ニコン初の量産カメラといえばレンジファインダーカメラのニコン Iですが、海外でニコン Iの最初機(史上3台目)の製造モデルがオークションに出品され384,000ユーロ(日本円換算:約4,694万円)で落札されたとのこと。
今回はこのニコン I型のニュースをご紹介します。
■ニコン Iってどんなカメラ?
Nikon Iは1948年に発売されたニコン初の量産カメラで、日本ではニコンI型と呼ばれています。
市販されたシリアルナンバーは60922から始まり、今回オークションにかけられたのはシリアルナンバー60924ということで市販機3台目となります。
ライカ判は1コマの画面サイズが24×36mmで8個のパーフォレーションがありますが、ニコン I型は画面サイズが24×32mmでパーフォレーションは7個とやや変則的な画面サイズとなっており、テスト用を含めてもわずか738台のみ生産されたニコン I型は現在でも高いプレミアムが付いています。
ニコン I型最高シャッタースピードが1/500秒、ファインダー倍率0.6倍、有効基線長が60mmとなっています。本体底部にはMADE IN OCCUPIED JAPAN(占領下日本製)と書かれています。
■ニコン I型の外観
正面
レンズ
上面
操作ダイヤル類
ファインダー
背面
内部
底部
製造国表示(MADE IN OCCUPIED JAPAN:占領下日本製)
画像:auction2000
Reported by 正隆