運動会撮影のコツとオススメのカメラ・レンズご紹介!

D5/D500

今日は運動会撮影のコツやカメラの設定、オススメの機材をご紹介したいと思います。

動き回る子供のスポーツシーンの撮影はお父さんお母さんにとって難易度の高いもの。運動会向きのカメラ&レンズで年に一度のお子さんの晴れ舞台で最高の一枚をものにしましょう!



■運動会向きのカメラの設定とは?


運動会向けのカメラの設定ですが、オートフォーカスはコンティニュアスAFにします。

動体追尾するオートフォーカス設定にすることで走り回るお子さんをカメラのオートフォーカスが追随し、ピントを合わせ続けます。

周辺に距離の近い被写体が居ない場合はオートフォーカス全点からカメラ任せで構いません。

しかしながら混雑するような状況で測距点選択をカメラ任せにしてしまうと、違うお子さんにピントが引っ張られることがあります。

そこでピントを合わせる位置を撮影者、つまりお父さんやお母さんが選択することでお子さんにピントを合わせるわけですが、これはある程度の慣れを要します。

カメラによってはグループで程良い範囲でざっくりとピントを合わせるエリアを選択出来るものもありますから、そういった機能を使ってみるのも良いでしょう。

もしも不慣れな場合や上手く出来そうにない場合は、測距点の選択、つまりピントを合わせる位置はカメラに任せてしまいましょう。

またレリーズモードは連写モードにしておきましょう。しかし連写だからと言って適当に押しっぱなしにするのではなく、お子さんの動きを見て撮りたい瞬間の少し手前からシャッターを切り始めましょう。

シャッターボタンを押している間カメラはシャッターを切り続けますが、あまりに早いタイミングでレリーズし始めると、カメラに内蔵されているバッファメモリが一杯になってしまい、連写速度が落ちてしまう場合がありますから注意してください。

メモリーカードは書き込み速度が高速なものを使用することで、バッファメモリが一杯になった際も短い時間で本来の連写速度に戻ります。

ここまでの話がさっぱり分からないという場合は、カメラのモードダイヤルからスポーツのマークを選んでおけば、オートフォーカスが追随し、連写モードになりますので、急いでいる場合や面倒なことが嫌いという方はそういったスポーツのモードを利用してみるのも手の一つです。

■運動会撮影向けのカメラとは?


運動会を撮影する上でカメラ選びは重要な要素となります。単に写せるというだけでなく、最高の瞬間を残すには動体撮影に適したカメラ選びが必要になります。動体撮影に適したカメラとは、まずオートフォーカス性能が優れていることです。

オートフォーカスというと兎角速さばかりに目がいってしまいがちですが、オートフォーカスでは速さだけでなく測距点の数や精度も重要になってきます。

測距点が少ないということはオートフォーカスのカバーエリアが少ないということですから、ピント抜けが起こりやすくなり、構図の自由度が下がります。

動体撮影では主に中央で被写体を追うことになりますが、測距点の多さやカバーエリアの広さはピント抜けのリスクを軽減し歩留まりを上げます。

一般的に運動会のようなスポーツ撮影では一眼レフタイプのカメラがおすすめと言われますが、現在のミラーレス機はオートフォーカス速度が非常に高速化されており、機種によっては一眼レフ以上に撮影しやすいモデルもあり、お子さんの運動会にも十分に対応することが可能です。

しかしながら望遠レンズのラインアップなどを考えると、持ち運べるのであれば一眼レフ、一眼レフが普段使いに大きすぎると感じるようであればミラーレス機を選ぶと良いでしょう。

コンパクトデジタルカメラにもオートフォーカスが速いモデルもありますが、望遠に強い高倍率モデルはオートフォーカス速度に難があったり、センサーサイズの問題で十分に背景をボカせない場合がありますので、出来ればレンズ交換式カメラ(一眼レフやミラーレス)から選ぶのがオススメです。

■運動会撮影向けのレンズとは?


運動会で撮影するのは主に望遠レンズとなります。200〜400mm程度までの望遠ズームレンズがあるとお子さんを大きく撮影することが可能です。エントリークラスの一眼レフではダブルズームキットの望遠レンズがこれに当たります。

ただしこうしたカメラとセットで販売されているレンズは暗めのレンズが多く、可能であれば大口径レンズ、つまりF値の小さい明るいレンズを使用することでより速いシャッターを切ることが出来る、被写体ブレの防止や背景をより大きくボカすことが可能になるため、邪魔な背景をボカしてお子さんを際立たせるといった表現が可能になります。

またレンズによってもオートフォーカスの速度はかなり変わることがあり、一般的には高倍率のズームレンズは遅い傾向にあり、70-200mm F2.8のような高級レンズは全般的にオートフォーカス速度が速くなっています。

そのためもしも予算に余裕があるのであれば、カメラメーカー純正の70-200mm F2.8や100-400mm程度の焦点レンジをカバーするレンズを選ぶと良いでしょう。

■お手軽に運動会を撮影するならコレ


EOS Kiss X8i ダブルズームレンズキット

EOS Kiss X8i ダブルズームレンズキット

運動会撮影の定番カメラといえばキヤノンのEOS Kissシリーズが挙げられるでしょう。速いオートフォーカス、お父さんお母さんにも使いやすい操作性などを兼ね備えています。

EOS Kiss X8i ダブルズームレンズキットであれば、初心者にも扱いやすく運動会のみならず、普段のお子さんを撮影するのにもオススメの機種と言えるでしょう。

またWi-Fiやバリアングル液晶を備えており、記念撮影や撮影後すぐにスマートフォンなどに画像を転送して共有することも可能です。

D5500 ダブルズームレンズキット

D5500 ダブルズームレンズキット

ニコンのD5500 ダブルズームレンズキットはエントリークラス一眼レフとしては突出した39点オートフォーカスを備えており、動き回るお子さんでもピント抜けが少なく撮影しやすいカメラと言えます。

加えてダブルズームレンズキットは望遠レンズが55-300mmまでの広い領域をカバーしているため、より遠くからお子さんをアップで撮影出来るというのも魅力の一つでしょう。

またカーボン繊維を使用したボディは非常に小型軽量で、一眼レフがゴツいと感じている方にも無理なく持ち運ぶことが可能ですし、流行りのバリアングル液晶やWi-Fiも搭載されていますから、記念撮影や写真の共有、小さなお子さんの目線で撮影することが可能です。

加えてバッテリー持ちが良く、沢山の枚数を撮影する運動会でもバッテリーの残量を心配することなく撮影に挑めることでしょう。

α6300 レンズキット+E 55-210mm F4.5-6.3 OSS

α6300 レンズキット

ソニーのα6300 レンズキット+E 55-210mm F4.5-6.3 OSSは、ミラーレス機の中でも突出したオートフォーカス性能を誇り、画面全域に渡って425点もの測距点を持ちます。これは一眼レフではプロ機でも不可能な驚異的な測距点数とカバーエリアと言えます。

またソニー独自の4Dフォーカスは静止画・動画を選ばない高いオートフォーカスの追随性を誇り、写真撮影はもちろんのこと、動画撮影時でも走り回るお子さんをしっかりと捉えてくれるでしょう。

加えて最高秒間約11コマという高い連写性能がお子さんの決定的瞬間をしっかりと捉えてくれるでしょう。

E 55-210mm F4.5-6.3 OSSはAPS-C用望遠レンズとして非常に軽く、小型軽量なα6300と相まって持ち運びも苦にならないでしょう。ミラーレス機で気軽にお子さんの運動会を撮りたいという方には最高の一台と言えます。

■より本格的に運動会を撮影するならコレ


EOS 7D Mark II EOS 7D Mark II EF-S18-135 IS STMレンズキット+EF70-200mm F2.8L IS II USM

EOS 7D Mark II EF24-70L IS USM

より本格的に運動会を撮影するのであれば、キヤノンのEOS 7D Mark IIも非常に魅力的なカメラです。秒間10コマという非常に速い連写性能を誇り、65点オールクロスタイプセンサーというフラッグシップ機に近いオートフォーカス性能を誇ります。

プロスポーツや野鳥撮影、航空機の撮影などにも対応できる動体撮影に非常に強いカメラですから、運動会の撮影にも素晴らしい性能を発揮してくれることでしょう。

望遠レンズには大三元レンズの1本、EF70-200mm F2.8L IS II USMをオススメします。EOS 7D Mark IIとのハンドリングも悪くなく、その画質面でも素晴らしい写りを保証してくれます。運動会だけでなく、お子さんのさまざまなイベント事に活躍してくれるでしょう。

D500 16-80 VR レンズキット+AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II

D500 16-80 VR

APS-C一眼レフのフラッグシップ機であるニコンのD500は一眼レフとして最高レベルの153点オートフォーカス(うち99点クロスタイプセンサー)を搭載しています。画面の殆どのカバーするD500のオートフォーカスは、プロスポーツにも十分に対応した性能を誇ります。

加えて秒間約10コマという高速連写を実現しており、運動会でもお子さんの素晴らしい瞬間を余すことなく撮影することが可能でしょう。書き込みの速いXQDカードを使用すればJPEGで200コマまでの連続撮影が可能で、20秒近い連写が可能です。

お子さんが運動会だけでなく、運動部の部活動などの撮影でも素晴らしい性能を発揮するでしょう。

また望遠レンズのAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIは素晴らしい写りを誇るニッコールレンズ屈指のレンズです。オートフォーカスも速く、お子さんの運動会のみならず、イベントや部活動などにも活躍し素晴らしい一枚を残してくれる事でしょう。

■プロ並みの一枚を撮るならコレ


EOS-1D X Mark II+EF24-70mm F2.8L II USM+EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

EOS-1D X Mark II

秒間14コマを誇るキヤノン一眼レフのフラッグシップ機です。運動会どころかオリンピック撮影こそ本領をと言えるカメラです。EOS-1D X Mark IIは運動会には過剰なように思われるかも知れません。しかし結局は高性能なカメラほど簡単に撮れるのです。

動体撮影という難しい撮影を簡単に成功させるたいと考えた場合、EOS-1D X Mark IIはピッタリのカメラと言えるでしょう。

望遠レンズにはEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを採用。運動会で遠距離からの撮影でも十分にお子さんを大きく写す事が出来、オートフォーカスも速いレンズですから、お子さんが大きくなって運動部などで本格的な部活動などを始めた際にも活躍します。

D5+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR+AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR

D5

ニコンが誇るフラッグシプ一眼レフ、D5はオリンピック撮影でも使用される最高峰の一眼レフです。

153点(うち99点クロスタイプセンサー)という驚異的なオートフォーカス性能と、秒間最高約12コマという連写性能、さらにD5は3780コマという驚異的なバッテリー持ちを誇ります。

運動会で使用する望遠レンズには、AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VRがオススメです。広い運動場での撮影でも対応でき、ナノクリスタルコートを採用している事で強い日差しの中でもフレアやゴーストを低減します。

標準ズームレンズにはAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRがオススメです。

上級機やD5のような最高峰のモデルはプロ機です。しかしプロ機=操作が難しいということではありません。「性能の良いカメラほど簡単に撮れる」のです。簡単に綺麗にお子さんの運動会を撮影するならこれ以上の機種はないでしょう。

■運動会撮影を成功させるために


良いカメラ、良いレンズ、そして練習。ギリギリにカメラを買うのではなく、運動会本番でカメラの操作を迷わないように練習して運動会当日に臨みましょう。

画像:Amazon,Canon,Nikon,SONY

Reported by 山﨑将方