フォトマスター検定の予想問題です。フォトマスター検定勉強法も掲載していますので、参考にして頂ければと思います。
過去の各級の予想問題のまとめ
合格目指してさっそく問題です!
難易度:準1級レベル
問:露出決定や現像処理の考え方の指針に「ゾーンシステム」という考え方があるが、このゾーンシステムの考案者である写真家は誰か?次の中から選べ。
① アンセル・アダムス
② アンリ・カルティエ=ブレッソン
③ ロバート・キャパ
正解はこのあとすぐ!
■正解は①(アンセル・アダムス)
ゾーンシステムとは?
ゾーンシステムは露出決定に関する考え方で、明るいものを明るく、暗いものを暗く表現するために、様々な明るさの被写体を、0(真っ黒)から10(真っ白)までのゾーンにに分けて考える方法です。
ゾーンは、1変わるごとに2倍の比になっており、丁度写真で言うところの「1段分」と同じようになっています。
例えば、ゾーン IIとゾーン IVでは段で言うと2段分変わるため、4倍の露光量の違いとなります。
■アンセル・アダムスってどんな人?
アンセル・アダムスってどんな人?
このゾーンシステムは、アンセル・アダムス(アンセル・イーストン・アダムス2世)とフレッド・アーチャーによって考案されました。
というわけで、選択肢①の「アンセル・アダムス」が正解となります。
アンセル・アダムスは恐らく世界で最も有名な風景写真家であり、カリフォルニア州ヨセミテ渓谷を撮影したモノクロ写真などの風景写真で有名です。
■数々の傑作風景写真を残したアンセル・アダムス
アンセル・アダムスの風景写真
以前にも、アンセル・アダムスの傑作写真の一つ、「ヘルナンデスの月の出」を解説した記事を掲載していますの、ご興味があればご一読頂ければと思います。
アンセル・アダムスは1902年、カリフォルニア州のサンフランシスコで生まれ、山岳写真や風景写真を中心にさまざまな作品を発表しました。
アンセル・アダムスは1984年に死去しましたが、その偉大な業績を讃えて、1984年にはインヨー国立森林公園内の原野がアンセル・アダムス原野に、また1985年にはシエラネバダ山脈にある標高3,584mの峰がアンセル・アダムス山と名付けられ、写真史と共に永遠にその名を残すことになりました。
画像:Wikipedia
Reported by 正隆