フォトマスター検定の予想問題です。合格目指してさっそく問題です!フォトマスター検定勉強法も掲載しています。
過去の各級の予想問題のまとめ
合格目指してさっそく問題です!
難易度:準1級レベル
問:「絞り値F8・シャッタースピード1/125秒・ISO感度100・光源から被写体までの距離5m」でGN24(ISO100:m)のストロボを使用して撮影したところ、ストロボをフル発光させても露出アンダーになってしまった。
撮影意図から絞り値やISO感度、シャッタースピードといったカメラ側の設定やストロボ光源の位置などは変えたくなかったので、1灯目のストロボと同じ位置にストロボをもう1つ追加して撮影することにした。
ガイドナンバー幾つのストロボを追加すれば適正露出を得られるか、もっとも近いと思われるものを次の中から選べ。
① GN16(ISO100:m)のストロボ
② GN27(ISO100:m)のストロボ
③ GN32(ISO100:m)のストロボ
正解はこのあとすぐ!
■正解は③(GN32のストロボ)
ガイドナンバーの計算式
ガイドナンバーの基本的な計算方法は以下のとおり。
・GN=F値×距離
・F値=GN÷距離
・距離=GN÷F値
となります。今回、絞り値F8・被写体までの距離5mで撮影したいわけですから、必要なガイドナンバーは、GN=F8(絞り)×5m(距離)で、8×5=40。つまりトータルでGN40の発光量が必要となります。
既にGN24のストロボがあり、それに1灯加える場合ですが、複数灯のストロボの合成ガイドナンバーは単純にガイドナンバーを足すのではなく、計算式を使用します。
√{(ストロボA)2乗+(ストロボB)2乗} =合成ガイドナンバー
これが合成ガイドナンバーの計算式となります。
つまり、「それぞれのストロボのガイドナンバーを二乗して足した数値の平方根が合成ガイドナンバー」になります。
1灯目のGN24の二乗は24×24=576です。そして結果的になって欲しい合成ガイドナンバーであるGN40の二乗は40×40=1600ですから、1600-576=1024不足しています。
1024=32×32ですから、1024の平方根32が不足しているガイドナンバーとなります。というわけ、で③の「GN32」が正解となります。
合成ガイドナンバーの計算問題は、フォトマスター検定1級の定番問題ですから、是非マスターして試験に臨みましょう。
画像:Nikon
Reported by 正隆