これは買い!GODOXクリップオンストロボV860の12の魅力!

Photo by ひらはらあい

今まで愛用していたNikon純正のスピードライト2台が寿命を迎えつつあるため、ずっと欲しかったGODOXのクリップオンストロボV860を購入してみました!

最近話題の中華ストロボ、気になっていても実際どうなの?と思っている方は多いと思います。

個人的にはクリップオンストロボの今まで不満だった点がいっきに解消され、枕元に置いて一緒に眠りたいほど気に入っています。今回はそんなGODOX V860の12の魅力をご紹介します。



■価格が安い!


中華ストロボといえば圧倒的な価格の安さを語らないわけにはいきません。

例えば、28mm時のガイドナンバーが同じ30であるNikonのSB-910とGODOX V860を比べてみると、SB-910を1台購入する金額でGODOX V860を3台、さらに予備の専用バッテリー1個まで買えてしまいます。

■ボディの塗装がいい!


Photo by ひらはらあい

さらっとした手触りの高級感のある塗装で、「中華製ストロボは安っぽいのでは?」という不安を一掃してくれました。ロゴの大きさや配置なども違和感なく自然な印象です(ダサくない)。

D810に装着してみても全くチープさを感じさせず、むしろNikonのSB-700SB-800と比べると一回り大きめのサイズ感が、フルサイズ機にぴったりの格好良さで大満足です。

■液晶の文字が読みやすい!


液晶のフォントはなめらかで美しく、視認性が高くなっています。この読みやすさは各メーカーの純正ストロボでもなかなか無い長所だと思います。ぜひ比べてみてください。

■バックライトがカッコイイ!


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Fnボタンを押すことで、白系の美しいバックライトを点灯させることができます!お好みもあるかと思いますが、個人的には緑のバックライトより白が好きなので、かなり嬉しいです!

■首振りが快適!


Nikonの純正クリップオンには首振りのストッパーがついており、しっかりと押さえつけながらでないと首が動かせません。これは大型のディフューザーなど、重いアクセサリーを装着したときに勝手に動かないというメリットもあるのですが、ストロボの向きを頻繁に変えたい場合はうっとおしいこともあります。

特に天井バウンス時にカメラの縦位置・横位置を変える場合に、よく不便を感じていました。

このGODOX V860には首振りのストッパーがないため、少し力を入れるだけでストロボの向きを素早く調整できます。

ストッパーがないといっても適度なクリック感はあるので、意図せず動いてしまう可能性は低そうでした。よほど重いアクセサリーをつけたり、どこかにぶつけてしまわない限りは勝手に動いてしまうことはないでしょう。

■操作がわかりやすい!


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ボタンの数が少なくわかりやすい操作で、一度やってみればすぐ覚えることができました。ボタンの配置に適度な間隔が空いているため、押しやすさが違います。パッと見もごちゃごちゃした印象がなくスマートです。

クリップオンストロボは機種によって操作がぜんぜん違うので、わかりやすさは大切ですよね!

■電源ON時の立ち上がりが早い!


中華ストロボはいろいろ出ていますが、説明に「スイッチを2秒押してから、6-8秒経って立ち上がるのは正常です。」という表記がよくあり、少々不安でした。

実際にGODOX V860を使用してみるとそのように時間が掛かることはなく、だいたい3-4秒程度で立ち上がり、発光することが可能でした。純正ストロボと同じような感覚で、すぐに撮影に入ることができます。

■チャージ(リサイクルタイム)が早い!


GODOX V860のリサイクルタイムは1.5秒です。クリップオンストロボでは早い方で、一呼吸置けばもう次の一枚がフル発光で撮れることになります。

今までシャッターを切るのが早すぎ、チャージが間に合わなくて発光しなかったというミスがよく起こったのですが、GODOX V860を使い始めてからそのようなケースがぐんと減り、せっかくの良い表情のカットをストロボ不発でダメにしてしまうことがかなり防げました。

■TTL調光が頼りになる!


Photo by ひらはらあい

今までは撮影中こまめに+-補正を掛けながらTTLを使用していましたが、GODOX V860のTTLはほとんど補正の必要を感じることがありませんでした。

もし補正するとしても一段の補正はまず不要で、1/3ずつ様子を見て補正したほうが良さそうです。

基本的にはTTL任せで美しい仕上がりに満足でき、精度が高いという印象でした。撮影した写真を通しで見ても明るさのバラつきが少ないので、レタッチの手間が少なくなりそうです。

■バッテリー持ちがいい!


GODOX V860はフル発光で650回の発光が可能です。1-2時間のイベントなら撮り続けていてもバッテリー交換不要のケースが多くなりそうです。

実際に2時間のイベント撮影に使用してみましたが、TTL調光でずっと天井バウンスし続けたものの、バッテリーはゲージ一目盛り分しか減りませんでした。かなり頼もしい発光回数と言えそうです。

■バッテリー残量がわかって便利!


専用のリチウムイオン電池を使うGODOX V860ならではの特徴として、現在のバッテリー残量がわかるということがあります。GODOX V860では電源を入れるとバッテリーの絵のアイコンが常に右上に表示され、バッテリー残量がわかりやすくなっています。

一般的な純正クリップオンストロボにはない仕様ですので、感動しました。

従来のバッテリー残量がわからないストロボをブライダル撮影などで使用する際は、逃したくない重要なシーンでバッテリー切れを起こさないよう、「そろそろかな」という余裕のあるタイミングで早めにバッテリー交換を行っていました。

ところがこのGODOX V860を使用していれば、バッテリー残量を3つの段階で表示してくれるので、突然のバッテリー切れを起こす心配がなく撮影に集中でき、また無駄のないタイミングでバッテリー交換を行うことができます。

満タン状態からゲージが1個減るタイミングで、2個と表示するべきか3個と表示するべきか悩んでいるように不規則な点滅をしたりしますが、そのくらいはご愛敬でしょう。

バッテリー残量の表示は地味な機能かもしれませんがカメラマンにとっては大事なことで、クリップオンストロボに切実に求めていた部分ですので嬉しいです!

■バッテリー交換が素早くできる!


カメラメーカーの純正クリップオンは単三電池を4本使用するタイプが多いですが、GODOX V860は前述のとおり専用バッテリー1つを使用するため、急いでいても電池を取り落としたりすることなく、スムーズなバッテリー交換が可能でした。

私は別売りの予備バッテリーも購入したのですが、それに付属したケースもなかなか作りがよく、「充電・未充電」の印をスイッチで切り替えられるようになっており、気が利いています。

■良い買い物をした


今回はGODOX V860を実際に使ってみて感じた魅力を紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?意外な作りの良さに、GODOXのイメージが変わったかもしれませんね。

良いところばかりアピールしているようですが、現在のところデメリットがまだ見当たりません。これで壊れにくく長寿命だったら、本当に理想のクリップオンストロボになりそうです!

なお、現在GODOX V860というフラッシュトリガー付きのII型も発売されていますので、多灯ライティングを積極的に利用される方はそちらのほうが使いやすいかと思います。

クリップオンの購入検討中の方は、

わかり!クリップオンストロボの選び方。Cannon・Nikon・GODOXのスペック比較表付き!

という記事もありますので併せてお読み頂ければ幸いです。

Reported by ひらはらあい