ニコンファンの皆さんこんにちは。
詳細発表が近づき盛り上がっているニコンフルサイズミラーレス機ですが、皆さんがニコンのフルサイズミラーレスに期待することは何でしょうか?
そこで今回はDPREVIEWのアンケートから、大きな期待がかかるニコンとキヤノンのフルサイズミラーレスにファンが期待していることをごしょう秋したいと思います。
■ニコンとキヤノンのフルサイズミラーレスに期待すること
アンケート結果
アンケート結果は以下のようになっており、投票者の総数は3,783人となっています。
- 01位:13.0%:既存レンズとの完全な互換性と性能の発揮
- 02位:11.3%:高解像イメージセンサー
- 03位:10.7%:高速なオートフォーカスシステム
- 04位:10.2%:実像に近いファインダー
- 05位:7.9%:ボディ内手ぶれ補正
- 06位:6.3%:コンパクトなサイズ
- 07位:5.4%:手頃な価格
- 08位:4.5%:良いバッテリー寿命
- 09位:4.3%:軽量
- 10位:4.0%:使い易いオートフォーカスシステム
- 11位:3.8%:高画質動画
- 12位:3.4%:レスポンスの良い操作性とメニュー
- 13位:3.2%:防塵防滴性能
- 14位:2.5%:明るい単焦点レンズ
- 15位:1.9%:高速な連写性能
- 16位:1.6%:持ち易いグリップ
- 17位:1.5%:4:2:2 10bitのようなプロレベルの動画品質
- 18位:1.4%:16bitのRAW記録
- 19位:1.4%:操作系のカスタム設定
- 20位:1.0%:デュアルカードスロット
- 21位:0.5%:望遠ズームレンズ
- 22位:0.3%:肩液晶の搭載
フルサイズミラーレスに多い要望
このアンケートは時期的に主にニコンユーザーの回答が多くなっているのではないかという気がしますが、一応アンケートの体裁としては、キヤノン・ニコン両方に対する要望をまとめたものです。
アンケートの結果として要望は比較的一般的なミラーレス機に望まれるものと似たようなものとなっていますが、最も多い要望が「既存レンズとの完全な互換性と性能の発揮(13.0%)」となっているのが、長い歴史を持つFマウントを持つニコンらしいという気はします。
ご存知のようにFマウントは非常に多彩な構造のタイプがあるため、それら全てに完全対応することはほぼ確実とはいえ不可能でしょうが、Fマウントレンズもある程度使えることは期待できそうです。
画質・AF・ファインダーへの要望も高い
1位の「既存レンズとの完全な互換性と性能の発揮(13.0%)」を除くと、
- 02位:11.3%:高画質イメージセンサー
- 03位:10.7%:高速なオートフォーカスシステム
- 04位:10.2%:実像に近いファインダー
- 05位:7.9%:ボディ内手ぶれ補正
などが上位となっており、携帯性よりも性能を重視していることが見て取れます。
対して高速連写や某連レンズに関しては要望が低く、それほど重視していないようですが、スピーディーなオートフォーカスに関しては要望が高くなっています。
使い勝手には拘って欲しい
個人的には一眼レフでの実績から、画質面では心配する必要は無いと思っていますので、当然実装してくるだろうというものは別とした場合の期待する順位としては、
- 将来性を期待できる先進的なレンズマウント
- 5年程度でFマウントから置き換えられる本格的なレンズラインナップ
- ホールドし易いグリップ形状と使い易い物理操作部
- Dシリーズを基調としつつより洗練されたメニュー体系
- スペックではなく自然な見え味のファインダー
- スムーズで高速なオートフォーカス
- 広いオートフォーカスカバーエリア
- 実際にシャッターを切っても追随が途切れ難い瞳AF
- 操作に対するレスポンスの良さ
- 堅牢で高品質なボディ
- スピードライトなどアクセサリーの互換性と早期の充実
- ボタンイルミネーションの採用
- タッチパネルのスムーズな反応
- 肩液晶の日中の視認性の向上
- ボディ内手ぶれ補正
などで、新マウントと言っても、結局求めているのは一眼レフにミラーレスのメリットを加えただけのものなのかも知れません。
全体的な傾向として、スペックよりも、人間の感覚にマッチしたミラーレスカメラになってくれるといいなと思っており、カタログスペックは凡庸でも、実機を触った時のフィーリングが自然で過度にミラーレスを意識させないものであるといいなと思います。
レンズラインナップもFマウントとの共存するというような考え方ではなく、Fマウントを置き換えられるほどの本格的なレンズラインナップを期待したいと思います。
ミレーレスに求められているのは、使い分けでは無くいかなる妥協もしない事
アンケートの多くの回答は、一眼レフに求められていることと同じような要素であり、ミラーレスに最終的に求められているのは、「一眼レフとは異なるコンセプトと違う魅力を持ったカメラ」ということではなく、「一眼レフから何も妥協せず、ミラーレスならではのメリットを加えたカメラ」という事になるのだろうと思います。
結局「ミラーレスカメラに求めることも、一眼レフに求めること」と同じというのは、安易な気もしますが、本当にレンズ交換式カメラの主流を一眼レフへと置き換えていくのであれば、一眼レフから妥協する部分が多々あるようではダメということなのかも知れません。
いずれにせよ、久しぶりに大いに期待できるカメラの登場を楽しみに待ちたいと思います。
参考:DPREVIEW
Reported by 正隆