話題のハッセルブラッドデジタル中判ミラーレスカメラ、X1D-50cの外観デザインとスペックのリークがPetapixelと軒下デジカメ情報局に掲載されていましたのでご紹介します。
■X1D-50c及びXCDレンズのスペック情報
X1D-50c詳細スペック
- 撮像素子:CMOSイメージセンサー
- 撮像素子サイズ:43.8 × 32.9mm
- 有効画素数:約5000万画素
- 記録画像サイズ:6200 × 8272ピクセル
- 記録メディア:SDXC(デュアルカードスロット)
- シャッタースピード:1/2000-60分(XCDレンズ使用時)
- ストロボ同調速度:全速同調
- 液晶モニター:約92万ドット3.0型TFTタッチパネル液晶モニター
- ファインダー:約236万ドット(XGA)電子ビューファインダー
- 動画記録:HD(1920×1080p)
- インターフェース:USB 3.0/Type-C・mini HDMI・音声入力/出力
- Wi-Fi:搭載(802.11a,b,g,n,ac)
- GPS:内蔵
- 外径寸法:150.4×98.1×71.4mm
- 質量:725g(バッテリー含む)
- バッテリー:リチャージャブルリチウムイオンバッテリー(7.2 VDC/3200 mAh)
- 価格:8,995ドル
- 同時発売レンズ:XCD 45mm f/3.5(2,295ドル)・XCD 90mm f/3.2(2,695ドル)
遂に詳細な情報が出てきたX1D-50cですが、ボディ本体価格が日本円に換算して約94万円、XCD 45mm f/3.5が約24万円、XCD 90mm f/3.2が約28万円となっています。
ちなみに35mm判の換算画角は、XCD 45mm f/3.5が36mm相当、XCD 90mm f/3.2が72mm相当の画角となります。
価格に関してはハッセルというブランドと中判デジタルカメラであることを考えると予想の範囲ではないかと思いますが、マウントアダプター無しで使用できるレンズラインアップと価格面でハードルは高くなっています。
現在のシステムでは、プロカメラマンは試してはみたいがシステムを入れ替えたいとは思わないでしょうし、ハイアマチュアは軽い中判カメラは欲しいが風景撮影に使い辛いレンズラインアップに不満があるのではないかといういう気がします。
PENTAX 645Zの質量が、約1550g(バッテリー、SDカード1枚含む)ということで、X1D-50cは半分以下の重さとなっており、外径寸法も合わせて、従来のデジタル中判カメラの常識を覆す携帯製を実現しています。
- HASSELBLAD:X1D-50c:150.4×98.1×71.4mm
- PENTAX:645Z:156.0×117.0×123.0mm
- Nikon:D810:146×123×81.5mm
- SONY:α7R II:126.9×95.7×60.3mm
比較していただければ、X1D-50cの小ささがお分かり頂けるのではないかと思います。今後のレンズラインアップを含めたシステムの充実に期待したいところです。
参考:Petapixel,軒下デジカメ情報局
画像:Petapixel
Reported by 正隆