写真集や雑誌で活躍しているポートレートフォトグラファー5人

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皆さんこんにちは。

フォトグラファーの世界は栄枯盛衰、かつての有名フォトグラファーがいつの間にか消え、気付けば新しい世代が台頭しているもの。

果たしてこの2021年現在、実際に雑誌や写真集で活躍しているポートレートのフォトグラファーはどんな人たちがいるのでしょうか?

ちなみに昨年2020年の年間写真集売上げランキング(フォトエッセイのようなものは除く)は、

  1. 田中みな実1st写真集「Sincerely yours…」
  2. 乃木坂46写真集「乃木撮 VOL.2」
  3. 与田祐希2nd写真集「無口な時間」
  4. 山下美月1st写真集「忘れられない人」
  5. 白石麻衣写真集「パスポート」乃木坂46卒業記念 限定カバー版
  6. 梅澤美波1st写真集「夢の近く」
  7. 秋元真夏2nd写真集「しあわせにしたい」
  8. 堀未央奈2nd写真集「いつかの待ち合わせ場所」
  9. 中田花奈1st写真集「好きなことだけをしていたい」
  10. 安田章大写真集「life is」

となっています。

目次

  • 活躍めざましいポートレートフォトグラファー5人
    1. Takeo Dec.:クオリティとスピードを兼ね備え大活躍
    2. 伊藤彰紀:あらゆる人物撮影をこなすポートレートの達人
    3. 菊池泰久:人物の魅力を的確に捉える素晴らしい情緒感
    4. 中村和孝:ビューティーも得意な写真集のヒットメーカー
    5. 細居幸次郎:驚愕のペースで撮影するアイドル写真集の大家
  • 他にも沢山いる素晴らしいポートレートフォトグラファーたち

そこで今回は「雑誌や写真集で見かけない日はない」という、近年特に活躍めざましいポートレートフォトグラファー5人をご紹介したいと思います。

■活躍めざましいポートレートフォトグラファー5人


※掲載順はランキングではなく五十音順です。またアルファベット→漢字の順となっています。

1.Takeo Dec.(タケオディセンバー):クオリティとスピードを兼ね備え大活躍

マンガ誌やグラビア誌で目にしない日はないというほど活躍しているTakeo Dec.さんですが、主にアイドルやグラビアアイドルの撮影で活躍されています。

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Takeo Dec.さんは最近では、

などの写真集を発表しており、いずれもよく売れています。

皆さんがコンビニや書店でふと手にした漫画や週刊誌、その中にも知らず知らずのうちにTakeo Dec.さんの写真があることも多いはず。

Takeo Dec.さんの特徴として、スピード感が求められる撮影現場でも常に及第点を大きく超える写真に仕上げてくるという点があります。

時間や予算の制約が多い雑誌の仕事では「こんなロケーションで撮るの?」「そんな短時間で撮るの?」ということが良くあります。

しかしそうしたフォトグラファーにとって厳しい撮影条件下であっても、良質な結果を出し続けるTakeo Dec.さんの技術には目を見張るものがあります。

その安定感からか写真集も沢山出しており、雑誌のグラビアに関して今最も撮影しているフォトグラファーの一人であることは間違いないでしょう。

2.伊藤彰紀(いとうあきのり):あらゆる人物撮影をこなすポートレートの達人

コマーシャルフォトグラファーとしても活躍している伊藤彰紀さんは、新垣結衣さんで有名なKOSEの雪肌精、イチローのNTT東日本、VOGUEの表紙なども飾る人気フォトグラファーですが、ポートレートフォトグラファーとしても活躍しておりファッション誌や写真集でも活躍しています。

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そして昨年2020年最も売れた写真集、田中みな実1st写真集「Sincerely yours…」を撮影されたのも伊藤彰紀さんです。

それ以外にも伊藤彰紀さんは永野芽郁 2nd写真集「No cambia」石原さとみ写真集「encourage」など、有名芸能人の写真集を撮影していることでも知られています。

伊藤彰紀さんの特徴としては、コマーシャルフォト 、ビューティー、ファッションなど、ポートレート全般を非常に高い次元でマルチにこなせる点でしょう。

一口に人物撮影といっても、コマーシャルとビューティー、ファッション、グラビアはそれぞれ撮り方かなり異なります。

コマーシャルフォトはその広告のコンセプトに合わせて撮影する必要がありますし、ビューティーならメイクや肌の色や質感をどう表現するかが重視され、ファッションであれば主役は服ですから服をどう綺麗に見せるか、グラビアはタレントやモデルの魅力を伝えることなどに重点がおかれます。

もちろん人物撮影にはその他にも多様なジャンルがあるのですが、いずれにせよフォトグラファーの多くはそのうちの1つ2つがしっかり出来ていれば、というのが一般的です。

しかし伊藤彰紀さんは少なくともコマーシャル、ビューティー、ファッション、グラビアの4ジャンルを撮影でき、しかもそのいずれもがハイクオリティという驚きのフォトグラファーというわけです。

3.菊池泰久(きくちやすひさ):人物の魅力を的確に捉える素晴らしい情緒感

菊池泰久さんは主にファッション誌や写真集で活躍しているフォトグラファーで、ファッション誌SPUR(シュプール)の表紙を何度も飾っていることなどで知られています。

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菊池泰久さんは2020年の写真集売上3位となった与田祐希2nd写真集「無口な時間」の撮影フォトグラファーでもあります。

菊池泰久さんは人物の個性をよく理解した上で撮影に臨んでいるという印象があり、被写体となるタレントやモデルさんの長所を生かして的確に撮影されています。

また写真集全体を通して見るとより魅力が増すことも菊池泰久さんの特徴です。

「ただ上手く撮れた写真を並べただけ」というようなフォトグラファーの自己満足で終わってしまっている写真集は、仮に一枚一枚のクオリティは高くてもすぐにお腹いっぱいになってしまいがちです。

そのため写真集では「全体の流れ」が重要になってくるのですが、菊池泰久さんの写真集にはまるで映画を見ているようなストーリー性と情緒感があります。

印象的な始まりがあって、その後その人物の様々な面を見せ、後半に向かって緊張感が高まり、最後は美しい余韻を残して終わります。

結果的に被写体の魅力を多面的に引き出しているという点においても、非常に優れたポートレートフォトグラファーと言えるでしょう。

4.中村和孝(なかむらかずたか):ビューティーも得意な写真集のヒットメーカー

中村和孝さんはVoCEなどのファッション誌でも活躍しているフォトグラファーで、女優さんを主体とした広告写真やアイドルの写真集などで幅広く活躍しているフォトグラファーです。

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中村和孝さんは写真集の売上げの高さでも有名で、

といった、これまでにも非常に売れた写真集を発表していることで知られています。

また中村和孝さんは女優さんのファッションやビューティー系の写真でも大変活躍しており、深田恭子、石原さとみ、北川景子、川口春奈、といった錚々たる面々を撮影しています。

中村和孝さんのインスタグラムのポートフォリオをご覧いただければ、皆さんも見たことのある写真も多いのではないでしょうか?

特にクローズアップ(顔)からウエストショット(上半身)くらいまでの近距離の撮影を得意としており、中でもビューティー系の撮影の美しさは群を抜いています。

5.細居幸次郎(ほそいこうじろう):驚愕のペースで撮影するアイドル写真集の大家

5人目にご紹介するのは細居幸次郎さんです。

細居幸次郎さんは、まあとにかく怒涛のペースで写真集を出しておられ、今年2021年だけでもデジタル版を含めると既に15冊の写真集を撮影しています。

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写真集を4ヶ月間で15冊というだけでも驚愕としか言いようがないのですが、勿論写真集以外の撮影もされているわけで、雑誌でも頻繁に名前をお見かけすることを考えると一体いつ休んでいるのか気が遠くなるペースです。

またスピードだけでなく、

など、多くの写真集のヒット作を撮られていることでも有名です。

細居幸次郎さんはご自身がアイドルファンということで、グラビアのフォトグラファーというのはまさに天職なのかも知れません。

結局フォトグラファーというのはどのジャンルであっても被写体に関心を持てないと成り立たないですし、撮影していくうちに興味も湧いてくるものです。

例えばスポーツフォトグラファーであれば、どの選手が注目されているのか?その選手はどのタイミングで出場し、どのポジションに動いて、どういうシーンを人は見たいのか?といったことをある程度予測できなければ良いシーンを撮るのは難しいでしょう。

同様にグラビアの場合も撮影前にその人物がどういうキャラクターなのかを知っておくことはとても重要です。事前に調べておくことで、

  • この人は美形だけどスタイルはそれほどではないから寄りを多めにしようとか
  • この人はスタイルが良いからフルショット(全身)で手足の長さを見せようとか
  • どういう表情が似合うのかとか
  • 顔の右側と左側で(目や眉や顎のラインは)どちらが綺麗に見えるのかとか
  • 趣味やはまっていることがあれば撮影時の声掛けの話題にしようとか
  • 特技あればそれらを撮影時の小物やポージングでいかせないか

といったプランを事前に立てることが出来ます。

写真集を買う人は多くがそのアイドルやタレントのファンですから、ファンの人たちがそのどういう写真を期待しているのか?そのタレントのどういう部分に魅力を感じているのか?を把握しないままルーチンワークで撮ってしまうと被写体の魅力を十分に引き出せず、良い写真集になりません。

逆に個性をしっかり押さえて撮影するとファンの人にも喜んでもらえますし、評価されやすくもなります。

特にアイドルのファンというのはフォトグラファーがテンプレ的な撮り方をしているのか、逆にそのアイドルの特徴を捉えて撮影しているかを良く見ているもので結構関心させられます。

その点、細居幸次郎さんは元々アイドルに関心が強いということが大きなアドバンテージとなっていて、その人物に似合う、あるいは他ではあまり見せない新しい一面となるポーズや表情を引き出すのがとても上手いフォトグラファーです。

他にも沢山いる素晴らしいポートレートフォトグラファーたち

今回ご紹介した以外にも、

  • LUCKMANさん
  • 岡本武志さん
  • 熊木優さん
  • 三瓶康友さん
  • 唐木貴央さん

などなど、雑誌や写真集で活躍しているフォトグラファーで紹介したい方が沢山いたのですが、記事にするのが大変なので今回は5人に絞らせていただきました。

皆さんも雑誌や写真集を見る際には写真だけでなく、誰が撮っているのかも気にしながら読んでいただければと思います。

同じ人物でも撮る人によって結構違うことがお分かりいただけるのではないでしょうか。

Reported by 山﨑将方