ミラーレスカメラ購入をお考えの皆さんこんにちは。
photographylifeに「今購入することが出来る最高のミラーレスカメラランキング」と題して、おすすめのミラーレスカメラのランキングが掲載されています。
果たして今買える最高のミラーレスカメラたちはどれなのか?今回は今おすすめのミラーレスカメラのランキングとその評価も合わせてご紹介します。
■最高のミラーレスカメラはどれだ!?
今すぐ買えるミラーレスカメラの推奨ランキング
photographylifeが現在おすすめするミラーレスカメラのランキングトップ10とその推奨理由は以下の通り。
順位 | メーカー | モデル |
01位 | ソニー | α7 III |
02位 | ニコン | Z6 |
03位 | ソニー | α7R III |
04位 | ニコン | Z7 |
05位 | ソニー | α9 |
06位 | 富士フイルム | GFX 50S |
07位 | 富士フイルム | X-H1 |
08位 | 富士フイルム | X-T3 |
09位 | キヤノン | EOS R |
10位 | パナソニック | LUMIX G9 |
■推奨モデルの魅力と弱点
1位:ソニーα7 III
現時点でボディ性能、レンズラインナップ、価格のバランスが最も優れたミラーレスカメラと結論づけられたのは、ソニーα7 IIIでした。
- ほとんどのニーズで十分な2,400万画素イメージセンサー
- 高画質な4K動画記録
- 驚くほど高速で正確なオートフォーカス
- フルサイズミラーレスカメラとして最多となる純正及びサードパーティー製レンズのラインナップ
- 大容量バッテリー
- (フルサイズミラーレスとして)手頃な価格設定
などが理由として挙げられています。
逆にα7 IIIの弱点としては、
- 複雑で雑然としたメニューシステム
- 幾つかの基本機能の欠如(インターバル撮影、ロスレス圧縮RAW撮影など)
- カメラの全体的なエルゴノミクス
などを挙げていますが、それを考慮して尚、総合的にはα7 IIIは現在購入できるミラーレスカメラの中で最もおすすめ出来るモデルであると結論づけています。
2位:ニコンZ6
おすすめミラーレスカメラの2位となったのは、ニコンZ6でした。
今年ニコンはZ6とZ7の2機種のZマウント機を発売しましたが、Z6とZ7はイメージセンサーを除く多くの部分を共用化しており、それを考えるとZ6のコストパフォーマンスは非常に高く、おすすすめの2位になった理由とのこと。
おすすめする理由しては、
- 2,400万画素イメージセンサー
- 本格的な動画札に対応した10bit4K動画記録
- 優れた5軸ボディ内手ぶれ補正
- ニコンの実績あるエルゴノミクスを踏襲した操作性
- 整理されたメニューシステム
- 高速なEXPEED 6プロセッサーに支えられた優れた電子ビューファインダー
となっており、Z6は写真撮影だけでなく動画撮影においても素晴らしい選択であるとのこと。
現時点ではニコンはZ6で利用可能な純正レンズをラインナップしていますが、オプションのマウントアダプターFTZを使用して何百ものFマウントレンズを使用できる点もポイントです。
対してZ6とZ7に対する不満点としては、動体に対するAF追尾性能を挙げています。
今後の改善によって、ZシリーズのAFがニコンの一眼レフレベルに追いつくことを期待しているとのこと。
3位:ソニーα7R III
おすすめランキングの3位となったのは、ソニーのα7R IIIで、高解像カメラを必要としている人々にとって最良の選択肢であるとのこと。
α7R IIIは、
- 優れたダイナミックレンジ
- 優れたオートフォーカス
- 豊富な純正レンズとサードパーティー製レンズラインナップ
- 長いバッテリーライフ
α7R IIIは優れた4,200万画素イメージセンサーによって、α7 IIIよりもよりプロフェッショナル寄りになっており、風景・ファッション・スタジオ及び建築写真を対象としたカメラとして現在の市場で最適の機種の一つであると言っています。
- 複雑で混乱したメニュー体系
- 内蔵インターバル撮影機能の非搭載
- 人間工学に反した作り
などを挙げています。
さらに、α7R IIIは屋外環境で頻繁に使用される可能性があることを考慮すると、ソニーは自社のカメラが適切に防塵防滴構造になっているかという点を確認する必要があるとのことで、photographylifeも多湿の環境で、EVFの曇りの問題が発生したと伝えています。
4位:ニコンZ7
推奨ミラーレスランキング4位となったのは、ニコンのZ7でした。
現時点ではまだレンズラインナップが少ないこと、動体のAF追尾性能がニコンの一眼レフレベル達していないという問題がなければ、Z7はより上位にランキングされただろうと伝えています。
それでも、
- 非常に広いダイナミックレンジ
- 優れた機能
- 優れたエルゴノミクス
- 非常に明るいEVF
を持ち、優秀な4,500万画素イメージセンサーを備えたZ7は、最高のミラーレスカメラの1つです。
photographylifeは国内外で数ヶ月間Z7を使用し、このカメラに深い感銘を受けたとのこと。
Z7はあらゆるユーザーにとって移行することが非常に容易なカメラで、かつコンパクトなNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sを使用したでさえ、新次元の明瞭さと鮮明さを提供する並外れた画像品質と有しているとのこと。
5位:ソニーα9
5位となったのはソニーのフラッグシップミラーレス、α9でした。
α9はミラーレスカメラがスポーツ撮影においてミラーレスカメラがデジタル一眼レフと競合できることを証明した初のミラーレス機であるとのこと。
α9を現場でテスト札した際、AF機能、秒間約20コマという驚異的な高速連写、及び大容量のバッファメモリーを備えていることに感銘を受けました。
ソニーはα9のリリース時点では、その能力を発揮するための超望遠レンズはFE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSのレンズしかありませんでしたが、現在ではFE 400mm F2.8 GM OSS をラインナップしています。
ソニーはα9をハイエンドのの高速連写ミラーレス機として位置付けていたため、発売時はかなり高価な価格設定となっていました。
しかし、最近では大幅に価格を下げており、直接の競合機であるニコンD5とキヤノンEOS-1D X Mark IIよりも遥かに安価になっています。
α9の不満点としては、
- 今尚超望遠レンズの選択肢が少ないこと
- 雑然としたメニューシステム
- 屋外で手袋を使用して操作できない小さいボタン
- 全体的なエルゴノミクスの欠如
としています。
もしソニーが将来α9シリーズが、ニコン・キヤノンと競合したいと考えているならば、これらの欠点を次のモデルで改善してくるべきだが、そうした弱点をふまえても、α9は今日のミラーレスカメラの中でトップクラスに位置することは間違いないとのこと。
6位:富士フイルムGFX 50S
ミラーレスカメラおすすめランキング6位となったのは、富士フイルムの中判ミラーレスカメラ、GFX 50Sでした。
GFX 50Sは、高解像度を必要とする、風景、建築、ファッション、スタジオ撮影を行うカメラマンに向けて設計された5,000万画素のモンスターカメラです。
さらに富士フイルムはGFX 50Sの他に、より小型・軽量・安価なGFX 50Rをラインナップし、さらに高性能で高価な1億画素モデルとなるGFX 100Sも予定しています。
GFX 100Sは現在開発中であり、100万円を超える価格帯になる可能性があり、GFX 50RとGFX 100Sに挟まれることで、GFX 50Sは三機種の中で最もバランスのとれた機種となっています。
GFX 50Sは現在のフルサイズミラーレスカメラの上位互換という訳ではなく、特にコントラストAFに関しては、富士フイルム自身のX-T3と比較しても速くはありませんが、その画質に関してはXシリーズを圧倒しています。
ハッセルブラッドにも中判ミラーレスカメラのX1D-50cがありますが、GFX 50Sと比較すると、基本的性能が足りおらず、GFX 50Sに軍配が上がります。
また、発売以来GFX 50Sは多くのバグを修正し、フォーカススタッキング(深度合成)機能を実装するなど、多くのファームウェアアップデート行ってきました。
この行為は、富士フイルムがGFXシリーズに継続的に注力していくという姿勢をも示していると評価しています。
7位:富士フイルムX-H1
GFX 50Sのミニバージョン、X-H1は富士フイルムがこれまでに作った全てのXシリーズのカメラの中で特に私(photographylife)のお気に入りとのこと。
これは主に、このカメラが提供する機能の全体的なバランスによるもので、X-H1は、
- 素晴らしいエルゴノミクスデザイン
- 5軸ボディ内手ぶれ補正
といった魅力を備えています。
photographylifeのライターは、コロラド州、モロッコ、ウズベキスタンを旅行中に、X-H1を広範囲に使用し、私はこのカメラに恋をしたので、使い古したX-T1からX-H1にアップグレードすることにしましたとのこと。
私はボディ内手ぶれ補正が撮影旅行の間、非常に役に立つ機能であったこと、そしてX-H1は私のニーズに良くマッチしており、人間工学的にも優れたものだと評価しています。
また、X-T3よりも大きなグリップのおかげで、手に完全にマッチし、ボディ上面のOLEDディスプレイも非常に便利であるといっています。
グリップが小さく、ボディ内手ぶれ補正を必要年なのであれば、X-T3の方がおすすめですが、いずれにせよX-H1とX-T3のいずれであったとしても、富士フイルムのレンズシステムは素晴らしい出来となっていて、富士フイルムのレンズ開発者は、どこにでも持ち運べ、驚くほどシャープで軽量、そして防塵防滴に強いレンズを作る方法を知っていると評しています。
8位:富士フイルムX-T3
8位となったX-T3はXシリーズの最先端技術を採用したカメラで、2,600万画素のX-Trans CMOS 4イメージセンサーを採用した高画質なモデルです。
X-T3に搭載されているクアッドCPU搭載のX-Processor 4は、60 FPSで最大400Mbpsの10bit 4Kビデオを記録できます。
またX-T3はビデオ撮影時の広いダイナミックレンジ、驚異的に高速で正確なオートフォーカスシステム、376万ドットで倍率0.75倍の明るく大きなEVFを搭載している点も魅力です。
X-T3の動画機能は、LUMIX GH5/LUMIX GH5Sのようなドップクラスの動画撮影機能をもつカメラとも十分に競合するカメラとなっています。
静止画を目的とした場合、優れたエルゴノミクスと5軸ボディ内手ぶれ補正によって、X-H1の方がおすすめだが、もしあなたがボディ内手ぶれ補正とエルゴノミクスの違いが気にならないなら、X-T3の方がより全体として優れたツールであると言えるでしょう。
9位:キヤノンEOS R
ニコンと同様、キヤノンが2018年に発売した初のフルサイズミラーレスカメラが、EOS Rでした。
EOS Rの特徴としては、
- 被写体に素早く正確に焦点を合わせてアクティブに追跡できるデュアルピクセルCMOS AF
- 堅牢な369万ドットOLED EVF
- マルチファンクションバー
- リーズナブルな価格設定
などがあります。
photographylifeのチームは、EOS Rを楽しんで使っているが、競合他社製品と比較するとかなりスペックで見劣りする部分もあるとのこと。
例えばニコンのZ6と比較すると、EOS Rにはボディ内手ぶれ補正がなく、4Kビデオ撮影は1.8倍にトリミングされています。
しかしZ6と比較した場合、自撮り対応のバリアングルモニターや、大容量のバッファメモリー、デュアルピクセルCMOS AFなども印象的です。
また、発売時に発表されたRFマウントレンズ群も非常に魅力的で、
これらのレンズは、プロフェッショナルフォトグラファーにとっても魅力的なものとなっています。
ニュージーランドへの旅行中カメラを使用してみて、私はRF24-105mm F4 L IS USMとRF50mm F1.2 L USMが優れたレンズであることを再確認しました。
10位:パナソニックLUMIX G9
トップ10の最後にランクインしたのは、LUMIX G9でした。
- 60FPSの4K動画記録
- 優れた5軸手ぶれ補正
- 368万ドット倍率0.83倍の印象的なOLED EVF
- 自撮り対応のフリーアングルタッチスクリーンモニター
- 優れたエルゴノミクス
などを評価し、最高のマイクロフォーサーズカメラであると認定しています。
LUMIX G9は静止画と動画性能をバランスよく実現しており、加えて豊富なレンズラインナップも魅力的とのこと。
■最高のミラーレスカメラのランキングを見ての印象
ランキングを見ての印象
photographylifeの評価を見た印象ですが、「システムの将来性」といったものまで含めて考えると順位も変わってくると思います(特にEOS Rはもっと上であると思います)が、「現時点でのカメラ性能とレンズラインナップ」という点で評価するなら、概ね妥当な評価であると思います。
というわけで、今回は今買える最高のミラーレスランキングをご紹介しました。
それでは皆さん、良いお年を!
参考:photographylife
画像:Amazon
Reported by 正隆