フォトマスター検定の予想問題です。合格目指してさっそく問題です!フォトマスター検定勉強法も掲載しています。
過去の各級の予想問題のまとめ
合格目指してさっそく問題です!
難易度:2級レベル
問:レンズ絞り値がF22の時、そこから更に2段分絞り込んだ絞り値はいくつになるか?次の中から選べ。(※F64まで絞ることが可能なレンズであることとする)
① F43
② F44
③ F45
正解はこのあとすぐ!
■正解は③(F45)
絞り値はどう変化していくのか?
一般的な絞り値(国際絞り)は以下のように変化します。
というわけで、F22の2段上の絞り値はF45となります。
F値は一段ごとに√2倍(約1.414倍)の値づつ増えていきます。つまり絞り値を1.414倍していけばおおよそ次の絞り値が分かります。
しかしながら毎回計算していては大変ですから絞り値はある程度覚えたいところです。
長年カメラを使っていると自然と覚えてしまいますが、現在の一眼レフやミラーレスではほとんど使う機会のないF32よりも大きい絞り値は覚えづらいもの。そこで今回は使う機会が少ない絞り値や、初めて絞り値を覚えるという方にも役立つ「絞り値を思い出すコツ」をご紹介します。
絞り値の簡単な覚え方
実は絞り値は2段変わるごとに約2倍ずつ増えていきます。つまり下の表の中で赤字同士は2段ごとの変化ですから約2倍ずつ増え、青字同士も2段ごとの変化になりますから約2倍ずつ増えていきます。
絞り値が極端に大きくなると表示値と計算値に少しずつズレが生じるためわずかな補正がかかるものの、基本的には1段飛ばし(2段上がるごとに)で表示絞り値はほぼ倍々になっていくと覚えておくと良いでしょう。
最初の方の数字であるF1.0とその1段上の絞りF1.4を覚えておき、F1.0→F1.4→F2.0(F1.0の倍)→F2.8(F1.4の倍)→F4.0(F2.0の倍)→F5.6(F2.8の倍)→F8.0(F4.0の倍)
という風に2段ごとに数値が2倍ずつ増えていくということが分かります。
その中でF45はF22の2段上となりますが、F22の時の計算値がF22.62であるため、これを2倍するとF45.25となるためF22の2段上はF45となります。
現代の交換レンズはF22やF32までのものが多いこともあり、見る機会が少ないF45は最も覚えにくいF値と言えるのかも知れません。
画像:Wikipedia
Reported by 正隆