皆さんは普段レタッチや写真鑑賞にどのようなモニターをお使いでしょうか?x-rite社のカラーIQテストは色覚だけでなくモニターの色再現性を確認するのにも役立ちます。
今回は楽しみながら色覚やモニターの色再現性を確認できるこのx-riteカラーIQテストをご紹介します。
■カラーIQテストのやり方
カラーIQテストの方法
カラーIQテストのやり方は簡単です。x-rite社のカラーIQテストのサイトにアクセスしたら、以下のような画像が画面に表示されます。
各列の最初と最後のカラーチップは固定されています。それ以外のカラーチップをドラッグ&ドロップして自然なグラデーションを描くようカラーチップの順番を並び替えます。
並べ替えが完了し、納得がいく状態になったら「テストを採点」をクリックしてください。
■カラーIQテストの結果の見方
テスト結果の見方
スコアは低いほど良好で最高点は0点となります。円形グラフは、色相の認識が低いカラースペクトルの範囲を表し、グラフが出っ張っている部分の色の認識が不正確ということになります。
カラーIQテストロングバージョン
ちなみにこのx-riteカラーIQテストにはより難易度の高いフルバージョンもあり、こちらは色数が多く正確なグラデーションを再現するのがより難しくなります。
やり方は同じですし時間制限もないため、「ショートバージョンは簡単すぎる!」という方はロングバージョンにもチャレンジしてみるのも楽しいですよ。
x-rite社のページにも書かれていますが、テスト結果は色覚だけでなく、モニター(ディスプレイ)性能や室内の環境光、またテスト時の体調や疲労にも影響されるためあまり深刻に捉えず、テストを楽しんで頂ければと思います。
またx-rite社では、
- ColorChecker Passport Photo
- ColorChecker Classic
-
ColorChecker Digital SG
といった、写真撮影における正確な色再現を実現するための各種ツールも販売しています。
■注意点
今回ご紹介したx-rite社のカラーIQテストはかなり昔から存在しているもので真っ当なものですが、カラーIQテストのサイトの中には色覚テストを装いながら実際には「テストの選択肢に関係なく」常に高い評価を出すものが多数あります。
そういったテストは「あなたは人類の上位◯%に属する色覚の天才です!」といったような異常に高い評価を出すことで、診断結果をFacebookやTwitterを使用してユーザーに拡散させることを目的としたスパムサイトであることも多いためお気をつけいただければと思います。
画像:x-rite
Reported by 正隆