レンズに入ってくる有害光をカットし、フレアやゴーストといった現象を防ぐためのアクセサリーに「レンズフード」があり、このレンズフードには、形状や取り付け方式の違いによってさまざまな種類があります。
またレンズフード同様に、フレアやゴーストを防ぐ手段として「ハレ切り」があります。ただし、ハレ切りの語源である「ハレーション」はフィルムカメラ特有の現象であるため、デジカメでは発生しません。そのためここでいうハレ切りとは実質的にはレンズフレアを防ぐための解説です。
【目次】
- レンズフードを付ける理由は?
- 有害光をカットすることでフレアやゴーストを防ぐ
- ぶつけたり落下させた時の衝撃を多少緩和する
- 雨や雪や指紋が前玉に付着する可能性を下げる
- 衝撃緩和や防汚効果を期待し過ぎてはいけない
- レンズフードの形状にはどのようなものがある?
- 丸形レンズフード
- 花形レンズフード
- 角形レンズフード
- インナーレンズフード(フジツボ形レンズフード)
- 穴あきレンズフード
- レンズフードの取り付け方式にはどのようなものがある?
- ねじ込み式フード
- バヨネット式フード
- かぶせ式フード
- レンズフード選びの際の注意点
- レンズフードは口径や長さがレンズに適合している必要がある
- レンズフードは自己責任で改造する場合もある
- ハレ切りのメリット
- ハレ切りはデジタルでもフレアやゴーストを防ぐ効果がある
- ハレ切りはズームレンズの画角に合わせて位置を変えられる
- ハレ切りはレンズフードよりも広範囲の有害光をカット出来る
そこで今回は、この「レンズフード」と「ハレ切り」について解説させて頂きたいと思います。