一番広告宣伝費をかけているのはどのカメラメーカー?

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東洋経済オンラインが、企業が広告宣伝にかけている費用を独自に調査し掲載しています。有価証券報告書の2017年4月期までの1年間のデータを基に、2017年度版の広告宣伝費に関するランキングを作成、広告費宣伝が多い会社約300社をランキング形式で紹介しています。

そこで今回はこのランキングの中から、カメラメーカーに限定してどの会社の広告宣伝費が多いのか?をご紹介します。

■広告宣伝費の多いカメラメーカーランキング


広告宣伝費の概要

こちらのデータは、有価証券報告書の2017年4月期までの1年間のデータを基に制作されています。

もちろん広告宣伝費と一口に言っても、多様な製品・サービスを提供しているメーカーもあり、全てがカメラの広告宣伝費に使われているというわけではありませんから、その点を踏まえて参考にしていただければと思います。

カメラメーカー広告宣伝費ランキング

ランキングの見方は以下のようになっています。

  • 順位:カメラメーカー限定での広告宣伝費の順位
  • 全体:全メーカーでの広告宣伝費の順位
  • 社名:メーカー名
  • 広告宣伝費:有価証券報告書から算出された広告宣伝費
  • 売上高:売上高
  • 広告費率:売上高のうち広告宣伝費の割合

ちなみに広告宣伝費の1位は、トヨタ自動車の4,487億円となっています。

カメラメーカー広告宣伝費ランキング
順位 全体 社名 広告宣伝費 売上高 広告費率
1位 2位 ソニー 3,638億円 76,032億円 4.7%
2位 9位 パナソニック 1,052億円 73,437億円 1.4%
3位 19位 キヤノン 587億円 34,014億円 1.7%
4位 24位 ニコン 474億円 7,492億円 6.3%
5位 34位 オリンパス 300億円 7,480億円 4.0%
6位 61位 富士フイルム 186億円 23,221億円 0.8%
7位 79位 カシオ計算機 136億円 3,212億円 4.2%
8位 126位 リコー 77億円 20,288億円 0.3%

広告宣伝費1位はソニー、次いでパナソニック、キヤノン

広告宣伝費1位はカメラメーカーの中でも最大の売上高を誇るソニーでした。その額は3,638億円と2位にトリプルスコアの大差を付けており、全企業の中でもトヨタ自動車に次ぐ2位でした。それだけ多くの製品を扱っているという事なのかも知れません。

また、ソニーと同規模の売上高を誇るパナソニックが2位、やはりこれも取り扱う製品が多岐にわたることが影響しているのでしょう。3位はキヤノンとなっています。

逆に広告費が少ないのは、リコー、カシオ、富士フイルムなどで、リコーと富士フイルムは売上高に対して広告費はかなり抑えられていることが分かります。民生用機器よりも企業間での取引がメインということなのかも知れません。

いかがでしたか?結構意外な部分もあったのではないでしょうか。

参考:東洋経済オンライン
画像:東洋経済オンライン,Canon

Reported by 正隆