DPREVIEWにニコンの新型ミラーレス機に関するニコンが公式に認めたという情報が掲載されています。
先日、牛田一雄社長が日刊工業新聞のインタビューに答えて「性能面で他社に差をつけた、ニコンらしいミラーレスカメラを出す」と言い切っています。今回それを裏付けるように、新型ミラーレス機を開発しているということをニコンの広報が肯定したとのこと。
このカメラは「究極の光学性能、画像処理技術、強度と耐久性、および動作を含む将来の顧客が期待するパフォーマンスを、提供出来るものだ」ということでかなりの自信を見せています。
そこで今回はこのニコンの新型ミラーレス機の噂をご紹介します。
■遂にニコンの「本気の」ミラーレス機が登場する?
新型ミラーレス機は究極の光学性能と将来性を実現している?
DPREVIEWの内容は以下のようなものとなっています。
- ニコンが新しいミラーレスカメラを開発していたという「ニュース」で湧いたが、これはニコンの社長のインタビューに基づいていたのでニコンに確認してみた
- ニコンの広報によると「詳細はあかせないが、ニコンは現在ニコンの強みを生かした新しいミラーレス機を開発している。そしてこのミラーレス機は、究極の光学性能・画像処理技術・強度と耐久性・および操作性に関しても顧客が期待する性能を提供することができるだろう」とのこと
ニコンらしさとはなにか?ニコンらしいミラーレスとは?
先日牛田一雄社長自らが「性能面で他社に差をつけた、ニコンらしいミラーレスカメラを出す」と答えているわけですから、当然といえば当然なのかもしれませんが、改めてニコンの広報もニコンの新型ミラーレス機が開発中であると回答したことで、ニコンがNikon 1シリーズとは異なるミラーレス機を開発中であることが裏付けられた形となっています。
牛田社長と今回のニコン広報の話から見えてくるこの新型ミラーレス機の姿ですが、
- 性能面で他社に差をつけたい
- ニコンらしい強みとコンセプトをもつ
- 究極の光学性能
- 高い画像処理技術
- 強度と耐久性を備えている
- 高い操作性を実現している
といった事のようです。
また「ニコンらしさとは何か?」ということですが、ニコンの有名なカメラ開発者である後藤哲朗氏は先日のインタビューで、「信頼性と耐久性、そして使いこなす道具としての喜びがあることが、長年培ってきたニコンのDNAである」という趣旨の発言をしています。
そうしたこれまでの牛田一雄社長、後藤哲朗氏、ニコン広報担当からの回答から考えると、ニコンの新型ミラーレス機は単なるクラシックスタイルカメラということではなく、「信頼性や光学性能といった写真撮影の道具としての魅力こそニコンらしさである」と考えている印象を受けます。
クラシックカメラではない本気のミラーレスが見たい
単なるクラシックデザインのミラーレスカメラは、長年のニコンファンですら期待していないように思います。またそのようなものを出しても長期的に売れることは難しいでしょう。
「これがニコンの次世代のメインストリームである」と感じさせる、ミラーレスシステムの登場を期待したいと思います。
Reported by 正隆