「星景写真」が大人気でが、本書は初めての人でも星景写真を撮ることができる基本テクニックを紹介しており、撮ってみたいが取っつきづらい星景写真にチャレンジしたい方にオススメです。
撮影に必要な機材をはじめ、オススメの撮影場所や撮影時期、カメラの設定、構図、ピント、露出の合わせ方などを分かりやすく解説しています。また、星景写真を撮影するために必須である天文の基礎知識についても解説しています。
写真が上手くなりたいなら覚えるべき50の掟(初心者〜中級者向け)
写真が上手くなりたいなら覚えるべき50の掟は、脱初心者、および初・中級者に向けて提案する撮影のテクニック集というもので、「こんなシーンはこう撮りなさい」と言い切り型で50のテクニックを紹介しています。
デジタルカメラの設定や撮影の基礎知識を盛り込んだ序章からはじまり、風景写真、街角スナップ、ポートレート、日常、ファミリーと万遍なくジャンルをカバーしており、簡潔に一つ一つのコンテンツが読み進められるため興味の湧いた際に見返すのにも適しています。
各章10の掟を想定し、するテクニックとしては、スタンダードな技を抑えつつ、見ごたえのある写真を撮るトリッキーな技まで網羅。何を撮ればよいのか分からない初心者に対しても「撮りたいものや撮り方を見付ける」ための手助けになるでしょう。
また、単なるテクニック集とはせず、序章から読み始めることでカメラの扱いやデジタルの基本的な知識が深まるつくりになっており、本書だけでもデジカメや撮影のノウハウがある程度身に付く内容です。
世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書(初心者向け)
世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書は徹底的に初心者に配慮されているのが特長で、初心者がつまづきがち、あるいは意味が分からない専門用語をしっかり丁寧に解説しています。中級者以上には正直退屈な内容だと思いますが、本当にこれから写真を始めるという方には非常に分かりやすい本でオススメです。
既存の解説書に見られる絞りやシャッタースピードの解説といったカメラ主体の解説は後回しにして、人気写真家 中井精也氏が、上手な写真を撮るための基本要素である、構図や光の見方に重きを置いて解説します。
主題と副題に分ける、重心を考える、レイルマン比率を使う構図解説や、順光と逆光の見分け方、光の状態にひもづく写真表現のバリエーションなどの光の見分け方解説など、中井氏独自のメソッドを詳しく解説します。
カメラの機能解説に関しては、露出補正、ホワイトバランス、色彩設定の三つに絞り、カメラのオート機能をできるだけ使いながら、うまいと言わせる写真の撮り方をレクチャー。この3つの設定をアレンジすることで、さまざまなバリエーションの撮影方法がが身につきます。解説内容、実際の操作がわかりやすい特製DVD(収録時間はなんと120分!)付き。
写真がもっと上手くなる デジタル一眼 撮影テクニック事典101(初心者向け)
写真がもっと上手くなる デジタル一眼 撮影テクニック事典101+は、私も好きな上田晃司氏による写真表現に役立つ実践テクニックをたっぷり収録したポケットサイズの撮影事典。写真の見栄えを決める「絞り・ボケ」「シャッタースピード」「光」「色温度・色調」「レンズ」「構図」の6つの視点で、トータルで101のテクニックを解説。
要点が上手く纏められており、事典形式で撮りたい写真や知りたいテーマからすぐに引くことができます。上達の鍵となるキーワードや設定のコツ、具体的な撮影手順なども豊富に掲載。写真の仕上がりを左右するポイントがすぐに学べます。写真のレベルアップに役立つ1冊です。
何と言ってもコンパクトなのがいいですね。そばに置いて見返すのにも邪魔になりません。
デジカメで花と風景を上手く撮る見本帳(初心者〜中級者向け)
日常や旅先で出会う、美しい花や身近な自然の風景、もっときれいに撮ってみたいと思いませんか?オートや自己流でももちろんそれなりに撮れますが、あとちょっとの知識があれば、今よりワンランク上の写真が撮れます。
デジカメで花と風景を上手く撮る見本帳はプロが花や風景写真を撮る際に使っている法則や基本テクニックをやさしくていねいに伝授。桜やアジサイ、コスモス、夕焼けや朝焼けといった被写体別の撮り方のコツ、撮影アイデアも満載です。
デジタル一眼レフやミラーレス一眼、コンパクトデジカメ初中級者の方におすすめです。巻末に全国花撮影地ミニガイド付き。
■ライティングの勉強にオススメの本
玉ちゃんのライティング話(中級者〜上級者向け)
月刊コマーシャル・フォトで連載された「玉ちゃんのライティング話」が1冊の本になりました。スタジオ撮影用大型ストロボライティングの話であるため一般の方にはやや縁遠い部分もありますが、これからスタジオライティングに挑戦したい、あるいは今まで独学や狭いコミニュティのなかで教えられてきたので他の人の考えも知りたいという方にオススメです。
A5コンパクトサイズにスタジオライティングの基礎知識をぎっしり詰め込めんだ気軽に読める1冊です。
プロが教えるライティングとフォトレタッチ・テクニック(中級者〜上級者向け)
プロが教えるライティングとフォトレタッチ・テクニックでは、Photoshopプロフェッショナル協会会長のスコット・ケルビーが、スタジオでのライティングから照明機材とカメラのセッティング、Photoshopでの画像編集・レタッチまでを徹底解説します。
日本のカメラマンとは違う不思議なノウハウが結構あり、そんな考え方でやっていたのか!と驚かされる部分があります。
プロの技を身につける ストロボテクニック完全マスター(初心者〜中級者向け)
プロの技を身につける ストロボテクニック完全マスターはストロボの基礎知識にはじまり、ライティングの基本からバウンス、ディフューズといった応用テクニック、さらに複数のストロボを用いた多灯ライティング、最新のワイヤレス機能のコントロール術までを数多く紹介していきます。
ライティング本と言うとスタジオ用大型ストロボのようなものの解説本が多いのですが、そうした大型ストロボのライティングは一般の方には縁遠いもの。クリップオンストロボライティングというアマチュアの方にとっても手の届きやすいライティングを解説しているという意味で有意義な一冊と言えるでしょう。
DVDでよくわかる!定番ストロボライティングの教科書(中級者向け)
DVDでよくわかる!定番ストロボライティングの教科書はデジタル一眼レフに完全対応、カメラ側の設定もわかるようになっています。
モノブロックの扱い方、バック紙の選び方、セットの設営まで、ていねいに解説。スタジオ修行でしか教えてもらえない基本ライティング55シーンを完全図解。実際の撮影フローがよくわかる92分DVDムービー付き。
内容的にはスタジオライティングの初歩と言えるものですが、そうしたジャンルの動画付き書籍は少なく、文章だけでは伝わりにくい具体的な取り付け方法や操作方法を上手く解説しています。アマチュアの方でこれからスタジオ大型ライティングを扱いたい方や、スタジオにこれから入る、あるいは入りたてのカメラマンの方にもオススメです。
■レタッチの勉強にオススメの本
RAW現像の教科書(初心者〜中級者向け)
RAW現像を使ってきれいな写真を仕上げたい人のための教科書です。きれいな風景を写真に残そうと思って撮影したけれど、実際に目でみた風景と写真になった風景では受ける印象が大きく異なってしまったという経験はありませんか?
RAW現像の教科書は、RAW現像を使って自分の思い描く理想のイメージに写真を近づける方法を具体例をあげながらわかりやすく解説しています。
紅葉の赤と紅を際立たせる、逆光をやわらげて目で見たような露出にするなど、特定のRAW現像ソフトの機能に依存せず、少し練習するだけで写真を自分の理想のイメージに調整する方法が身につくでしょう。
作品づくりが上達するRAW現像読本(初心者〜中級者)
作品づくりが上達するRAW現像読本はAdobe Photoshop Lightroom CCを使用し、RAW現像の基礎を学ぶための解説書です。「輝度(明るさ)」と「色」、このたったふたつの要素を調整するだけで作品としての完成度を高められることを丁寧にガイドした書籍です。
一冊を読み通すことで、RAW現像の基本が身に付き、写真を自在に編集して作品力をアップさせることができるようになります。
Photoshop 10年使える逆引き手帖(中級者〜上級者向け)
Photoshop 10年使える逆引き手帖にはPhotoshopを使用してアイデアを具現化する「方法と手順」がたくさん載っています。操作説明と言うよりは、「Photoshopでこんなことが出来る」というさまざまな表現を解説している書籍で、写真表現の幅を広げるのに役立ちます。
Camera RawやBridgeの解説は少量であるためRAW現像に関しては他の書籍を参考にされた方が良いと思いますが、RAW現像は一通り出来るようになったけれど、コマーシャルフォトなどで行なわれているようなPhotoshop的なレタッチのやり方が分からないという方にオススメの書籍となっています。
■カメラやレンズの勉強にオススメの本
図解 デジタルカメラの仕組み 1日の集中講座で操作が自由自在に!(中級者〜上級者向け)
一眼レフ、ミラーレス、コンパクト…。デジタルカメラの仕組みを豊富な図と写真でやさしく解説。
デジタルカメラの仕組みは、まさにカメラの「用字用語事典」的な一冊です。カメラ、レンズ、アクセサリーなど写真に関わるあらゆる仕組みがこれ一冊で分かりやすく学べます。
内容的には細かい部分まで丁寧に、かつ図解入りで書かれているため、カメラに関するあらゆることをこれ一冊で網羅しています。フォトマスター検定などの勉強にもおすすめの一冊です。
体系的に学ぶデジタルカメラのしくみ(中級者〜上級者向け)
体系的に学ぶデジタルカメラのしくみでは、今や一般にも普及しているデジタル一眼レフやミラーレスを中心に、 デジタルカメラの構造やしくみ、技術に焦点をあて、デジタルカメラに 詳しくなりたい方のためのバイブルとして構成されています。
前作以降に登場した技術やサービス、業界動向など、 最新の情報を多数掲載しています。 デジタルカメラの構造から撮影のしくみ、撮像素子、レンズ、画像エンジン、 記録メディア、手ぶれ補正、ライブビュー、顔検出、デジタル画像の基礎知識、 仕様表の読み方まで解説しています。 カメラファン必携の1冊です!
図解入門よくわかる最新レンズの基本と仕組み(中級者〜上級者向け)
図解入門よくわかるレンズの基本と仕組みは、光学の基礎からレンズの仕組みまで身近な事例と豊富なイラストでやさしく解説しています。光の基本的な性質から、光の技術を支えるレンズの仕組みまでを解説した一冊です。
一般に光学関連の書籍は数式が多用された難しい本が多いのですが、これは写真用レンズを中心に、カメラ愛好家が読んでも分かる内容となっており、これからレンズの勉強をしていきたい方にオススメです。
銀塩カメラ辞典(中級者〜上級者向け)
銀塩カメラ辞典は、交換レンズやアクセサリーへの偏愛、浮気性ゆえ集めすぎた数々の名機への思い、暗室作業に溺れる日々、亡きカメラメーカーへの追慕、そして今日もまた銀塩カメラを手にする楽しさを伝えている書籍です。
銀塩カメラの楽しさを伝える用語集と言えます。フィルム時代の思い出に浸りたくなる一冊と言えるでしょう。秋の夜長にオススメです。
■カメラの分解や修理の勉強にオススメの本
カメラ修理のABC(中級者〜上級者向け)
メーカーでも修理不可能といわれた古いカメラを持て余している…。そんな方は意外に多いのではないでしょうか?
カメラの修理ABCは、カメラコレクターであり修理人でもある中一訓氏が、カメラのメカニズムから具体的な修理方法までを豊富な図と写真を交えて解説する汎用的なカメラ修理マニュアルです。
だれでも入手できる部品を使って、壊れたカメラを甦らせる方法をわかりやすく解説しており、著者が長年にわたって積み上げてきた知識の数々が掲載されています。
クラシックカメラを復活させる知恵を凝縮したクラシックカメラファン必携の一冊です。
やってみよう!カメラの修理&メンテナンス(中級者〜上級者向け)
やってみよう!カメラの修理&メンテナンスは、元朝日ソノラマ社クラシックカメラ選書の「やさしいカメラ修理教室」と「レンズシャッターカメラ修理教室」を著者の大関通夫氏が統合、加筆し機械式カメラ最後の修理バイブルとしたものです。
始めてカメラ修理に挑む入門者も実践できるように中古カメラ屋さんやオークションなどで手に手に入りやすい24機種のカメラの修理方法を詳細に解説しています。
ジャンクカメラの分解と組み立てに挑戦!(中級者〜上級者向け)
ジャンクカメラの分解と組み立てに挑戦!では、主にジャンクカメラや安い中古カメラ・中古レンズを対象に、工具を利用した分解と組み立ての方法や心得を具体的な機種を挙げてていねいに解説します。
往年の名機をいじり倒したいという方や、銀塩カメラのメカニズムを詳しく知りたい方にお勧めの一冊です。
画像:Amazon
Reported by 正隆