SONY ALPHA RUMORSに、ソニーが登場が確実視されているα6100(α6000後継機)に加えて、更にもう2機種、合計3機種ものミラーレス機を発表する可能性があると報じています。
果たしてCP+2016に向けて、ソニーの隠し球はあるのか?それはNEX-7後継機なのか!?はたまたフルサイズ機なのか!?
■α6000後継機α6100の登場は濃厚。ではもう2機種は?
SONY ALPHA RUMORSとしては、α6100の他に2機種の新型ミラーレスが出るかも知れないとの情報は得ているようです。しかしそれがα5200なのか、α7R IIIなのか、α7000(NEX-7後継機)なのか、α99 IIなのか、はたまた全く別のシリーズなのかは不明だそうです。
合計3機種ミラーレス機の登場が本当だとすると、α6100はほぼ確実な気がします。製品のクラスやサイクルを考えるとむしろ登場しない方が不自然ですらあります。
次にα99 IIですが、これも2012年10月26日の発売から4年目ですから、今後もソニーがAマウントを続けていく気なら登場してもおかしくない気がします。
で、問題は最後の機種ですが、α7R IIIはまだ早すぎますから、可能性がありそうなのは、
・α7 III(α7発売日:2013年11月15日/α7II発売日:2015年8月7日)
・α5200(α5100発売日:2014年9月5日)
・α7000(NEX-7発売日:2012年1月27日)
・全く別のミラーレス機
このいずれかである可能性が高いと思われます。まずα7 IIIですが、α7→α7 IIの早い製品サイクル考えても、1年経たずしてフルサイズ機を後継機が出るとは考えづらい気がします。またα7 IIは現行でも性能と価格のバランスがとれており、α7R IIやα7S IIと上手くラインアップを形成できています。
次にα5100後継機のα5200ですが、これはエントリーモデルで1年半が経過しようとしていますから登場してもおかしくないように思います。
しかしやはり皆さんが期待するのはNEX-7後継機のα7000もしくは新ミラーレス機でしょう。
登場が確定的なα6100との性能面での差別化を図ると、α7000は現行併売しているα7よりも高価になる可能性が高く、下手をすればα7 IIよりも高くなる可能性があり、仮にAPS-C機であるとすればフルサイズとの価格面での逆転現象が起きてしまいます。
しかしこれは、登場時のキヤノンEOS 7D Mark IIやニコンD500もエントリークラスのフルサイズ機との価格逆転が起きた前例があり、またAPS-Cフラッグシップへの需要は未だ多く、よく売れたEOS 7D Mark II、多数の予約が入っていると報じられているD500ともにセールスという意味でも成立しうる市場です。
そのためα6100の上にエントリークラスのフルサイズ機以上の価格とセンサーサイズ以外のボディスペックをもったα7000(NEX-7後継機)が登場したとしてもそれほど不思議ではないように思います。
■α9(Eマウントフルサイズフラッグシップ機)はあるのか?
正直なところ時期尚早な気がしないではありませんが、「ユーザーの期待の先を行くソニー」としては可能性は低いものの、ゼロではないように思います。
α7R IIはソニー渾身の全部載せカメラですが、ボディ側の操作性などを考えると、プロ機としてはまだ不十分な部分もあります。α7シリーズでの最小のフルサイズミラーレスのシステムという価値を捨てずに、より多くのハイアマチュアやプロを取り込んでいくには、更に上のEマウントフルサイズ機もやがて必要になっていくことでしょう。
それは今までミラーレス機が参入の余地がなかった、ニコンD5やキヤノンEOS-1D X Mark IIといった市場まで睨んだ製品になるのではないかという気がします。
■結局ソニーが一番面白い
ユーザーの期待に応えられないメーカー、ユーザーの期待に応えるメーカー、ユーザーの想像の先までいけるメーカー、と考えた場合に、もっとも先進性をもっているのがソニーではないかなという気がします。
もっとも噂の段階ですから、全く違うカメラが出てくるかも知れませんし、そもそも出ないかも知れませんが、ソニーには今年もカメラ市場を沸かせて欲しいですね。
参考:SONY ALPHA RUMORS
画像:SONY
Reported by 正隆