LastoliteのEzybox SPEED-LITE 2 ソフトボックスは、カメラホットシューにストロボを付けた際にも使用出来るクリップオンストロボ用ディフューザーとしては非常に本格的なモデルで、構造的には大型ストロボ用のソフトボックのようになっています。
今回はこの本格的ストロボディフューザーをご紹介したいと思います。
■高いディフューズ効果を持つEzybox SPEED-LITE 2 ソフトボックス
屋外ロケなどのポートレート撮影ではバウンス発光が出来ない場合も多く、柔らかい光を当てたいといった場合、コンパクトなクリップオンストロボディフューザーでは十分なディフューズ効果が得られないといったケースがあります。
Ezybox SPEED-LITE 2 ソフトボックスはこの手のクリップオンストロボ用ディフューザーとしては大型で広い発光面を持ち、その上で大型ストロボ用ソフトボックスのようにインナーディフューザーとアウターディフューザーの二つのディフューザーで十分な拡散効果を得ています。
この手のクリップオンストロボ用ディフューザーはアウターディフューザーのみであるのに対し、Ezybox SPEED-LITE 2 ソフトボックスはインナーディフューザーによってホットスポットを軽減し、ムラのない発光面と柔らかい光を実現しています。
■Ezybox SPEED-LITE 2 ソフトボックスの取り付け
Ezybox SPEED-LITE 2 ソフトボックスは取り付け方法にも配慮されており、この手のクリップオンストロボ用ディフューザーはベルクロで留めるタイプが多いのですが、シリコン製のストラップをテンションダイアル回して締め付けることで取り付けるようになっています。
この方式ではベルクロのように単に張り付いているのと異なり、ストロボに強く固定されるため、ディフューザーが傾ぐことが少なく、また様々なサイズのストロボに素早く取り付けることを可能にしています。
■Ezybox SPEED-LITE 2 ソフトボックスの携帯性
Ezybox SPEED-LITE 2 ソフトボックスは折り畳むことが可能で、この手のクリップオンストロ用ディフューザーとしては嵩張るタイプではありますが、昨今のカメラバッグにはノートPCやタブレットを収納するスペースもあるため、そういった場所に入れておくと良いでしょう。
またEzybox SPEED-LITE 2 ソフトボックスにはキャリングバッグが付属しているため、そちらに収納しておくことでディフューズ用のファブリックが汚れるのを防ぐことが可能です。
Ezybox SPEED-LITE 2 ソフトボックスの組み立て時のサイズは23×23×22cm。収納時のサイズは6×34×30cm。重量(バッグを含む)は250g。
また希望小売価格は税別1万6,000円ということでこの手のアクセサリーとしてはかなり高価な部類に入りますが、非常に高品質なクリップオンストロ用ディフューザーとなっていますので、屋外でのポートレート撮影などが多い方は、検討してみてはいかがでしょうか。
画像:Lastolite
Reported by 正隆