Fuji Rumorsにフジフイルムの中判ミラーレス機、富士フイルムGFX 50Sのスペック、レンズ、発売日、価格などの噂が掲載されています。
「手の届くデジタル中判ミラーレス機」として期待の高まるGFX 50Sですが、果たしてどんなカメラになるのでしょうか。今回はフジフイルム渾身の中判ミラーレス機、GFX 50Sのスペック等の情報をご紹介します。
■FUJIFILM GFXのスペック・価格・発売日など
Fuji RumorsによるGFX 50Sの噂のまとめは以下の通り。
- (詳細情報)発表日は2017年01月19日
- 発売日は2017年02月23日
- 価格はボディ単品が6,999ドル(ボディ単品)/レンズキットは8,000ドル
- マウントはFUJIFILM Gマウント
- 防塵防滴ボディ&レンズ
- 画像処理エンジンはX-T2やX-Pro2と同じX-Processor Pro
- ローパスフィルターレスイメージセンサーを搭載している
- 117点AFポイント
- RGBカラーヒストグラムを表示可能なライブビュー
- 画素数は5140万画素、44×33mmの大きさをもつ中判イメージセンサーを搭載
- アスペクト比は4:3(デフォルト)、3:2、1:1、4:5、6:7、6:17など
- イメージセンサーはソニー製だがフジフイルムによってカスタマイズされている
- このイメージセンサーは周辺光量落ちを低減するためにオンチップマイクロレンズをカスタマイズされたもので、シリコンプロセスが最適化されている
- このイメージセンサーは35mm判のフルサイズよりも1.7倍(70%)大きくなっており、0.79倍のクロップを搭載している
- ボディ重量は約800g
- レンズマウントの端子は12ピン
- フランジバックはわずか26.7mm。ケラレを防ぐとともに、隅々まで世界最高水準のシャープネスを実現している
- ISO感度はベース感度がISO100、最高ISO感度がISO51200
- 最短バックフォーカスは16.7mm
- 最高シャッタースピードは1/4000秒
- 最高フラッシュ同調速度は1/125秒
- X-T2やX-Pro2よりもより大きなバッテリーを採用
- 電子シャッター搭載
- 動画はFHD/30fps
- デュアルSDカード(UHS-II対応)スロット
- EVF(電子ビューファインダー)は倍率0.85倍(X-T1/X-T2は0.77倍)、369万ドットとなっており、フレームレートは60fps
- EVFは着脱式で、チルト可能なアダプターを使うことができる
- EVFは上部にホットシューを備えており、着脱式のEVFを装着している場合もホットシューアクセサリーを使用することができるようになっている
- ACROS(モノクロ)を含むX-T2/X-Pro2に搭載されているすべてのフィルムシミュレーションを使用できる
- リーフシャッターレンズを使用するためのアダプターも登場する
- テザリング撮影に対応
- ジョイスティックを搭載
- カメラの電源がOFFの際でも常時確認可能な上面LCDディスプレイを搭載
- 無線LANを搭載
- 800%のダイナミックレンジ拡張設定、さらに1600%のダイナミックレンジ拡張設定が可能
- インターフェースはHDMI端子とUSB3.0を搭載し、USBはデータ転送だけでなく充電も可能
- マイク・ヘッドフォン及びリモコンが使用可能
- X-T2のようなチルト可能液晶モニターを搭載
- タッチパネル対応液晶モニター
- 視度調整が可能
- 11個のFnボタン(11の機能から割り当てられるという意味かも)
- 700msの撮影感覚
- 高速起動
GFX 50Sは従来の中判デジタルカメラの概念を覆すレスポンスを実現しているようで、X-T2のような使い勝手に中判デジタルカメラならではの高画質を融合したイメージのようです。
■GFX用レンズのラインアップと価格について
レンズに関しても情報がまとめられています。
- GF63mmF2.8 R WR(35mm判換算:50mm相当)を発売。価格は1,499ドル
- GF32-64mmF4 R LM WR(35mm判換算:25-51mm相当)を発売。価格は2,299ドル
- GF120mmF4 Macro R LM OIS WR(35mm判換算:95mm相当)を発売。価格は2,599ドル
- GF23mmF4 R LM WR(35mm判換算:18mm相当)は2017年の中頃に登場
- GF45mmF2.8 R WR(35mm判換算:35mm相当)は2017年の後半に登場
- GF110mmF2 R LM WR(35mm判換算:87mm相当)は2017年の中頃に登場
- 絞りリングの特定の位置で絞りリングの誤動作をロックすることができる
- これらのレンズは1億画素程度のイメージセンサーまで対応できるように設計されている
- GF32-64mmF4 R LM WRはインナーフォーカスレンズ
- 単焦点レンズは歪曲収差を(適切に)補正している
レンズはボディと共に3本が登場するようで、どれも高価ではあるものの中判デジタルカメラ用レンズとしては現実的な価格となっているようです。また1億画素相当まで対応しているとのことで、将来も見越したレンズとなっているようです。
参考:Fuji Rumors
画像:Fuji Rumors
Reported by 正隆