皆さんどこにお住まいでしょうか?住みたい街ランキングが毎年話題になりますが、果たしてフォトグラファーにとって住みやすい街とはどこなのでしょうか?
そこでプロカメラマンにとって仕事のしやすい街、あるいはアマチュア写真愛好家とっておすすめの街を考えてみました。
今回はフォトグラファー向けの「本当に住みたい街ランキング」と題しまして、首都圏のおすすめの街をご紹介します。
■住みたい街ランキング
まず初めに住宅・不動産の情報サイトsuumoによる「住みたい街ランキング」は以下の通りです。
1位:恵比寿 | 11位:中目黒 | 21位:大宮 |
2位:吉祥寺 | 12位:渋谷 | 21位:三鷹 |
3位:横浜 | 13位:品川 | 23位:代々木上原 |
4位:武蔵小杉 | 14位:鎌倉 | 24位:秋葉原 |
4位:自由が丘 | 15位:中野 | 25位:有楽町 |
6位:目黒 | 16位:表参道 | 26位:大井町 |
7位:池袋 | 17位:荻窪 | 27位:たまプラーザ |
8位:新宿 | 18位:北千住 | 28位:下北沢 |
9位:東京 | 19位:三軒茶屋 | 29位:立川 |
10位:二子玉川 | 20位:赤羽 | 30位:豊洲 |
1位:恵比寿
恵比寿がついに住みたい街ランキングの1位に輝いたようです。恵比寿というより「恵比寿ガーデンプレイス」のイメージによって、実際の住みやすさ以上に高く評価されているような気もしますが、確かに恵比寿ガーデンプレイスは日本にいながらにしてヨーロピアンテイストを感じられる非常に美しい街並みです。
また写真美術館もあり、何と言っても天下の山の手線沿線ということで、渋谷・新宿方面に出かけることが多い方にとって交通の便も十分です。
2位:吉祥寺
2位となった吉祥寺はここ数年住みたい街ランキングの1位に君臨していましたが、最近ではマンガ「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」に代表されるように、吉祥寺が住みやすい街であるという意見に対し疑問の声も聞かれるようになりました。
確かに吉祥寺は駅前はごちゃごちゃしていて開放感がなく、中央線は混みますし、折角の井之頭公園も水と木が豊富であるがゆえに蚊が多すぎて暖かい時期は散歩しづらいといった点など、実際に住んでみると不満点もあるようです。
とはいえマルイやユニクロ、ヨドバシカメラなど有名店に加えて商店街もあり、店の充実度はかなりの魅力といえるでしょう。
3位:横浜
3位の横浜ですが、これは横浜ではなく実際にはみなとみらいのイメージで投票されているような気はします。みなとみらいは非常に快適な街ですが、実際の横浜駅周辺はイメージほど綺麗かと言われるとやや疑問です。
しかし神奈川県内及び東京方面へのアクセスも良く、商業施設にも不足はなく、神奈川県に住むのであれば有力な候補となるでしょう。
4位:武蔵小杉
4位の武蔵小杉は近年タワーマンションが乱立していますが、昔の多摩ニュータウンのようなイメージで、都心からは離れており、「本当に住みやすいかな?」という疑問の声もちらほら聞かれます。しかし、駅前には現代的な商業施設も出来ており、急速に発展する今勢いのある街であることは間違いないでしょう。
5位:自由が丘
武蔵小杉と同票で4位となった自由が丘は、確かに駅周辺に店が多く、ショップ巡りが好きな人にはたまらないでしょう。また駅からさほど離れていない場所に非常に小綺麗な通りがあるため、寛いでいる人々も良く見られます。
街単体としては非常に魅力的ですが、都心からは意外と離れているため、通勤の不便がないのであればおすすめの街と言えるでしょう。
■本当に住みたい街ランキング(首都圏版)
フォトグラファー向けの本当に住みたい街ランキングをご紹介します。
1位:銀座
「本当に住みたい街ランキング」の栄えある1位に輝いたのは銀座でした。カメラマンにとって多くのカメラメーカーのサービスセンターが集中する銀座は、カメラやレンズのメンテナンスを出すにも便利です。
もちろんサービスセンターはショールームも兼ねているため、新機種を思う存分触ることができるのも銀座の大きな魅力です。また写真用品を購入する際も、ビックカメラ有楽町店があるため少し歩くだけでカメラ用品を購入できる点も銀座を「本当に住みたい街ランキング」の1位にした原動力となっています。
2位:日本橋
2位にランクインしたのは日本橋でした。日本橋は東京駅に近く、日本全国さまざまな撮影地に行く際にも東京駅から行けるため、プロアマ問わずさまざまな出張撮影や風景撮影などにもアクセスしやすいのが日本橋の大きな魅力です。
また日本橋は高島屋や三越といった百貨店もあり、買い物にも便利ですが、何と言っても非常に綺麗な町並みはスナップ撮影にも魅力的です。
写真用品関係の買い物に関しては、銀座ほどではないもののビックカメラ有楽町店に近く、各カメラメーカーのサービスセンターが近いのも魅力です。
3位:虎ノ門
新たな政治と経済の中心地と言われる虎ノ門が3位にランクインしました。経済の4要素と言われる、「人」「物」「金」「情報」が潤沢にある街です。
銀座へのアクセスが良いため、ビックカメラ有楽町店や各カメラメーカーのショールームへ乗り換えなしで短時間で行けます。
2020年度には新駅が作られる予定で、新たな超高層ビルなどさらなる開発計画も進んでいるとのこと。虎ノ門の勢いはこれからさらに加速していく様子です。
虎ノ門近くには愛宕神社などのパワースポットもあり、加えて都内のさまざまな出張撮影に対応できる場所であることもフォトグラファーにとって大きな魅力となるでしょう。
4位:勝どき
近年高層タワーマンションが雨後の筍のように立っている人気の湾岸エリア、勝どきが4位にランクインしました。
勝どき・月島エリアは、勝どき橋を始め多くの橋がかかっており、都心に近いため歩いて銀座に出ることも可能です。そのため各カメラメーカーのサービスセンター・ショールームへのアクセスも良く、橋を渡って行く際東京タワーやスカイツリーに代表される東京の美しい夕景・夜景を日常的に撮影することが可能です。
またタワーマンション高層階であれば、東京湾や夜景といった魅力的な被写体も毎日撮影できます。
多くの大型タワーマンションの1階部分にスーパーマーケットやコンビニエンスストアが入っているため、その気になれば住んでいるタワーマンションからほとんど出歩くことなく、食料品の買い出しや夕景夜景撮影まで済ませてしまえるという、まさにフォトグラファーにとって快適極まりないライフスタイルを実現することが可能です。
5位:みなとみらい
本当に住みたい街ランキング5位は「みなとみらい」でした。横浜ではなく「みなとみらい」です。みなとみらいは写真にもゆかりの深い街で、毎年パシフィコ横浜にてアジア最大のカメラショーであるCP+が開催されています。
CP+開催中は毎日通えますし、カメラ用品が必要な際は、近隣にヨドバシカメラ マルチメディア横浜があります。非常にフォトジェニックな街でもあり、スナップにも夜景にも非常に魅力的な街と言えるでしょう。
Reported by 正隆