カメラファンの皆さんこんにちは。
最近カシオがデジタルカメラ事業から撤退したことに関連して、「世界初のデジタルカメラを作ったカシオ」、あるいは、「世界初の民生用デジタルカメラを発売したカシオ」であると勘違いされているケースがしばしば見受けられます。
これも「QV-10」があまりにも有名であるからなのだろうとは思いますが、
- 世界で初めてデジタルカメラを発明したメーカー
- 世界で初めてデジタルカメラを発売したメーカー
いずれもカシオではありませんし、当然QV-10も、世界初の民生用デジタルカメラではなく、カシオに先行して民生用デジタルカメラを発売していたメーカーは数社ありました。
そこで今回は、
- 世界で初めてデジタルカメラを開発したメーカーは?
- 世界で初めてデジタルカメラを発売したメーカーは?
- QV-10がこれほど有名になった理由は?
という3点について、解説させて頂きたいと思います。
【目次】
- 世界で初めてデジタルカメラを開発したメーカーは?
- 世界初のデジタルカメラはイーストマン・コダックによって作られた
- 世界で初めて民生用デジタルカメラを発売メーカーは?
- 実際に発売された世界初の民生用デジタルカメラは富士フイルム「FUJIX DS-X」
- デジタルカメラの前身となった「電子スチルビデオカメラ」
- 民生用デジタルカメラの誕生とその系譜
- QV-10がこれほど有名になった理由は?
- なぜQV-10はエポックメイキングなカメラとして名を残したのか?
- 誤解を招いたドキュメンタリー番組「プロジェクトX」
果たして世界初の民生用カメラはどのような機種であったのでしょうか?そして、カシオのQV-10はなぜこれほど有名になったのでしょうか?今回はこのお話をさせて頂きたいと思います。