大判カメラの撮影で使うアクセサリーはどんなものがある?

ダークバッグ(チェンジバッグ)

フォトマスター検定の予想問題です。フォトマスター検定勉強法も掲載していますので、参考にして頂ければと思います。

過去の各級の予想問題のまとめ

合格目指してさっそく問題です!

難易度:3級レベル

問:上の画像は大判カメラの撮影などで使うアクセサリーの一つだが、このアクセサリーの名称はなにか?次の中から選べ。

① 冠布
② ダークバッグ
③ ダークカーテン

正解はこのあとすぐ!

■正解は②(ダークバッグ)


冠布

冠布(かぶり)とは?

選択肢①の冠布(かぶり)と呼ばれるアクセサリーは、大判カメラでのピント合わせの際に被って使用する布のことです。

大判カメラは背面のピントグラスと呼ばれるガラス面を見ながら構図やピントを合わせを行いますが、このピントグラスは一般的な一眼レフの光学ファインダーや背面液晶モニターほど明るくありません。

そのためそのままでは明るい屋外では非常に見づらくピント合わせが出来ません。そこで周りを暗くしてピントグラスを見やすくするために被るのがこの冠布というわけです。


ダークバッグ(チェンジバッグ)

ダークバッグ(チェンジバッグ)とは?

選択肢②のダークバッグ(チェンジバッグ)とは、写真フィルムを外光で露光させることのないよう遮光しながら、フィルムをホルダーに装填する際などに使用する作業用の袋です。

道具を入れるための開口部の他に、手を突っ込んで手探りで作業するために両サイドにも腕を入れるための開口部があります。腕を入れるための開口部には袖の部分がゴムが入りのシャーリングになっており、光が中に入らないようになっています。

ダークバッグは大判カメラの撮影では主にホルダーへのフィルムの装填時に使用されます。

というわけで正解は、選択肢②の「ダークバッグ(チェンジバッグ)」となります。

またダークバッグはカメラトラブルの際のフィルムの取り出しや、現像時の現像タンクへの装填など、未露光のフィルムを露光させずに作業する際にも使用します。

同じ用途の用具として、袋状のダークバッグに対し、箱状のダークボックスもあり、作業性はダークボックスの方が優れているため自宅で使用するだけであればダークボックスの方がオススメですが、ダークバッグにはダークボックスよりも携帯しやすかったり安価であるというメリットがあります。


ダークカーテン(遮光カーテン)

ダークカーテン(遮光カーテン)とは?

選択肢③のダークカーテン(遮光カーテン)は、暗室を作るために使用する遮光カーテンで、ゴム挽きされているため非常に高い遮光性を持っています。

通常のインテリアで使用される遮光カーテンと異なり、暗室作業に使用されるダークカーテンは表面がビニール素材になっているため、現像液などが飛び散っても浸み込みにくく、拭き取りやすくなっているのが特徴です。

画像:Amazon

Reported by 正隆