Photo Rumorsによると、ツァイスが早ければ5月にMilvus 2/135を発表するかも知れないと伝えています。
現行のクラシックシリーズであるApo sonnar T* 2/135の後継と言うべきか恐らくは併売されると考えられますが、デジタルに最適化されたMilvusシリーズのMilvus 2/135としてリニューアルされることが予想されます。
■Apo sonnar T* 2/135の評価
クラシックシリーズである現行のApo sonnar T* 2/135は非常に高性能なレンズで、DxO MARKでも非常に高い評価を受けています。
総合スコア | 解像力 | 歪曲収差 | 周辺減光 | レンズ透過 | 色収差 |
48 | 41 P-Mpxl | 0.1% | -1.5EV | 2.0 TStop | 2μm |
ちなみにこのスコアはキヤノンEFマウントレンズとしてはサードパーティ製レンズを含めても総合スコアで1位、解像力で2位(1位はEF300mm F2.8L IS II USM)、ニコンFマウント用レンズとしても総合スコアで6位という非常に高いスコアで、歪曲収差や色収差の少なさやレンズの透過率など他の要素においても屈指の評価となっています。
■Milvus 2/135に期待されること
現在Milvusシリーズは現在発売済みのレンズが6本あります。
6本のうち光学系が変更されているのはMilvus 1.4/50とMilvus 1.4/85の2本ですが、残りの4本のレンズに関しても基本的な光学系はClassicを踏襲しているものの、製造元のCOSINAによると、単なる外装の変更だけでなく、レンズ間隔やコーティングなどに微調整が加えられており、デジタル一眼レフでより良い結果が得られるように改良が加えられています。
新しいMilvus 2/135に関しては元々のApo sonnar T* 2/135が十二分に高画質なレンズであるために光学系のリニューアルが行われるかは不明ですが、いずれにせよ非常に楽しみなレンズと言えるでしょう。
参考:Photo Rumors,ZEISS,DxO MARK,COSINA,デジカメWatch
画像:ZEISS,
Reported by 正隆