フォトマスター検定の予想問題です。合格目指してさっそく問題です!フォトマスター検定勉強法も掲載しています。
過去の各級の予想問題のまとめ
合格目指してさっそく問題です!
難易度:準1級レベル
問:1948年に発売されたカメラにニコン初の量産カメラである「ニコンI型」があるが、このカメラの撮影画面サイズは通称何と呼ばれていたか?次の中から選べ。
① ニホン判
② ライカ判
③ ボルタ判
正解はこのあとすぐ!
■正解は①(ニホン判)
ニコンが作ったニホン判
35mmフィルムの一般的な画面サイズで有名なライカ判は1画面あたり8個のパーフォレーションを使用しており、画面サイズは24×36mmとなっています。
しかしニコンI型では7個のパーフォレーションを使用し画面サイズは24×32mmとなるニホン判(別名ニコン判)で36枚撮りの135フィルムで40枚の撮影が可能でした。
ニホン判は別名ニコン判とも呼ばれ、やや横長すぎるという意見があったライカ判の画面サイズ(24×36mm)の横方向を短くし、縦横比率を調整しつつ撮影枚数を増やす目的で作られました。
ニホン判(24×32mm)はニコンI型以外ではミノルタやオリンパスなどのカメラでも採用例がありましたが、その独自の画面サイズにコダックのスライド自動裁断機が対応していなかったため、当時日本が占領下であったことから、GHQからニホン判の画面サイズを変更するようにとの指示が入ったと言われています。
結局ニホン判はその独自性から普及することはありませんでした。
ちなみに選択肢③のボルタ判は片側パーフォレーションの24×24mmの画面サイズを持つフィルムとなっています。
画像:Wikipedia
Reported by 正隆