リアリー・ライト・スタッフ(Really Right Stuff)のカメラプレート、三脚、雲台といえばマニア垂涎のカメラアクセサリーとして有名です。非常に高い機能性と品質で、高価でありながらプロ・ハイアマチュアに非常に人気のある製品群をラインアップしているRRS最大の弱点は日本に正規代理店がないことでした。
欲しくてもアメリカから個人輸入するのが主流であったため、高価な品にもかかわらず現物を見る機会が殆どなく、その噂だけを信じて購入する以外に手がないという期間が何年も続きました。
しかしこのたびカメラアクセサリーの販売で有名な銀一がRRSの正規代理店になるとのこと。これによって遂にRRS製品が日本で入手しやすい環境が生まれたと言えるでしょう。
今回はこのリアリー・ライト・スタッフ製品の国内正規発売のニュースをご紹介します。
■Really Right Stuffについて
Really Right Stuffの歴史
リアリー・ライト・スタッフは米カリフォルニアにあるカメラアクセサリーメーカーで、日本ではここ10年ほどで有名になりましたが、実は25年もの歴史があります。
Really Right Stuffの魅力
リアリー・ライト・スタッフといえばカメラプレートが有名で、機種毎に専用のプレートを製作することで、「まさにピッタリ」のフィット感を実現している点が大きな特徴となっています。
カメラボディにピッタリとフィットするカメラプレートをピッタリのクランプで固定することで、非常に高い固定力を発揮します。
またLブラケットを使用することで、縦位置と横位置を簡単に切り替えることができ、レバー式のクランプを採用することで、ワンタッチでの着脱を可能にしています。
雲台用のクイックシュープレートは珍しいものではありませんが、リアリー・ライト・スタッフが世界的に高く評価される要因となったのはその異常なまでの「ピッタリ」へのこだわりでした。
カメラボディに吸い付くようにフィットするカメラプレートと、そのカメラプレートをがっちりと固定するクランプ、またレバーや塗装など、様々な面で異常なまでのこだわりを感じさせるのがリアリー・ライト・スタッフ製品の魅力となっています。
「超高級超高品質」がReally Right Stuffの売り
リアリー・ライト・スタッフからは三脚も発売されており、なんとあのジッツオの同クラスの三脚と比較しても格段に高価という超高級三脚です。
例えばジッツオの3型3段三脚であるGT3532が税込102,500円(※執筆時)であるのに対し、リアリー・ライト・スタッフのほぼ同じ脚径のカーボン三脚であるTVC-23はセンターポール別売で税込158,760円(※執筆時)となっており、別売のクイックコラムTA-3-QCが税込17,280円(※執筆時)であるため、合計すると税込176,040円となり、なんとジッツオよりも約1.7倍も高価になります。
ものすごい値段ですが、実物のリアリー・ライト・スタッフの三脚の高級感は明らかにジッツオを凌駕しており、カーボンの柄も非常にセクシーです。
銀一が国内での販売およびサポートを執り行うということで、これからは購入だけでなく修理などのメンテナンスも安心できることでしょう。
カメラプレート界の王とも言えるリアリー・ライト・スタッフの正規代理店の登場は、心待ちにしていた多くのファンにとって大きな朗報となることでしょう。
参考:銀一
画像:Really Right Stuff
Reported by 正隆