CANON RUMORSによると、EOS 5D Mark III後継機の情報が続々と入っているそうですが、CR1とのことで信憑性は高くないとのことです。
その多くはほぼ予想どおりとも言える常識的なスペックですが、予想外の部分としてはEOS 5D Mark III後継機の名称はEOS 5D Mark IVではなく、EOS 5D Xになるのではないか?という部分です。
EOS 5D Mark III後継機の現在の噂をまとめてみました。
■EOS 5D Mark III後継機の情報
- EOS 5D Mark III後継機は、2016年4月16日(土)〜4月21日(木)にラスベガス開催されるNAB(National Association of Broadcasters)辺りに発表される
- EOS 5D Mark III後継機の名称はEOS 5D Mark IVではなく、EOS 5D Xとなる
- 4K動画が搭載される
- 中画素(2400〜3000万画素?)程度の画素数とEOS-1D X Mark IIと同じ新AFモジュールを採用
- EOS 5D Cといった動画向けのCINEMA EOS SYSTEMは発売されない
- 今後のキヤノン5DシリーズはCanon LogとワイドDR域を持つことになると言われている
- EOS 5D Mark III後継機は、CFast 2.0とSDカード(UHS-II対応)のデュアルカードスロットになる
- EOS 5D Mark IIIの後継機は、既にフォトグラファーにテストされている
- 現在はソフトウェア調整を行っており生産の準備は出来ている
- 上記の情報の出処は全て別々で、[CR1](信憑性の低い情報)として評価して欲しい
■ホントにEOS 5D Xになるの?
どうなのでしょう、EOS-1D XはEOS-1D Mark IVとEOS-1Ds Mark IIIの後継機の際、EOS 5D Mark IIがあり高解像を必要とするプロカメラマンの多くに使われており、高画素機にはフラッグシップ機の大きなボディは必要ないという空気がありました。
その結果1D系と1Ds系のクロスオーバーという意味合いでXと名付けられましたが、EOS-1D X及び最近発表されたEOS-1D X Mark IIも実質的はEOS-1D Mark IVの系譜と言える連写性能を優先したモデルとなっています。
実質は1Ds系を廃止し1D系をフルサイズセンサーにクラスアップするという目的でしたが、形式上は統合という形でEOS-1D Xへのシリーズ名の変更が行われたわけです。
しかし5Dシリーズは非常に人気のあるキヤノンフルサイズ機の看板モデルとも言えるシリーズで、EOS 5D Mark IVという順当な型番で問題が無いように見えます。
キヤノンにはEOS 5Ds/EOS 5Ds Rという高画素モデルがありますが、こちらはまだ始めたばかりのシリーズで市場の評価も悪くありません。
またEOS 5D Mark IIIは画素数と連写性能のバランスをとったモデルであり、如何に後継機で画素数アップが図られたとしても、5060万画素のEOS 5Ds/EOS 5Ds Rとのクロスオーバーというには無理があるでしょう。
単にEOS 5Ds/EOS 5Ds RはEOS 5D Mark IIIと外観は似ていますが、実際は金型から違う新設計となっているのですが、ぱっと見はEOS 5D Mark IIIのセンサー違いの派生モデルのようにも見えてしまいます。
5D系と5Ds系を明快に分けたいためのシリーズ名変更とも考えられなんとも言えません。
EOS 5D Mark IIIの後継機に関しては秋ごろかな?と予想していたのですが、ラスベガスで開催されるNAB SHOW(2016年4月16日〜4月21日)期間中かその後というのであれば夏前に発表されるとい可能性があるということで、意外と早くその姿を見られるのかも知れません。
いずれにせよ非常に注目度の高いフルサイズ一眼レフシリーズですから、今からそのスペックが楽しみですね。
参考:CANON RUMORS
画像:CONNECT,theguardian
Reported by 正隆