リコーがXマウントでミラーレス機を発売するかも知れない!?

RICOH GXR

Pentax Rumorsによると、リコーがまさかの新マウントでミラーレス市場に参入するかも知れないとのことです。

過去にGXRシリーズで独自のミラーレスを発売していたリコーですが、2018年を目処に新ミラーレス機シリーズを計画しているのではないかとの予想がされています。今回はこのリコーの新型ミラーレス機の噂をご紹介します。



■Pentax Rumorsの情報まとめ


  • リコーの新ミラーレスは2018年発売を予定している。
  • プロ及びハイアマチュア向けのモデルになるだろう。
  • フジフイルムのXマウント、もしくは大型センサー対応の新Xマウントと共通になるかも知れない。
  • まだまだ噂段階。

■リコーは新機軸を打ち出せるのか?


GXRはイメージセンサーとレンズを一体にした斬新なシステムでしたが、残念ながら市場に受け入れられませんでした。

発表時点から多くのマニアは、レンズ・センサー・ボディを分離したデジタル中判のようなシステムならともかく、製品サイクルの長いレンズと、進化の速いイメージセンサーをくっつけてしまうことに懐疑的でした。

それは発売から年数が経つと、レンズを買うたびに古いイメージセンサーを強制的に使わざるを得ず、またレンズ購入にイメージセンサーのコストも上乗せされてしまうデメリットがあるからです。

結果的にGXRは短命に終わり、その後リコーはミラーレスをペンタックスQシリーズに依存していましたが、イメージセンサーの大型化によってコンパクトデジタルカメラでも1.0型センサーが珍しくなくなった現在、ミラーレス機もやはり全体的には大型センサーへとシフトしていく傾向にあります。

新たにリコーがミラーレス市場に打って出るなら、フルサイズまで想定したマウントで参入してくるのではないかと考えられますが、フジフイルムのXマウントはそのマウント内径からフルサイズセンサーを搭載するのは難しいと言われています。

かと言って新大型Xマウントというのは仮に作ったとしても、それは現行のXマウントとの直接の互換性は失われる訳ですから、あまり現実的ではないような気もします。

果たしてこの「かすかな噂」はどこまで信憑性があるのか不明ですが、ThetaやGRシリーズで個性的なカメラをヒットさせてきたリコーの新しいチャレンジに期待したいと思います。

参考:Pentax Rumors
画像:Photo answers

Reported by 正隆